日刊出版ニュースまとめ 2023.02.12

日刊出版ニュースまとめ

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

総合

Webtoonはまだはじまったばかり Publidia #99〈Publidia(2023年2月11日)〉

国内

企業が自らオウンドメディア〈日本経済新聞(2023年2月11日)〉

企業が自社サイトやウェブマガジンなどで情報を発信する「オウンドメディア」が広がっている。トヨタ自動車「トヨタイムズ」のように、必ずしも自社製品とかかわらなくても消費者の役に立つ情報や共感を呼ぶ記事を一緒に発信する。ブランドイメージの構築や販売促進につなげる狙いだが、良質なコンテンツを生み出す可能性も秘めている。「ファストファッションのサステナブルな取り組み」「自然の持つ色でオンリーワンのアイテ

電子出版制作・流通協議会(電流協)、「電子図書館(電子書籍サービス)実施図書館(2023年01月01日)」を公表〈カレントアウェアネス・ポータル(2023年2月10日)〉

2023年2月8日、電子出版制作・流通協議会(電流協)が、「電子図書館(電子書籍サービス)実施図書館(2023年01月01日)」を公表しました。前回2022年10月1日時点と比べ、実施自治体は25増加し461自治体、電子図書館(電子書籍サー

クリエイターのための法律Q&A – 「表現の自由」は、規制論への対抗言説になるか? 憲法と法律から考える〈KAI-YOU Premium(2023年2月10日)〉※有料会員限定

芸術活動を支援する「骨董通り法律事務所」に所属する寺内康介弁護士の協力のもと、連載中の「ポップカルチャー×法律 Q&A」シリーズ。第3回は「表現の自由」という創作の根幹に触れるテーマを取り上げる。SNSが普及した影響もあって、ポップカルチャーを巡る社会問...

NHKの制作費「報道・防災・教育などに集中を」…新年度予算に新聞協会が見解〈読売新聞オンライン(2023年2月10日)〉

【読売新聞】 NHKの2023年度予算や受信料値下げを盛り込んだ経営計画の修正などが国会へ提出されたことを受け、日本新聞協会メディア開発委員会は10日、「民間と競合する事業も多い子会社の業務範囲を再定義して適正なガバナンス(組織統治

LibrariEのコンテンツ数が、12万点を超えました。〈JDLS(2023年2月10日)〉

「スマホが新聞を殺した」は本当? 部数が減ったわけを考える〈withnews(2023年2月10日)〉

新聞の部数が減っています。「スマートフォンとインターネットのせいだ」という説明をよく見ます。本当なのでしょうか。(朝日新聞ポッドキャスト・神田大介)

危機の時代を文学から読み解く〈集英社新書プラス(2023年2月8日)〉

2022年8月に刊行された『文にあたる』(‎亜紀書房)が話題の校正者・牟田都子氏が、『「鬱屈...

世界

中国のテック大手各社、ChatGPT風サービスの開発を相次いで表明——投資家は関連銘柄に殺到〈BRIDGE(2023年2月11日)〉

中国では正式には利用できないにもかかわらず、AI チャットボットサービス「ChatGPT」が中国国内のヘッドラインを独占している。今週、検索エンジン大手の Baidu(百度)が3月に独自の ChatGPT 風サービスを開始すると発表した数日後、少なくとも他の中国のテック大手5社が、この強力な AI 技術でツールを開発する計画を明らかにした。 まずは e コマースの Alibaba(阿里巴巴)が、独

Ebook revenues were down 6.6% in 2022〈Good e-Reader(2023年2月10日)〉

Digital book sales in the United States slightly declined by 6.6% and generated $1 billion dollars. Digital audiobooks was up 7.0%, coming in at $839.5 million in revenue. Physical Audio was down 29.8% coming in at $15.8 million. Ebook sales represented 11% of the entire publishing industry, while digital audiobooks were 9%. Trade revenues were down 6.2%, at $9.1 billion for the calendar year. ...

The 4-Letter Secret to Barnes & Noble’s Incredible Turnaround Is Almost Too Simple to Be Believed〈Inc.com(2023年2月10日)〉

アマゾンの自費出版で年に1億7000万円稼いだ著者が語る、本を売るための6つの極意とその費用〈Business Insider Japan(2023年2月10日)〉※有料会員限定

マーク・ドーソン氏は、Kindleダイレクトパブリッシングで書籍を出版しています。 年間1億円以上稼いだドーソン氏が、表紙デザインからデジタル広告まで、販売するためのヒントと費用を明かします。

Barnes & Noble Pushes Ahead in 2023〈Publishers Weekly(2023年2月10日)〉

チャット機能を搭載した新しいBingが使えるようになったので早速試してみた〈IT navi|note(2023年2月10日)〉

 2023年2月8日未明にMicrosoftからチャット機能を搭載した検索エンジンの新しいBingが発表されました。すぐにBingのサイトからウェイティングリストに登録したところ、翌日(2月9日)、招待メールが届き、新しいサービスを利用できるようになりました。 Microsoft Search""www.bing.com  そこで、早速、Bingに色々な質問を投げて試してみましたので、その結果を報告します。 先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対...

