英国王室、高齢化が進む製本職人の技を継承させるため、「伝統工芸」として若手育成プログラムをスタート

【編集部記事】英The Booksellerによると、英国王室が、革カバー製などの古書の修復を手がける職人たちの高齢化に対応するため、伝統工芸として認定し、若手育成プログラムをスタートしたとのこと。

 英国王室は、他国の例にもれず、多くの古書を所蔵しており、その修復作業は内外の専門職人たちに委ねられている。しかし、職人たちの高齢化が進みその人数も急減しているため、若手育成のためのプログラムを企画。職歴や経験は問われないが、5年間の技術継承プログラムに参加し続ける意志のある若者6名を募集しているという。【hon.jp】

問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/new-book-binding-apprentice-scheme-open-applications-363141

米国の中堅書店チェーンHastings Entertainment社が正式に破産、売却相手が見つからず全126店舗が閉店決定

【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、先月から経営危機が報じられていた米国の中堅書店・ビデオ・CD販売チェーンのHastings Entertainment社(本社:米国テキサス州)が売却先探しを断念し、会社の精算と全126店舗の閉鎖が決定したとのこと。

 Hastings Entertainment社は、米国内ではコミック誌取り扱い書店の最大手として有名。米国中南部の大学キャンパス周辺を中心に従業員500名で126店舗を展開する書店チェーンで、2000年代からは書店業にビデオ・CD・ゲームなどを加えて業態シフトを模索。しかし、売上高の縮小は止まらず、先月には親会社となっていたDraw Another Circle社が、破産申請も選択肢に入れつつ、売却先を探していることを発表していた。【hon.jp】

問合せ先:米Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/bookselling/article/70982-hastings-will-close-all-stores.html

ヘビー読者の趣好が徐々に変化「電子書籍ビューワアプリでは、縦スクロール表示への対応は必須」

【編集部記事】電子書籍では、指タップでページをめくる行為が一般的だが、Webブラウザのように縦スクロールを趣好する読者が着実に増えている模様だ。

 米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread.com」が、Amazon社に向けて、電子書籍ビューワの縦スクロール対応を要求している。Apple社の電子書籍ビューワアプリ「iBooks」などではすでに実現されている機能だが、Amazon社は画面描き変えスピードに難がある電子ペーパー端末を販売している関係もあってか、アプリ版でも作品の縦スクロールを可能にするオプションを提供していない。

 携帯・スマホ小説サイトなどの例を見ても、電子書籍特有の”ページをめくる”というメタファーUIは、着実にニーズが減りつつあるのかもしれない。【hon.jp】

問合せ先:米Teleread.comの記事( https://teleread.org/2016/07/21/why-cant-kindle-apps-offer-vertical-scrolling-explain-that-one-jeff/

米Google、電子書籍ビューワアプリ「Google Play Books」でアメコミ作品の吹き出しを拡大表示可能に、AIで自動認識

【編集部記事】現地報道によると、Google社(本社:米国カリフォルニア州)が、現地時間7月21日にアップデートした電子書籍ビューワアプリ「Google Play Books」のAndroid版に、アメコミ作品の吹き出しを指タップで拡大表示させる機能を搭載していることを明らかにしたとのこと。

 まだベータ実装扱いとなっているこの「Bubble Zoom」機能は、コミック作品の吹き出し部分をタップすると、拡大表示され文字が読みやすくなるというもの。吹き出し部分を拡大させる機能は、電子コミックの世界では決して珍しいものではないが、このBubble Zoom機能の新しい点は、ディープラーニングと呼ばれるAI技法で画像上の吹き出し部分を自動認識させている点。

 まだテスト中の機能のため、Android版のみでの実装となり、さらにMarvel社やDC Comics社の一部作品でしか体験できない模様。【hon.jp】

問合せ先:米Venture Beatの記事( http://venturebeat.com/2016/07/21/google-play-books-for-android-now-uses-machine-learning-to-help-you-read-comics/

米Microsoft社、家庭用ゲーム機「Xbox One」でWindows 10ユニバーサル版アプリをまもなく配信開始か

【編集部記事】米The Vergeによると、Microsoft社(本社:米国ワシントン州)がWindows 10パソコン用に作成されたアプリを、家庭用ゲーム機「Xbox One」上でも本格的に配信開始を始める模様。

 Microsoft社は昨年から、Windows 10アプリ開発者向けに、スマートフォン・Xbox One・Raspberry Pi2等でもアプリ動作を可能にする開発者向け拡張SDKをベータ公開してきた。今までは実際にXbox One上で配信開始されたサードパーティ製アプリは確認されていなかったが、次期OSアップデートのプレビュー版上ではいくつか表示され始めているのが確認されているとのこと。

