日刊出版ニュースまとめ 2023.02.09

日刊出版ニュースまとめ

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

「不健全図書」の名称変更求め漫画家が声上げる 「はじめの一歩」森川ジョージさんらが都に陳情 「人間の好みで不健全指定されたら、たまらない」〈zakzak:夕刊フジ公式サイト(2023年2月8日)〉

 過激な性描写が含まれた作品などを指定し、青少年への販売を禁じている東京都の「不健全図書制度」。その「不健全」という名称の変更を求める動きが、漫画家を中心に広…

【約8割で薬機法違反の恐れ】REGAL CORE、薬機法などに抵触する記事LPを調査〈日本ネット経済新聞(2023年2月8日)〉

薬機法チェック事業を手がけるREGAL COREはこのほど、薬機法・景表法などの法律に抵触する記事LP(ランディングページ)がどのくらい出稿できているかに関する調査の結果を公開した。薬機法改正の施行から1年半、対象商材約8割において薬機法違

「デイリーポータルZ」がサイト改善で入会数54.6%増! ウェブ解析士マスターと語る裏話 | 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2022 秋〈Web担当者Forum(2023年2月8日)〉

人気メディア「デイリーポータルZ」は有料会員をどう増やした? デイリーポータルZの林雄司氏と石川大樹氏、エスファクトリーの井水大輔氏が連載内容を振り返りつつ、アクセス解析・サイト改善の裏話を語った。

個人作家向けの電子書籍配信取次システム「BLIC」、BookLiveが提供開始〈INTERNET Watch(2023年2月8日)〉

 株式会社BookLiveは2月1日、個人作家・クリエイター向けの電子書籍配信取次システム「BLIC(ブリック)」の正式サービスを開始した。原稿のファイルを渡すだけで電子化の作業から電子書籍の配信登録や管理までできる。

【山口真弘の電子書籍タッチアンドトライ】専用GPUを搭載、Google Playストアも使える13.3型E Ink端末「BOOX Tab X」〈PC Watch(2023年2月8日)〉

 「BOOX Tab X」は、13.3型の大型E Ink電子ペーパーを搭載したAndroidタブレットだ。Google Playストアにも対応しており、電子書籍に限らず、好みのAndroidアプリを自由にインストールして利用できるほか、BSR(BOOX Super Refresh)なる独自技術により、高速な描画を実現しているのが大きな特徴だ。

note、チャットAIを活用した創作支援ツールの近日公開にあたり先行ユーザーの募集を開始〈CreatorZine(2023年2月8日)〉

noteは、最新のチャットAIを活用した創作支援ツール「note AIアシスタント(β)」を近日公開するにあたり、先行ユーザーの募集を開始する。AIは...

チャットAIで記事作成を支援〈note株式会社のプレスリリース(2023年2月8日)〉

note株式会社のプレスリリース(2023年2月8日 12時30分)チャットAIで記事作成を支援

本の世界に浸れる選書専門店で、思考をアップデート/双子のライオン堂(赤坂)〈AdverTimes.(2023年2月8日)〉

2015年に白山から赤坂へと移転した選書専門店 双子のライオン堂。オンライン古書店からはじまった書店のこだわりについて、店長の竹田信弥氏に話を聞いた。アイデアの宝庫である書店で働く視点から、その店ならではの特徴やこだわりを紹介する本連載。日々新しい何かとの出会いを求めて書店に通う人、自分好みの書店に出会いたい人、とにかく本が好きな人に向けて、新たな書店の楽しみ方を提案する。

電子図書館(電子書籍サービス)実施図書館(2023年01月01日)公表の件〈電流協(2023年2月8日)〉

自治体の公共図書館における「電子書籍貸出サービス」を実施している図書館となります。(電子出版制作・流通協議会 電子図書館・コンテンツ教育利用部会まとめ)

編集者・伊藤里和はなぜ「変わった本」をつくるのか?〈Forbes JAPAN 公式サイト(2023年2月7日)〉

権利者不明のドラマや個人創作、二次利用迅速化へ答申〈日本経済新聞(2023年2月7日)〉

権利者が分からない著作物の二次利用の手続きを迅速にするため、文化審議会著作権分科会は7日、新たな権利処理の制度導入を永岡桂子文部科学相に答申した。利用者からの相談や申請を受ける窓口組織を設け、一定額を支払えば速やかに二次利用できるようになる。文化庁は通常国会への著作権法改正案の提出を予定している。永岡文科相は答申を受け「急速なデジタル化で創作の環境が変化する中、著作権制度のあるべき姿の方向性が

リスキリングの手段、「書籍」を超えて最も多いのは? 正社員エンジニア300人へ調査:レバテック調べ〈ITmedia ビジネスオンライン(2023年2月7日)〉

レバテックは正社員のITエンジニアを対象に「リスキリング」に関する意識調査を実施した。約5人に1人がリスキリングを「自主的に取り組んでいる」と回答。リスキリングの実施手段で最も多いのは?

