角川武蔵野ミュージアム マンガ・ラノベ図書館(photo by TAKANO Ryou)
コラム

続・ライトノベル市場とはなにか? 規模はどうなっているのか?

 前回の記事では、2022年の電子書籍ライトノベル市場を65.1億円と試算しました。他方、出版社へのヒアリングをもとに「多めに見積もっても20億円台」と推測する声もあります。実際のところ、紙と電子のライトノベル市場はいまどうなっているのか? さらに調査・試算・考察してみました。少々長い記事なので、結論だけ見たい方は末尾の「紙と電子のラノベ市場を足すと?」をご覧ください。

HON-CF2023セッション4:流通「マンガに続け! 文芸・ラノベ市場」アイキャッチ
カンファレンス

万木壮氏×遠藤雄介氏×山本泰史氏×鷹野凌「マンガに続け! 文芸・ラノベ市場」HON-CF2023流通セッション:2023年9月2日(土)17時から(オンライン)

 HON.jp設立10周年記念カンファレンス「HON-CF2023」の流通セッションは、2023年9月2日(土)17時からオンライン配信。「マンガに続け! 文芸・ラノベ市場」と題し、万木壮氏(株式会社KADOKAWA ライトノベル/新文芸局長)、遠藤雄介氏(株式会社BookLive 編成部 部長)、山本泰史氏(株式会社ブックウォーカー 電子書籍取次事業部)にご登壇いただきます。司会はHON.jpの […]

デジタル出版論 第3章
Readers限定

韓国型縦スクロールマンガと日本型ページめくりマンガは異なる表現メディア ―― デジタル出版論 第3章 第5節

マンガにも「デジタル巻物」の潮流  第2章第1節で、ページ数がカウントできないリフロー形式のデジタル出版物は「デジタル巻物」のようなものだと説明しました。同じように、最近はマンガでもページ概念のない表現手法が広がりつつあります。韓国生まれの縦スクロールマンガです。