フランスの出版社団体SNE「国民の21%が一度は電子書籍の読書を体験済み」

【編集部記事】フランスの出版社団体Syndicat National de l’Edition(本部:フランス・パリ市、以後:SNE)は現地時間3月22日、自国では第7回目となる電子書籍市場の調査レポート「7e BAROMÈTRE SUR LES USAGES DU LIVRE NUMÉRIQUE」をPDF形式で無料公開した。

 本レポートは同国のメディア調査大手OpinionWayに委託したもので、電話アンケート方式で15歳以上の成人2,006名と電子書籍ユーザー506名の2サンプルに分けてヒアリング調査したもの。同レポートによると、15歳以上の成人の21%が一度は電子書籍の読書を体験済み。また、電子書籍ユーザーに絞ると、閲覧電子書籍フォーマットはPDFが43%ともっとも多いものの、EPUBフォーマットが28%と前回調査よりも+10%増えたことが明らかになったとのこと。【hon.jp】

問合せ先:SNEのレポートPDF( http://www.sne.fr/wp-content/uploads/2017/03/barometre-usage-livre-numerique-2017-SNE-SOFIA-SGDL.pdf

ドイツの書店チェーン最大手Thalia、紙書籍←→電子書籍双方向誘導アプリ「Papego」と提携

【編集部記事】ドイツの出版業界ニュースサイト「buchreport.de」によると、ドイツ語圏の書店チェーン最大手「Thalia」が、紙書籍←→電子書籍双方向誘導アプリ「Papego」の開発元であるBriends社(本社:ドイツ・ハンブルグ市)と提携したとのこと。

 Papegoは、紙書籍の本文ページを撮影するだけで、当該ページ番号を認識し、紙書籍←→電子書籍版間の双方向誘導を実現するiOS/Androidアプリ。Thalia側では今回の提携により、自社店頭で販売する書籍出版社との権利仲介などを行ないつつ、同時にPR・集客用途に活用していく構想とのこと。【hon.jp】

問合せ先:buchreport.deの記事( https://www.buchreport.de/2017/03/23/papego-und-thalia-kooperieren/

Hachette英国法人、新人作家取り込みのためブログ情報サイト・作品投稿サイト「The Future Bookshelf」をオープン

【編集部記事】英The Booksellerによると、Hachette英国法人が既存の大手出版社が対応し切れていない個人作家やマイノリティ系作家を取り込むため、ブログ情報サイト・作品投稿サイト「The Future Bookshelf」をオープンしたとのこと。

 欧米の書籍市場では、LGBTや有色人種系作家たちの作品を大手出版社が拾い切れず、個人作家として独自にAmazon等の電子書籍界で大きなニッチマーケットを形成しつつある。今回のサイトはその動きに対応するためのもので、まずはプロ作家たちがビギナー作家向けに作品化までのプロセスをブログ・メルマガニュース記事として配信。並行して、作品投稿コンテストなども開催する予定。【hon.jp】

問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/hachette-launches-future-bookshelf-underrepresented-writers-513501

オーストラリア、書籍アクセシビリティ向上のために著作権改正の動き、マラケシュ条約に対応するため

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると先週末、視覚障碍者向けなどのアクセシビティ対応書籍が少ないことを是正するための著作権法改正案が、オーストラリア議会に提出されたとのこと。

 この改正案は、EU・中国・インドなど複数国で署名し、2016年から発効したWIPOのマラケシュ条約(Marrakesh VIP Treaty)に対応するためのもので、改正が実現した場合には現在のような認定団体だけでなく、一般個人でも自由に書籍のアクセシビティ対応化作業が行なえるようになる。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2017/03/24/guest-post-australias-copyright-reform-bring-millions-books-reads-blind/

中国のビジネススクール長江商学院、同国の電子書籍市場の最新事情についてレポート

【編集部記事】中国の長江商学院(本部:中国北京市)が先週、同国の電子書籍市場の最新事情についてのレポートをブログ記事で掲載している。

 記事によると、中国内における電子書籍+ネット小説の読者数は3.08億人で、インターネット接続人口の43.1%。とくに中心となっているのが10〜39歳の若年層で、中国のインターネットサービス最大手Tencent Holdings社(本社:中国深圳市、騰訊控股有限公司)が、子会社の電子書籍子会社China Reading(本社:同、閲文集団)を今秋にも香港でIPOさせる予定。

 また、海外書籍の中国語翻訳を行なっている人力翻訳コミュニティサイト大手「訳言」も紹介しており、日本作品を含む海外の著作権フリー作品が高ペースで中国語に翻訳され、ネットで配信されているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:長江商学院の記事( http://knowledge.ckgsb.edu.cn/2017/03/20/digital-economy/ebook-publishing-in-china/