 早ければ、8月2日に予定されているOSアップデートから、複数のサードパーティ製Windows 10アプリが、Xbox One上でも公開される可能性があるという。【hon.jp】

問合せ先: The Vergeの記事( http://www.theverge.com/2016/7/21/12246816/xbox-one-apps-windows-10

英国の人気TV脚本家、次作のプロモーション策として無料電子書籍を企画、愛犬エピソードをファンたちから公募

【編集部記事】英The Booksellerによると、コメディ系の人気TV脚本家であるMiranda Hart氏が、10月に発売予定となっている愛犬との共同生活を書いたエッセイ書「Peggy & Me」のプロモーション企画として、ファンたちの愛犬エピソードを紹介した無料電子書籍「And Me」を公開する予定とのこと。

 この無料電子書籍「And Me」は、自書の発売前にネット上で公開するPR用の作品で、ファンたちから愛犬エピソードを公募し、紹介する予定。【hon.jp】

問合せ先: 英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/hodder-launch-andme-e-book-competition-promote-miranda-harts-new-book-363081

三才ブックス、直営の電子書籍ストアでアイプレスジャパンの連想検索ソリューションを活用

【編集部記事】アイプレスジャパン株式会社(本社:千葉県流山市)は7月21日、自社プラットフォーム上で運営されている株式会社三才ブックス(本社:東京都千代田区)の直営・電子書籍ストア「三才ブックス<電子出版>ストア」をリニューアルし、昨年発表した連想検索ソリューション「ワードサーフィン」を採用したと発表した。

 「ワードサーフィン」は、株式会社エスペラタントシステム(本社:同)の「Seraser」検索エンジンをベースにしたソリューション。あいまい検索を補助するインテリジェンス検索機能や類似するワード間を視覚的に遷移できるUIを提供する。【hon.jp】

問合せ先: 「ワードサーフィン」デモ動画( http://i-press.jpn.com/movie/20160721_sansai_ws/

英語圏の電子書籍作家の人気ツール「Scrivener」「Canva」にiPhoneアプリ版が登場

【編集部記事】英語圏の個人作家たちの間の定番執筆ソフト「Scrivener」と、表紙デザインアプリ「Canva」が、それぞれ同時期にiPhone版を公開したとのこと。

 前者Scrivenerは、Literature & Latte社(本社:英国コーンウォール州)が販売する人気Mac/Windows向け小説・脚本執筆ソフトで、iPad/iPhoneアプリ版を初めて提供開始。パソコン版のようなEPUB電子書籍ファイル出力はまだできないが、執筆関連の基本機能は抑えている。

 一方のCanvaは、Canva社(本社:オーストラリア・シドニー市)がもともと学生アルバム制作用に開発したもので、電子書籍の表紙デザインでもよく使われているWeb/iPad向けデザインSNSアプリ。今回初めてiPhoneに対応した。【hon.jp】

問合せ先:米Macworld.comのiOS版Scrivenerレビュー記事( http://www.macworld.com/article/3096925/software-productivity/scrivener-for-ios-review-a-sophisticated-writing-and-research-app-for-on-the-go.html

米大統領選候補のドナルド・トランプ氏、本を読まないことで有名

【編集部記事】米The Washington Post紙によると、米大統領選の共和党候補であるドナルド・トランプ氏が、本をほとんど読まないことで有名な人物であることを紹介している。

 記事によると、米国のリチャート・ニクソン元大統領(故人)やジョージ・H・W・ブッシュ元大統領や現・オバマ大統領は読書派。対照的に、ドワイト・アイゼンハワー大統領(故人)、ロナルド・レーガン大統領(同)やジョージ・W・ブッシュ大統領は非読書派として有名だったとのこと。トランプ氏は後者グループの中でも「何百ページも読んでいる時間などない」と徹底しているとのこと。たとえば、自身を批判している書籍4作品も一切読まず、そのうちの作者1名を名誉毀損で訴えているという。

 ただ、トランプ氏自身は過去に共同執筆名義で自叙伝をいくつか出版しており、自著の中では「孫氏の兵法」など戦争史関連の作品を読書推薦することが多いとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Washington Post紙の記事( https://www.washingtonpost.com/politics/donald-trump-doesnt-read-much-being-president-probably-wouldnt-change-that/2016/07/17/d2ddf2bc-4932-11e6-90a8-fb84201e0645_story.html

