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公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は11月25日、「出版指標マンスリーレポート」2025年11月号で2025年10月期の販売概況を発表した。
概況
2025年10月期の紙書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は786億0500万円で前年同月比2.6%増、書籍は476億1100万円で同9.1%増、雑誌は309億9400万円で同6.0%減。雑誌の内訳は、月刊誌が同3.1%減、週刊誌が同20.8%減。返品率は、書籍が同5.7ポイント減の32.1%、雑誌は同0.6ポイント増の47.3%。
書店店頭での売れ行きは、書籍が約1%減で、文芸約2%減、文庫本約3%増、ビジネス書約2%増、学参約2%増、児童書約4%減、新書本約11%増。雑誌は定期誌が約2%減、雑誌扱いコミックスが約3%減、ムックはほぼ前年並み。その他の詳細は、誌面をご確認いただきたい。
なお、出版科学研究所による紙書籍雑誌推定販売金額は取次ルートのみで、近年増加している出版社と書店の直接取引や出版社による直接販売は含まれていない。雑誌にはコミックスの約9割が含まれる。また、電子出版市場は1月と7月の年2回発表される。
推移グラフ
書籍雑誌
書籍
雑誌
出典
出版指標マンスリーレポート