フランスの出版市場、2016年は電子書籍販売部数が+13%の成長、ロマンス小説がけん引役

【編集部記事】フランスの電子書籍ニュースサイト「ID BOOX」によると、市場調査会社Gfk Entertainment社(本社:ドイツ・バーデン=バーデン市)の現地法人が、明日からスタートする「Paris Book Fair」を前に、2016年度のフランス国内の出版市場概況を発表したとのこと。

 記事によると、2016年度のフランス国内の書籍出版市場全体は-1%の縮小だったものの、電子書籍については販売部数で+13%、売上高で+12%の成長ペースを維持。従来どおり書籍市場全体における電子書籍の占有率については3.5%と極小だが、SF・スリラー小説だと10〜15%、一部ロマンス小説ジャンルについては50%強と、重要な書籍フォーマットとなっているという。【hon.jp】

問合せ先:ID BOOXの記事( http://www.idboox.com/etudes/france-marche-du-livre-imprime-et-numerique-en-2016/

中国のECサイト大手「京東商城」、電子書籍端末の新モデル「JDRead Venus」のクラウドファンディング成功

【編集部記事】現地報道によると、中国のECサイト大手「京東商城(通称JD.com)」グループが現地時間3月15日、自社ブランドの電子書籍端末の新モデル「JDRead Venus」のクラウドファンディングを実施し、1日強で目標金額を達成し製品化を決定したとのこと。

 JD.comグループは昨年、金融サービスサイト「京東金融」部門のクラウドファンディングサイトを介して「JDRead」という6型電子ペーパーの電子書籍端末を企画し、同グループとして初めての電子書籍端末を発売。今回の「JDRead Venus」はその2モデル目となるもので、画面サイズ自体は変わらないもののマグネシウム合金製の筐体デザインを採用し、昨年のモデルよりも若干薄くしている。クラウドファンディング向け特別予約価格は999人民元(約1.6万円)から。

 ハードウェアの製造自体は、電子書籍ハードウェア中堅メーカーの博閲科技(本社:中国・広東省)が担当する。【hon.jp】

問合せ先:JDRead Venusのクラウドファンディングページ( https://z.jd.com/project/details/75997.html

米Amazon、自社サービスを使うビギナー作家向けブログ情報サイト「Amazon Author Insights」をTumblr上で公開

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、Amazon社(本社:米国ワシントン州)が英語圏のビギナー作家向けに、ブログ情報サイト「Amazon Author Insights」を公開したとのこと。

 同サイトは、KDPなどAmazon系サービスの使い方を既存作家たちが紹介するビギナー向け情報プログで、Tumblr上で設置。まだベータ公開となっているが、ネット上でのPR方法や価格設定のコツなど、複数の記事が読めるようになっている。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2017/03/21/amazon-author-insights-tips-indie-authors/

小学館、高橋留美子氏の残り5作品を電子コミック化、全タイトルの電子化が完了

【編集部記事】株式会社小学館(本社:東京都千代田区)は3月22日、株式会社エイト・ソーシャルウェア(本社:東京都渋谷区)と共同運営する電子書籍ストア「小学館eコミックストア」において、高橋留美子氏の5作品を電子コミック化し、全タイトルの電子化が完了したことを発表した。

 高橋留美子氏は「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」などの複数作品が有名ですでに電子化されている。今回、3月17日発売の「境界のRINNE」第35巻をもってコミックス全世界累計発行部数2億冊を突破したことを記念し、同氏コミックで未電子化となっていた「犬夜叉」「1ポンドの福音」「人魚シリーズ」「1orW」「高橋留美子傑作短編集」を電子コミックスで配信開始した。

 あわせて4月5日まで、記念キャンペーンを開始したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:「小学館eコミックストア」の高橋留美子作品一覧( http://csbs.shogakukan.co.jp/search?word=高橋留美子

米国の国土安全保障省、中東・アフリカからの航空機客に対し、スマートフォン以外の電子機器の持ち込みを制限か

【編集部記事】英BBCによると、米国の国土安全保障省(本部:米国ワシントンD.C.)がトランプ政権の意向を受け、中東・アフリカからの航空機客に対し、スマートフォン以外の電子機器の持ち込みを制限させる方針を発表する模様。

 対象となるのは指定8ヶ国の10空港から米国に向かう航空機で、スマートフォン以外(ノートPCや電子書籍端末など)の機内持ち込みを禁じる施策となる可能性が高いとのこと。【hon.jp】

問合せ先:BBCの記事( http://www.bbc.com/news/world-us-canada-39333424

EUの出版社団体FEPが年次レポート、加盟24ヶ国のうち電子書籍市場シェアがもっとも高いのは英国ではなくデンマーク

【編集部記事】フランスの電子書籍ニュースサイト「ID BOOX」によると、EU圏の出版社業界団体Federation of European Publishers(本部:ベルギー・ブリュッセル市)が、年次レポート「The Book sector in Europe 2017」をPDF形式で公開したとのこと。