サイパン島の公営図書館、館外にスタッフを配置し、建物工事期間中に電子書籍サービスの利用を促す

【編集部記事】サイパン島のニュースサイト「Saipan Tribune」によると、地元公営図書館であるJoeten-Kiyu図書館が、建物工事により同館が一時閉鎖することに伴い、電子書籍サービスの利用を住民に促しているとのこと。

 記事によると、同図書館は現地時間7月23日〜8月1日まで工事のため一時閉鎖となる予定。これを機会に、同館ではスタッフを館外に配置し、知らずに訪れた利用者に電子書籍サービスの使い方を説明する計画となっている。【hon.jp】

問合せ先:Saipan Tribuneの記事( http://www.saipantribune.com/index.php/naputi-try-ebooks-jkpl-repair/

加Rakuten Kobo社の英国法人「電子書籍売上の15%は個人作家によるもの」

【編集部記事】英The Booksellerによると、加Rakuten Kobo社(本社:カナダ・オンタリオ州)の英国法人が、英国での電子書籍売上の15%は個人作家によって生み出されていることを明らかにしたとのこと。

 記事によると、先行するKindleと同様、Koboでも個人作家の台頭が進んでおり、たとえば推理小説部門では、「ドラゴン・タトゥーの女」シリーズなどの超有名タイトルを抑え、「One Cold Night」(著:Katia Lief)が過去5年間のトップセラー作品であることを明らかにした。【hon.jp】

問合せ先:Android Policeの記事( http://www.thebookseller.com/news/kobo-crime-insights-361241

米Google、オンライン映画と電子書籍ビューワアプリ「Google Play Books」との連携を検討中か

【編集部記事】米国のAndroid系ニュースサイト「Android Police」によると、Google社(本社:米国カリフォルニア州)が電子書籍ビューワアプリ「Google Play Books」のAndroid版をアップデートし、Version 3.9にしたとのこと。

 同サイトでは、この新バージョンの内部コードの変更箇所を調べたところ、オンラインビデオから電子書籍をレコメンドするための新コードらしきものを発見。今後、YouTube上のオンライン映画→原作電子書籍などといった感じで、ビデオ閲覧者向けに作品レコメンドの導線を提供する可能性があるとしている。【hon.jp】

問合せ先:Android Policeの記事( http://www.androidpolice.com/2016/07/18/play-books-v3-9-adds-smarter-search-suggestions-badges-for-series-with-new-content-and-more-apk-download-teardown/

米Microsoft、サポセン担当者向け無料電子書籍「Windows 10 IT Pro Essentials Support Secrets」を公開

【編集部記事】米Microsoft社は現地時間7月14日、同社の無料電子書籍シリーズに「Windows 10 IT Pro Essentials Support Secrets」(著:Ed Bott)を追加、PDF版で公開した。

 今回無料公開されたのは、法人内のWindows 10ユーザーサポート担当者向けのもので、エンドユーザーが初ログイン時に取るべき行動から、セキュリティ関連機能について教えておかないといけない部分、彼らにまず使われそうな標準搭載アプリなどについてカリキュラム化している。

 EPUB/MOBI版も後日公開される予定とのこと。【hon.jp】

問合せ先:MSDN公式ブログでの告知( https://blogs.msdn.microsoft.com/microsoft_press/2016/07/14/free-ebook-windows-10-it-pro-essentials-support-secrets/

文藝春秋、東京都知事候補・小池百合子氏の著書「女子の本懐」を緊急電子化

【編集部記事】株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区)は本日7月20日、2007年に東京都知事候補・小池百合子氏が執筆した著書「女子の本懐」を電子書籍として緊急発売した。

 同著は2007年に小池氏が55日間務めた防衛大臣の裏側について執筆されたもので、老練な「大物官僚」との闘い、政治の世界へ飛び込むまでの経験、トップとしての覚悟、巨大組織のマネジメント論など、みずからの言葉で語っている一冊。

 価格は750円(税込)で、主要電子書籍ストアで販売開始されたとのこと。【hon.jp】

問合せ先:文藝春秋の「女子の本懐」作品紹介ページ( http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166606023

中国の2015年の電子書籍市場規模は順調に成長、約776億円に

【編集部記事】新華社通信によると、中国の電子メディア動向を調査している中国新聞出版研究院(本部:中国北京市)が毎年恒例の市場レポート「2015—2016中国数字出版産業年度報告」を公開したとのこと。

 同レポートは、ゲーム・電子新聞・電子書籍などを含む電子出版業界動向を追跡しているもので、それによると2015年度は全体として+30%の成長を記録し、そのうち電子書籍の売上規模は49億人民元(約776億円)だったとのこと。【hon.jp】

