日刊出版ニュースまとめ 2023.02.02

日刊出版ニュースまとめ

《この記事は約 13 分で読めます》

 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

村上春樹の新作長編が4月刊行 電子書籍も配信:新潮社が発表〈ITmedia ビジネスオンライン(2023年2月1日)〉

新潮社は2月1日、村上春樹さんの新作長編を4月13日に刊行すると発表した。

【レビュー】Kindle Scribe、Kobo Elipsa、BOOX Tab Ultraの「手書きノート機能」を比較する〈PC Watch(2023年2月1日)〉

 2022年11月に登場したKindleの大画面モデル「Kindle Scribe」には、電子書籍を読む機能に加えて、電子ノート機能が搭載されている。スタイラスペンを用いての手書きを可能にするこの機能は、日常の手軽なメモやスケッチはもちろんのこと、授業や会議でノートを取るなど、幅広い用途に活用できる。

新「ATOK for Windows」、本日より提供開始〈PC Watch(2023年2月1日)〉

 株式会社ジャストシステムは、日本語入力システム「ATOK for Windows」の新バージョン「Tech Ver.33」を公開した。

第9回:抹消してしまった故人のSNSやブログ、URLを再利用されないようにしたい!【天国へのプロトコル】〈INTERNET Watch(2023年2月1日)〉

雑協、雑広協がデジタル広告効果測定調査「M-VALUE DIGITAL」を実施 雑誌広告調査から本誌+デジタル広告調査への転換目指す〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2023年2月1日)〉

日本雑誌協会と日本雑誌広告協会は1月31日、ビデオリサーチの協力のもと、デジタル広告効果測定調査「M-VALUE DIGITAL」を実施したと発表した。

ひとつの言葉に徹底的にこだわる。奥深き”校正・校閲”の世界に触れられる本3選〈P+D MAGAZINE(2023年2月1日)〉

校正者が綴ったエッセイや、校正・校閲をテーマにした本のなかには、仕事上のこだわりや書物への深い愛情が垣間見られる、ユニークなものが多数存在します。今回は、そんな知的好奇心を満たしてくれる、選りすぐりの"校正・校閲本"をご紹介します。

講談社が“イッキ読みできる教養新書”を創刊した理由──現代新書・編集長と副部長に聞く、多忙で不透明な時代の「教養」のかたち〈XD:クロスディー(2023年2月1日)〉

KADOKAWA報告書、真因に迫る第三者委員会の意地〈日本経済新聞(2023年2月1日)〉※有料会員限定

東京五輪・パラリンピックを巡り、元会長らが起訴された出版大手のKADOKAWAが設置した第三者委員会(委員長・中村直人弁護士)は1月23日、調査報告書を公表した。刑事裁判の争点である贈賄容疑について踏み込んだ調査をしたほか、取締役会が不正防止の機能を果たさなかったことも指摘。自浄に向けた一歩となるかが問われる。裁判の争点に踏み込む第三者委「ガバナンス検証委員会」の報告書でまず注目できるのは、

漫画雑誌も苦境の時代? 漫画編集者に聞くそれでも出版社が雑誌を重視する理由〈Real Sound|リアルサウンド ブック(2023年2月1日)〉

年々発行部数が激減する雑誌 漫画業界が盛り上がっている。近年立て続けに『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『チェンソーマン』『SPY×FAMILY』などのヒット作が連発し、爆発的に単行本が売れているのだ。コロナの巣ごもり需要などもあって電子書籍が浸透したため、漫画が読まれる機会は増え、海外にもファンを…

本を見つけやすくして、より多くの読者を獲得〈KDPコミュニティ(2023年2月1日)〉

共同通信社とが連携 ポッドキャスト番組『今日どう?共同通信NEWS』をaudiobook.jpで配信スタート〈株式会社オトバンクのプレスリリース(2023年2月1日)〉

株式会社オトバンクのプレスリリース(2023年2月1日 13時00分)共同通信社とaudiobook.jpが連携 ポッドキャスト番組『今日どう?共同通信NEWS』をaudiobook.jpで配信スタート

「月刊Popteen」 が3月号からWEBマガジンにリニューアル!!〈株式会社フォーサイドのプレスリリース(2023年2月1日)〉

株式会社フォーサイドのプレスリリース(2023年2月1日 12時00分) が3月号からWEBマガジンにリニューアル!!

個人クリエイターの煩雑な事務作業をサポート BookLiveの創作系個人誌専門「ブリック出版」より、電子書籍配信取次システム「BLIC(ブリック)」を公式リリース〈株式会社BookLive(2023年2月1日)〉

2023年2月1日株式会社BookLive個人クリエイターの煩雑な事務作業をサポートBookLiveの創作系個人誌専門「ブリック出版」より、電子書籍配信取次システム「BLIC(ブリック)」を公式リリー..