 本レポートは同団体に加盟する各24ヶ国の出版社団体からのアンケートを元に集計されたもので、電子書籍市場シェアがもっとも高い国はデンマークで18%、その次が英国で17%に到達しているとのこと(注:ただし国によっては数値内に電子教材なども含まれているため、正確な比較はできない)。【hon.jp】

問合せ先:ID BOOXの記事( http://www.idboox.com/etudes/chiffres-cles-marche-du-livre-papier-et-ebook-en-europe/

きんざい、自社電子書籍ストアのバックエンドをアイプレスジャパン「コンテン堂モール」に移行、1ヶ月半で実現

【編集部記事】アイプレスジャパン株式会社(本社:千葉県流山市)は3月21日、電子書籍販売サイト「コンテン堂モール」内において、一般社団法人金融財政事情研究会(本部:東京都新宿区)および同関連会社の株式会社きんざい(本社:同)の電子書籍ストア「きんざいeSTOREアーカイブ」をオープンした。

 金融財政事情研究会はもともと2012年から自社サイトで「きんざいeSTORE」という電子書籍ストアを運営してきたが、今回そのバックエンドをアイプレスジャパン社のものに移行し、「きんざいeSTOREアーカイブ」としてリニューアル。プレスリリース上で「自社ストアで電子書籍をご購入いただいたお客さまへのサービスを継続しながら、トータルの運営コストを大幅に削減することに成功しています。サイト構築も初回打ち合わせから1ヶ月半程度の短期間で移行作業とサイト開設を実現することができました。」と今回のバックエンド引っ越しの工程を説明している。【hon.jp】

問合せ先:電子書籍ストア「きんざいeSTOREアーカイブ」( https://contendo.jp/store/kinzai

SF作家・ブロガーCory Doctorow氏、商業作家向けの直営電子書籍ストアを4月オープン予定、「fair trade e-book store」を提唱

【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、今月英国で開催された出版業界カンファレンス「London Book Fair」会場で、SF作家Cory Doctorow氏が作家本人が電子書籍を販売するプラットフォームを4月にオープンする予定とのこと。

 Creative CommonsライセンスやDRMフリーなど、電子出版界におけるさまざまな試み・啓蒙活動で有名なDoctorow氏だが、4月にオープン予定にしているのは「Shut Up and Take My Money(コードネーム)」という商業作家専用の電子書籍ストアで、開発に3年を要したとのこと。この新プラットフォームでは、商業作家自身が作品の販売を担うことで、サードパーティ電子書籍ストア各社の取り分をカットしつつ、出版社・エージェントたちの取り分を後払い方式にすることを目的としている。

 Doctrow氏自身は、このコンセプトを「fair trade e-book store」と読んでおり、商業作家たちの募集を開始しているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/content-and-e-books/article/73044-london-book-fair-2017-cory-doctorow-unveils-his-latest-publishing-experiment-fair-trade-e-books.html

米Amazon、米国iOS版「Amazon」アプリに音声コマンド機能「Alexa」を追加、電子書籍読み上げも指示可能

【編集部記事】米Amazon社(本社:米国ワシントン州)は現地時間3月14日、iOS版の自社公式ECアプリ「Amazon App」の米国版をアップデートし、音声コマンド機能「Alexa」を追加した。

 Alexaは、Amazon社独自の音声コマンド機能で、屋内音声端末「Amazon Echo」や「Fire」タブレットなど、自社ハードウェア向けに提供されているもの(日本国内では未提供)。今回、iOS版アプリにもその機能を追加したことで、「Play my Kindle book.」などと購入済み電子書籍の読み上げなども肉声指示できるようになったとのこと。

 なお、日本版「Amazon」アプリでは、肉声による商品検索だけは、今年2月から対応している。【honjp】

問合せ先:米国Amazon社の新機能紹介ページ( https://www.amazon.com/gp/b/ref=as_li_ss_tl?node=16383509011

米テキサス州の“紙書籍フリー”な電子図書館「BiblioTech」、8月オープン予定の3館目の概要を明らかに

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、2013年に米国テキサス州Bexar郡でオープンした“紙書籍フリー”な電子図書館「BiblioTech」が今年8月にオープン予定にしている3館目について、プレス向けに概要を明らかにしたとのこと。

 BiblioTechは、地元のNelson Wolff判事など自治体関係者が中心に構想を暖めてきた実験プロジェクトで、パソコンをずらりと並べ、紙書籍を一切置かないという次世代図書館モデル施設。いろいろと試行錯誤の結果、Apple社の小売店鋪「Apple Store」に近い施設になっている。