海賊版サイトで漫画「ただ読み」、昨年の被害は5069億円…巨大サイト閉鎖で半減〈読売新聞オンライン(2023年2月7日)〉

【読売新聞】 出版社や通信事業者などで作る海賊版対策団体「ABJ」は7日、2022年の1年間に漫画などの出版物が海賊版サイトによって「ただ読み」された金額が、紙の本に換算して約5069億円分に上ったことを明らかにした。 過去最悪を記

【株式会社主婦の友インフォス】 アニメーション・WEBTOON事業譲受について〈株式会社主婦の友インフォスのプレスリリース(2023年2月7日)〉

株式会社主婦の友インフォスのプレスリリース(2023年2月7日 18時58分) 株式会社主婦の友インフォス アニメーション・WEBTOON事業譲受について

世界

サブスク型「ディープフェイクス」の世論工作が月額4,000円、親中国ネットワークの狙いとは?〈新聞紙学的(2023年2月8日)〉

「ChatGPT」製のテキストを見分ける特徴が明らかに–皮肉を言わず、人より礼儀正しい〈CNET Japan(2023年2月8日)〉

対話型AI「ChatGPT」は高度な文章生成機能も備えるが、この機能を不正に利用する学生が増加しており、大きな問題となっている。しかし、新しい調査によると、ChatGPTによって生成されたテキストには、人間が書いた文章と区別するのに役立つ重要な特徴があるという。

「令和5年度コンテンツ海外展開促進事業(知的財産権侵害対策強化事業)」に係る公募(入札可能性調査)の実施について〈METI/経済産業省(2023年2月8日)〉

東京工業大学とTaylor & Francis、電子ジャーナル転換契約を締結〈Taylor&Francis Japan合同会社のプレスリリース(2023年2月8日)〉

Taylor&Francis Japan合同会社のプレスリリース(2023年2月8日 14時00分)東京工業大学とTaylor & Francis、電子ジャーナル転換契約を締結

文章・画像生成AIは著作権侵害か 訴訟に発展も〈WSJ(2023年2月7日)〉

 チャットGPTに代表される、文章や画像を生成するAIシステムは著作権侵害に当たるとして集団訴訟の認定を裁判所に求める動きが出ている。

Microsoft launches the new Bing, with ChatGPT built in〈TechCrunch(2023年2月7日)〉

Microsoft today launched a new version of its Bing search engine with built-in support for OpenAI's ChatGPT.

AI の時代を迎えるにあたって: 責任ある AI で未来の発展へ〈Microsoft News Center Japan(2023年2月7日)〉

昨年の初夏、マイクロソフトのシニアリーダーと責任ある AI の専門家による小規模グループが、現在世界で ChatGPT として知られているものと類似した OpenAI のテクノロジを使い始めました。

AI の次の重要な一歩〈Google Japan Blog(2023年2月7日)〉

AI は、Google が現在取り組んでいる中で最も本質的なテクノロジーです。AI は、医師による病気の早期発見の支援や、自国語での情報へのアクセスなど、人々、ビジネス、コミュニティの潜在能力を引き出します。そして、数十億人の生活を大きく改善できる新しい機会を提供します。6 年前...

アマゾン、大減速で“守りの経営”に戦略転換? それでも「死んでない」と言えるワケ 連載:米国の動向から読み解くビジネス羅針盤〈ビジネス+IT(2023年2月7日)〉

アマゾンが2月2日に第1四半期の営業利益がほぼゼロになる可能性を示し、大きな話題を呼んでいる。業績の減速など厳しい状況が続く中、同社は攻めから守りの経営にシフトしている。もはやディスラプター(破壊者)であることにこだわらず、これまでのような新事業へのチャレンジ精神がある企業文化は見られない。むしろ、安定した収益の見込める既存分野での「メンテナンス」経営を行う傾向が顕著になっている。では具体的にどの...

Our Digital History Is at Risk〈Internet Archive Blogs(2023年2月7日)〉

This piece was first published by TIME Magazine, in their Ideas section, as Amid Musk’s Chaotic Reign at Twitter, Our Digital History Is at Risk. My thanks to the wonderful team at Time for their editorial and other assistance. As Twitter has entered the Musk era, many people are leaving the platform or rethinking its

「ChatGPTを競争戦略上どう生かすか、なくなる仕事は?」を議論した〈Forbes JAPAN 公式サイト(2023年2月6日)〉

イベント

オンラインモール利用事業者向けオンラインセミナー「透明化法の運用状況と出店者が気をつけたい法律知識(商標権)について」〈経済産業省(オンライン)/2月10日〉

デジタルプラットフォームを利用する事業者の相談に応じ、解決に向けた支援を行うための相談窓口です。

ジャパンサーチAPIハッカソン「ミュージアム、図書館、地域で使えるサービスを作ろう!」〈ジャパンサーチ(オンライン)/2月11日・19日〉

SPARC Japan セミナー2022「電子ジャーナルの転換契約とAPC問題で変わるオープンアクセスの現状と課題」〈SPARC Japan(オンライン)/2月17日〉