コンビニ棚から成人雑誌が消えた2018年、追い詰められた編集部の苦労と葛藤が映画に〈マイナビニュース(2023年1月31日)〉

2018年から2019年にかけて出版不況や、東京五輪開催決定によってコンビニから成人雑誌が撤退した。現在公開中の映画『グッドバイ・バッドマガジンズ』は、そんな知られざる性的メディアの裏側で従事する者の苦悩や問題点を多数の関係者から取材し、脚・・・

小中学生向け電子図書館スタート 「本に親しんで」 栃木・足利〈毎日新聞(2023年1月31日)〉

 栃木県足利市の小中学生がタブレット端末などで本を借りて読める電子図書館の運用が30日、始まった。借りられる電子書籍は3000冊で、リアルな図書館同様に貸出期限があり、読みたい本が貸し出し中のケースもあるが、同市教育委員会は「本に親しむきっかけになれば」と期待する。

目指すは「90年代の“週刊少年漫画”」 漫画アプリ「サイコミ」ブラウザ版がリニューアル、編集長に聞くその狙い〈ねとらぼ(2023年1月31日)〉

GIGAスクール端末は公費で更新できるのか〈教育とICT Online(2023年1月31日)〉

全国ICT教育首長協議会は2023年1月25日、東京・渋谷で「全国ICT教育首長シンポジウム」を開催した。同協議会は、教育ICTの整備と制度改革の推進に資することを目的とし、130の地方自治体が加盟している。シンポジウムでは愛知県春日井市、埼玉県戸田市、北海道網走市、茨城県水戸市、秋田県など9自治体の市長や教育長らが登壇し、ICT活用教育の取り組み状況を報告した。

紙の雑誌が厳しい中で光文社とマガジンハウスが進めるウェブ絡みのブランディング(篠田博之)〈個人 – Yahoo!ニュース(2023年1月31日)〉

出版界も紙媒体は苦戦しており、いろいろな形でデジタル化を進めつつある。コミックにおいてはデジタルの伸長が著しく、紙の雑誌の落ち込み分を補填したうえに全体として成長を続けているという現状だ。

文章作成アプリ「idraft」は“脳味噌との相性が良い” ラッパー兼小説家が使ってみた結果…!〈KAI-YOU.net(2023年1月31日)〉※記事広告

ラッパーであり小説家でもあるハハノシキュウさんは、ラップのリリックも小説の文章も全てをスマートフォンで書く。それならぜひ試してほしいと、無料で使える辞書検索サービス「goo辞書」が開発したテキストエディタアプリ「idraft by goo(アイドラフトバイグー/以...

世界

新たなAI音声生成ツール、公開直後から著名人の声でヘイトスピーチや不適切発言させるディープフェイクボイスが横行〈テクノエッジ TechnoEdge(2023年2月1日)〉

音声AI技術を開発するスタートアップElevenLabsが、1分以上のサンプル音声があれば、そのサンプルの人物の声で自由に喋らせられるAI音声生成プラットフォームをベータ版として無料公開しました。

OpenAI、テキストが人間によるものかどうか判定するツールを無料公開〈ITmedia NEWS(2023年2月1日)〉

ChatGPTを手掛けるOpenAIは、テキストがAI生成かどうかを判定するツールを無料公開した。1000文字以上の英文であれば、比較的高い精度で判定できるとしている。特に教育関係者からのフィードバックを求めている。

【AI Text Classifier】ChatGPTを提供するOpenAIが独自のAIコンテンツ検出ツールをリリース〈海外SEO情報ブログ(2023年2月1日)〉

「アクセス」と「アクセシビリティ」は別物:研究論文を真にオープンにするためのフレームワーク(記事紹介)〈カレントアウェアネス・ポータル(2023年2月1日)〉

2023年1月19日付で、プレプリントサーバーarXivが、ブログ記事“Access is not the same as accessibility: A framework for making research papers trul

OverDrive社による2022年の電子書籍貸出のデータとハイライト(記事紹介)〈カレントアウェアネス・ポータル(2023年2月1日)〉

2023年1月6日、米・OverDrive社が、2022年の電子書籍貸出のデータとハイライトを紹介するブログ記事を掲載しました。2022年は公共図書館、学校図書館などで電子書籍貸出件数が大幅に増加し、電子書籍、オーディオブック、雑誌、コミッ

アクシオスのサブスクリプション、創刊1年で200万ドルの売上を獲得:「高額 サブスク を払う読者はコンテンツへの関心が高い」〈DIGIDAY[日本版](2023年2月1日)〉

米ニュースパブリッシャーのアクシオス(Axios)はサブスクリプションサービス「アクシオス・プロ(Axios Pro)」を昨年1月に立ち上げ、現在は3000人を超える有料会員を獲得し、約2億6000万円の売上がある。ただ、景気の減速とインフレが、同社のサブスクリプション事業にリスクをもたらしている。

AIが生成した文章、判別の研究進む AI研究団体などデモを公開〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2023年1月31日)〉

「ChatGPT」は、対話型でプログラミングができるなどの可能性を秘める一方、偽情報の流布や論文執筆などへの悪用なども懸念されている。

「韓国ウェブ小説原作・日本制作ウェブトゥーン・中国でアニメ化」の新方式に勝算はあるのか?(飯田 一史)〈マネー現代 | 講談社(2023年1月31日)〉

中国の動画配信サービス大手bilibili(哔哩哔哩)は、ライブ配信やアニメの製作・制作やゲーム事業、そしてマンガ/ウェブトゥーンも手がけ、今では日本法人も4事業部100人体制で展開している。目下、新規事業として取り組んでいるのが、日本や韓国で作った新作ウェブトゥーンを中国で二次展開(とくにアニメ開発)する、というものだ。この新規事業の室長が金 春成(きんしゅんせい)氏だ。、2010年から日本コンテンツの中華...