問合せ先:新華社の記事( http://news.xinhuanet.com/book/2016-07/20/c_129161840.htm

米書店チェーンもスマホゲーム「Pokemon Go」人気に便乗、「獲得したポケモンをレジで見せると20%引き」

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、任天堂が今月北米などを中心に公開し、社会現象にもなっているスマホゲームアプリ「Pokemon Go」だが、さっそくその人気に便乗して来客を増やそうとしている書店が多数で始めているという。

 Pokemon Goでは、GPS上でポケモンを獲得できる場所を「Pokestop」と呼び、そこに大量のユーザーが集まることが知られている。しかし、たいていの書店はPokestopではないので、経営危機が伝えられているコミック販売最大手のHastingsチェーンなどでは「獲得したポケモンをレジで見せると20%引き」など、”勝手”キャンペーンを展開し、少しでも人気にあやかろうと奮闘しているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:米Teleread.comの記事( https://teleread.org/2016/07/15/bookstores-are-picking-up-business-from-pokmon-go/

加Harlequin社「我が社の契約作家の50%近くは個人出版もしている」

【編集部記事】Frankfurt Book Fair事務局の英語圏向け出版ニュースサイト「Publishing Perspectives」によると、HarperCollins傘下の女性向けロマンス小説大手Harlequin Enterprises社(本社:カナダ・オンタリオ州)が、自社契約作家の50%近くが電子書籍などの個人出版も行なっていることを明らかにした。

 これは女性向けロマンス小説出版カンファレンスで同社のMalle Vallik編集長によって明らかにされたもので、3年前までは同社作家陣の75%は自社専業だったとのこと。それが今年2月にまったく同じ調査を行なったところ、自社専業組は50%に下がり、電子書籍の個人作品などを別途執筆・販売しているハイブリッド作家が大幅に増えたとのこと。

 Vallik氏自身はこの動きを好感的に受け止めており「新しい読者層を開拓し、その彼女たちに向け作品を送り届けたいという、作家本来の活動である」と分析している。【hon.jp】

問合せ先:Publishing Perspectivesの記事( http://publishingperspectives.com/2016/07/nielsen-romance-writers-of-america/

来年1月17日〜19日にニューヨークで開催、Digital Book World 2017カンファレンス

【編集部記事】電子書籍のカンファレンスとしては世界最大規模となる「Digital Book World 2017」が、来年2017年1月17〜19日に、ニューヨークのヒルトンホテルで開催される。

 カンファレンスには1500人近い業界人、著者や図書館員、事業者やデジタル知識人などーが一堂に会す。参加者は、電子書籍の出版全般に関わるノウハウや技術を習得することができる。今年のカンファレンスは3月に開催され、米国の個人作家向け電子書籍市場調査サイト「Author Earnings」のデータ分析担当者として有名な“Data Guy”氏が初めて公の場に登場した。

 次で第8回目となる「Digital Book World 2017」では、制作担当者向けの講演/セミナーを増やす予定とのこと。【hon.jp】

問合せ先:Digital Book Worldカンファレンス公式サイト( http://digitalbookworldconference.com/

ボイジャー、電子書籍ストア「BinB store」で故・栗本薫氏の未刊行作品を電子書籍で販売開始

【編集部記事】株式会社ボイジャー(本社:東京都渋谷区)は7月15日、「グイン・サーガ」などの著作で有名な故・栗本薫氏の未刊行作品を電子書籍で販売開始する。

 第1弾は、栗本薫氏がデビュー時代のペンネーム「京堂司名義」で執筆したショートショート12編「京堂司掌編全集」で、250円(税別)。【hon.jp】

問合せ先:ボイジャーのプレスリリース( http://www.voyager.co.jp/hodo/160715_press_release.html

小学館、電子コミック版「デストロ246」1〜6巻を今夜0:00AMから48時間限定で無料公開

【編集部記事】株式会社小学館(本社:東京都千代田区)は明日16日0:00AMから48時間限定で、電子コミック版「デストロ246」(高橋慶太郎)の1〜6巻を自社の新・無料Web漫画サイト「サンデーうぇぶり」で閲覧可能にする。

 この企画は、同サイトのオープンと、「デストロ246」7巻目の電子版発売を記念したもの。「サンデーうぇぶり」サイトは、「少年サンデー」「ゲッサン」「サンデーGX」が3誌合同で運営する完全無料/毎日更新のWeb漫画サイト。【hon.jp】

問合せ先:「サンデーうぇぶり」の企画ページ( https://www.sunday-webry.com/events/destro246/