SPARC Japanは,我が国の学協会等が発行する英文学術論文誌の電子ジャーナルを支援することを通じ,学術コミュニケーションの変革を目指します。

友利昴×沢辺均「その著作権、エセじゃないですか?」〈版元ドットコム(オンライン)/2月18日〉

海外マンガ交流部会 第15回公開研究会「『ビランジ』と日本のマンガ研究」「ベルギーBDとはなにか」「イスラエルのマンガ事情」〈日本マンガ学会(オンライン)/2月18日〉

本の校閲オンライン講座「デジタル時代に生きる校正のこころ」講師:大西寿男〈毎日文化センター(オンライン)/2月21日〉

毎日文化センターオンライン講座 NHK【プロフェッショナル~仕事の流儀】出演!校正者 大西寿男さんが語る「校正のこころ」

&DC3「『DC3』で実現する、Web3時代のデジタルコンテンツ流通 ーデジタルコンテンツを唯一無二の “モノ“ に」〈日本電子出版協会(オンライン)/2月22日〉

商人としての編集者セミナー「ノンフィクション書籍企画の発想と設計」〈KADOKAWA(オンライン)/2月22日〉

株式会社KADOKAWA(本社: 東京都千代田区、 代表取締役社長:夏野剛)は、2023年2月22日(水・祝前日)に「商人としての編集者」と題した現役編集者2名がノンフィクション系書籍の企画発想方法について語るオンラインセミナーを開催します...

報告:阪本博志(帝京大学)「大宅壮一が遺したもの」〈日本出版学会 雑誌研究部会(オンライン)/2月24日〉

「大宅壮一が遺したもの」  報 告:阪本博志(帝京大学)   日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定) 場 所:オンライン開催(Zoom) 参加費:無料 定 員:100名 申込先:https://forms.g

「クリエイター必見!海賊版ってなんだ?被害者だけでなく加害者になることだってあるってホント? 」〈ニコニコ生放送(オンライン)/2月26日〉

番組内容クリエイターの方であれば、自分の描いたイラストが、知らない人に勝手に使われたい...

国立国会図書館デジタルコレクションのリニューアル〈日本電子出版協会(オンライン)/2月28日〉

電流協オープンセミナー「電子出版での海外展開の具体的な可能性 ~有望な海外市場とデジタルコミック流通の実際~」〈電子出版制作・流通協議会(オンライン)/3月2日〉

海外電子出版流通の現状とその可能性について、現在既に海外展開をされている出版社や海外流通に取り組まれている流通事業者に具体例を含めて語っていただきます。

報告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)「雑誌出版とジェンダー:『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」〈日本出版学会 関西部会(オンライン)/3月4日〉

「雑誌出版とジェンダー  :『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」  報 告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)   日 時:2023年3月4日(土)14時30分~16時00分(開場:14時15分) 場 所:オンライン開催(

10代のマンガと読書フォーラム 座談会「ヒットマンガの裏側と読書」〈JPIC 一般財団法人 出版文化産業振興財団/3月4日〉

集英社少年ジャンプ+編集部林士平さん、講談社週刊少年マガジン原一仁さん、進行のサンキュータツオさんに...

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」〈日本マンガ学会・専修大学現代文化研究会共催/3月5日〉

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」 - 日本マンガ学会

読書のバリアフリーを進める 「アクセシブルライブラリの開発経緯および現状と課題」「出版・図書館における「読書バリアフリー法」対応の現状と課題(その2)」「ABSCの設立に向けて」〈日本出版学会 出版アクセシビリティ研究部会(オンライン)/3月8日〉

「読書のバリアフリーを進める」  2019年6月の「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)の施行から約4年、2020年7月の国の「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」(読書バリアフリー基本

本屋サミット2023 in 大阪府立中之島図書館〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

近年、活字離れが叫ばれて久しい中、それでも私たちは毎日の生活の中で「本」を手放せないでいます。電子書籍やネット通販は便利で魅力的ではありますが、やはり実店舗で手に取って本を選びたい。そんな方も多いのではないでしょうか。私たちと「本」をつないでくれている本屋さん。その現状と未来について考えるため、モデレーターに梅田 蔦屋書店の北田博充氏をお迎えし、本屋の“リアル”をトークセッション形式で掘り下げてい...

第190回月例会「公益財団法人 大宅壮一文庫:雑誌図書館としての活動と雑誌記事索引の作成から検索まで」〈三田図書館・情報学会(オンライン)/3月11日〉

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

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出版ニュースまとめ&コラム2016

出版ニュースまとめ&コラム2016[増補改訂版]デジタル化の荒波を乗り越える道しるべに。編集長・鷹野凌が毎週配信しているニュースまとめ&コラムの2016年分を1冊にまとめました。2023年1月20日、紙版と電子版を同時発売。直営ショップで購入いつもの書店で購入【紙版】 BCCKS / Amazon [書店様向け] BookSeller【電子版】 BCCKSFeatures特徴 年始の予想と検証雑誌のウェブ化が進む新書や文庫がデジタルファー...

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