海外市場向けマンガプラットフォーム「Comikey」のポルトガル語専用サイトをリリース!ブラジルにて韓国の人気Webtoonを配信開始!〈株式会社Link-Uのプレスリリース(2023年1月31日)〉

株式会社Link-Uのプレスリリース(2023年1月31日 13時00分)海外市場向けマンガプラットフォームのポルトガル語専用サイトをリリース!ブラジルにて韓国の人気Webtoonを配信開始!

イベント

BSJキックオフイベント「まちづくり×本屋シンポジウム」〈ブックストア・ソリューション・ジャパン(日本教育会館)/2月3日〉

ブックストア・ソリューション・ジャパン(BSJ)ではキックオフ・イベントとして、「まちづくり✕本屋」をテーマにシンポジウ

文化審議会著作権分科会(第66回)〈文化庁(オンライン)/2月7日〉

第22期第3回文化審議会著作権分科会として、文化審議会著作権分科会(第66回)を下記のとおり開催いたしますので、お知らせします。

オンラインモール利用事業者向けオンラインセミナー「透明化法の運用状況と出店者が気をつけたい法律知識(商標権)について」〈経済産業省(オンライン)/2月10日〉

デジタルプラットフォームを利用する事業者の相談に応じ、解決に向けた支援を行うための相談窓口です。

ジャパンサーチAPIハッカソン「ミュージアム、図書館、地域で使えるサービスを作ろう!」〈ジャパンサーチ(オンライン)/2月11日・19日〉

SPARC Japan セミナー2022「電子ジャーナルの転換契約とAPC問題で変わるオープンアクセスの現状と課題」〈SPARC Japan(オンライン)/2月17日〉

SPARC Japanは,我が国の学協会等が発行する英文学術論文誌の電子ジャーナルを支援することを通じ,学術コミュニケーションの変革を目指します。

友利昴×沢辺均「その著作権、エセじゃないですか?」〈版元ドットコム(オンライン)/2月18日〉

海外マンガ交流部会 第15回公開研究会「『ビランジ』と日本のマンガ研究」「ベルギーBDとはなにか」「イスラエルのマンガ事情」〈日本マンガ学会(オンライン)/2月18日〉

本の校閲オンライン講座「デジタル時代に生きる校正のこころ」講師:大西寿男〈毎日文化センター(オンライン)/2月21日〉

毎日文化センターオンライン講座 NHK【プロフェッショナル~仕事の流儀】出演!校正者 大西寿男さんが語る「校正のこころ」

報告:阪本博志(帝京大学)「大宅壮一が遺したもの」〈日本出版学会 雑誌研究部会(オンライン)/2月24日〉

「大宅壮一が遺したもの」  報 告:阪本博志(帝京大学)   日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定) 場 所:オンライン開催(Zoom) 参加費:無料 定 員:100名 申込先:https://forms.g

国立国会図書館デジタルコレクションのリニューアル〈日本電子出版協会(オンライン)/2月28日〉

報告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)「雑誌出版とジェンダー:『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」〈日本出版学会 関西部会(オンライン)/3月4日〉

「雑誌出版とジェンダー  :『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」  報 告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)   日 時:2023年3月4日(土)14時30分~16時00分(開場:14時15分) 場 所:オンライン開催(

本屋サミット2023 in 大阪府立中之島図書館〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

近年、活字離れが叫ばれて久しい中、それでも私たちは毎日の生活の中で「本」を手放せないでいます。電子書籍やネット通販は便利で魅力的ではありますが、やはり実店舗で手に取って本を選びたい。そんな方も多いのではないでしょうか。私たちと「本」をつないでくれている本屋さん。その現状と未来について考えるため、モデレーターに梅田 蔦屋書店の北田博充氏をお迎えし、本屋の“リアル”をトークセッション形式で掘り下げてい...

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

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HONꓸjpの新刊が出ました。

出版ニュースまとめ&コラム2016

出版ニュースまとめ&コラム2016[増補改訂版]デジタル化の荒波を乗り越える道しるべに。編集長・鷹野凌が毎週配信しているニュースまとめ&コラムの2016年分を1冊にまとめました。2023年1月20日、紙版と電子版を同時発売。直営ショップで購入いつもの書店で購入【紙版】 BCCKS / Amazon [書店様向け] BookSeller【電子版】 BCCKSFeatures特徴 年始の予想と検証雑誌のウェブ化が進む新書や文庫がデジタルファー...

出版ニュースまとめ&コラム2017

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