 すでにBexar郡では2館がオープンしているが、この3館目は約390平米と最大規模になるもので、50台のPCを設置。来館者はそれらを使って電子書籍や電子雑誌が自由に閲覧できるばかりでなく、ネット作業や仕事なども行なえる。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2017/03/15/bibliotechs-newest-bookless-library-will-also-largest/

日本電子出版協会、「でっかいことはいいことだ!はみ出し者の人生論」セミナーを4月14日に東京都・飯田橋で開催

【編集部記事】一般社団法人日本電子出版協会(本部:東京都千代田区、以後:JEPA)は4月14日午後、東京・飯田橋で「でっかいことはいいことだ!はみ出し者の人生論」セミナーを開催する。

 本セミナーでは、電子書籍ストア「eBookJapan」を運営する株式会社イーブックイニシアティブジャパン(本社:東京都千代田区、現在はヤフージャパン子会社)の創業者である鈴木雄介会長によるもので、2000年当時からの国内の電子書籍業界の歴史について語る予定。

 定員200名で、一般の参加費は無料。概要は下記サイト参照のこと。【hon.jp】

問合せ先:「でっかいことはいいことだ!はみ出し者の人生論」セミナーの概要( http://kokucheese.com/event/index/456932/

ACCESS、新年度に合わせてEPUB教科書・教材用ビューア「Lentrance Reader」にiPad版を追加

【編集部記事】株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区)は3月16日、同社のハイブリット型教科書・教材用ビューア「Lentrance Reader」にiPad対応版を提供開始することを発表した。

 「Lentrance」は2015年に旧「PUBLUS」から名称変更された電子書籍・電子教科書総合ソリューションで、EPUB電子書籍ビューア教科書・教材用ビューア「Lentrance Reader」はWindows版のみが提供されてきた。

 新しく追加されたiPad版では、Windows版と同じUI・同じ操作方法を実現し、機器の違いによる操作方法の差を気にすることなく学習を進めることができるようにデザインされているとのこと。 【hon.jp】

問合せ先:ACCESS社のプレスリリース( https://jp.access-company.com/news_event/archives/2017/0316/

ロシア鉄道、乗客向け無料電子書籍をQRコードで提供、駅の待合室で

【編集部記事】ロシアの海外向けニュースブログ「Russian Beyond the Headlines」によると、ロシア鉄道(本社:ロシア・モスクワ市)が、乗客向けの電子書籍配信サービスを開始したとのこと。

 このサービスはもともと紙書籍の本棚で行なわれていたものだが、乗客たちのスマートフォン利用率が急速に高まったことを受け、電子書籍での提供を開始。まずはモスクワ市内にある3駅の待合室に本棚を模したQRコードポスターを設置し、無料の電子書籍150冊が読めるようになっているとのこと。【hon.jp】

問合せ先:Russian Beyond the Headlinesの記事( http://fr.rbth.com/en_bref/2017/03/11/des-bibliotheques-electroniques-dans-les-gares-de-moscou_717651

読み聞かせ中の肉声に反応し、BGMサウンドを再生する電子書籍アプリ「Novel Effect」

【編集部記事】米Publishers Weeklyが、読み聞かせ中の肉声に反応し、BGMサウンドを再生する電子書籍アプリ「Novel Effect」を紹介している。

 本アプリは米国のアプリベンチャーNovel Effect社(本社:米国ワシントン州)が昨年10月からiPhone向けに公開したもので、幼児・児童向けの読み聞かせニーズをターゲットにおいたもの。BGMサウンドを再生する電子書籍アプリは過去にも複数存在してきたが、読み手の肉声に反応するタイプのものはこのNovel Effectが初めてとなる。【hon.jp】

問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/childrens/childrens-industry-news/article/73006-hachette-unveils-chlldren-s-app-pairing-text-and-music.html

ブラジル最高裁が「電子書籍の付加価値税は紙書籍と同じようにゼロであるべき」と判断、数ヶ月以内も法改正される公算

【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、ブラジルの最高裁が今週、電子書籍の付加価値税は紙書籍と同じようにゼロであるべきとの判断を下したとのこと。

 ブラジルは従来、海外から輸入される電子機器に重い関税をかけており、AmazonやKoboなどの電子書籍端末もその影響で高価格となっている。2013年頃から出版業界からの要請を受け、電子書籍を2004年から非課税となっている紙書籍と同一視するかという新しい問題が議会内で浮上し、海外製の電子書籍端末の輸入関税についても並行して議論されてきた。今回の最高裁の判断では後者についても引き下げるべきとの言及があった模様。

 これを受け、数ヶ月以内にも議会側が法改正に踏み切り、電子書籍コンテンツ・ハードウェアの両面で、同国内における購入価格がいっきに下がる公算が高くなったとのこと。【hon.jp】

問合せ先:「The Digital Reader」の記事( http://the-digital-reader.com/2017/03/14/brazil-cuts-import-duties-ereaders-drops-taxes-ebooks/