次世代ChatGPT+プロメテウスとBardの会話AI対決、Googleのイベントが肩透かしだったのはなぜ?(Google特別対策室)〈テクノエッジ TechnoEdge(2023年2月10日)〉

MicrosoftによるChatGPTベース検索の発表に先立って突然のGoogleのBard投入宣言。その後のGoogle AIイベントがスカスカだった理由とは。

AIが記事を書いている雑誌が登場 ライターの仕事は今後無くなってしまうのか〈Real Sound|リアルサウンド ブック(2023年2月10日)〉

 今やAIがあらゆる分野に進出してきている。イラストレーションなどの芸術の分野は、これまでAIが扱うのは難しいとされていたが、そのクオリティーの向上は目覚ましいものがある。TwitterではAIに描かせたイラストが、一大ブームを巻き起こしている。そんなAIの活動領域が、ライターや編集者の仕事、すな…

イベント

SPARC Japan セミナー2022「電子ジャーナルの転換契約とAPC問題で変わるオープンアクセスの現状と課題」〈SPARC Japan(オンライン)/2月17日〉

SPARC Japanは,我が国の学協会等が発行する英文学術論文誌の電子ジャーナルを支援することを通じ,学術コミュニケーションの変革を目指します。

友利昴×沢辺均「その著作権、エセじゃないですか?」〈版元ドットコム(オンライン)/2月18日〉

海外マンガ交流部会 第15回公開研究会「『ビランジ』と日本のマンガ研究」「ベルギーBDとはなにか」「イスラエルのマンガ事情」〈日本マンガ学会(オンライン)/2月18日〉

ジャパンサーチAPIハッカソン「ミュージアム、図書館、地域で使えるサービスを作ろう!」〈ジャパンサーチ(オンライン)/2月19日〉

本の校閲オンライン講座「デジタル時代に生きる校正のこころ」講師:大西寿男〈毎日文化センター(オンライン)/2月21日〉

毎日文化センターオンライン講座 NHK【プロフェッショナル~仕事の流儀】出演!校正者 大西寿男さんが語る「校正のこころ」

&DC3「『DC3』で実現する、Web3時代のデジタルコンテンツ流通 ーデジタルコンテンツを唯一無二の “モノ“ に」〈日本電子出版協会(オンライン)/2月22日〉

商人としての編集者セミナー「ノンフィクション書籍企画の発想と設計」〈KADOKAWA(オンライン)/2月22日〉

株式会社KADOKAWA(本社: 東京都千代田区、 代表取締役社長:夏野剛)は、2023年2月22日(水・祝前日)に「商人としての編集者」と題した現役編集者2名がノンフィクション系書籍の企画発想方法について語るオンラインセミナーを開催します...

報告:阪本博志(帝京大学)「大宅壮一が遺したもの」〈日本出版学会 雑誌研究部会(オンライン)/2月24日〉

「大宅壮一が遺したもの」  報 告:阪本博志(帝京大学)   日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定) 場 所:オンライン開催(Zoom) 参加費:無料 定 員:100名 申込先:https://forms.g

令和4年度第25回日本学校図書館学会 学校図書館フォーラム「デジタル教材と書籍の未来 ―情報センターとしての学校図書館の在り方」〈日本学校図書館学会(オンライン)/2月25日〉

「クリエイター必見!海賊版ってなんだ?被害者だけでなく加害者になることだってあるってホント? 」〈ニコニコ生放送(オンライン)/2月26日〉

番組内容クリエイターの方であれば、自分の描いたイラストが、知らない人に勝手に使われたい...

国立国会図書館デジタルコレクションのリニューアル〈日本電子出版協会(オンライン)/2月28日〉

電流協オープンセミナー「電子出版での海外展開の具体的な可能性 ~有望な海外市場とデジタルコミック流通の実際~」〈電子出版制作・流通協議会(オンライン)/3月2日〉

海外電子出版流通の現状とその可能性について、現在既に海外展開をされている出版社や海外流通に取り組まれている流通事業者に具体例を含めて語っていただきます。

報告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)「雑誌出版とジェンダー:『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」〈日本出版学会 関西部会(オンライン)/3月4日〉

「雑誌出版とジェンダー  :『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」  報 告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)   日 時:2023年3月4日(土)14時30分~16時00分(開場:14時15分) 場 所:オンライン開催(

10代のマンガと読書フォーラム 座談会「ヒットマンガの裏側と読書」〈JPIC 一般財団法人 出版文化産業振興財団/3月4日〉

集英社少年ジャンプ+編集部林士平さん、講談社週刊少年マガジン原一仁さん、進行のサンキュータツオさんに...

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」〈日本マンガ学会・専修大学現代文化研究会共催/3月5日〉

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」 - 日本マンガ学会

読書のバリアフリーを進める 「アクセシブルライブラリの開発経緯および現状と課題」「出版・図書館における「読書バリアフリー法」対応の現状と課題(その2)」「ABSCの設立に向けて」〈日本出版学会 出版アクセシビリティ研究部会(オンライン)/3月8日〉

本屋サミット2023 in 大阪府立中之島図書館〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

近年、活字離れが叫ばれて久しい中、それでも私たちは毎日の生活の中で「本」を手放せないでいます。電子書籍やネット通販は便利で魅力的ではありますが、やはり実店舗で手に取って本を選びたい。そんな方も多いのではないでしょうか。私たちと「本」をつないでくれている本屋さん。その現状と未来について考えるため、モデレーターに梅田 蔦屋書店の北田博充氏をお迎えし、本屋の“リアル”をトークセッション形式で掘り下げてい...

第190回月例会「公益財団法人 大宅壮一文庫:雑誌図書館としての活動と雑誌記事索引の作成から検索まで」〈三田図書館・情報学会(オンライン)/3月11日〉

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

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