日刊出版ニュースまとめ 2023.02.01

日刊出版ニュースまとめ

《この記事は約 9 分で読めます》

 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

国会図書館デジタルコレクションのリニュアルとChatGPT〈ASCII.jp(2023年1月31日)〉

2022年12月21日、国立国会図書館のデジタルコクレションで約247万冊もの蔵書の全文検索が可能になった。いわば、期間的な制限はあるが本の中身がグーグル感覚で探せる。国会図書館のデジタル化の次なる進化はAI化だと思う。

漫画サービス「サイコミ」WEB版が大リニューアル サイコミ全作品がWEBでも楽しめるように〈Real Sound|リアルサウンド ブック(2023年1月31日)〉

オリジナルのマンガタイトルが読めるマンガ配信サービスで、累計ダウンロード数が1,600万を突破している漫画サービス「サイコミ」が、2023年1月30日(火)にWEB版のリニューアルを実施。「サイコミ」はアプリ版同様にWEB版でも無料話から最新話まで、 サイコミの連載作品すべてが読めるようになった。また…

【アフター・コロナのデジタル広告】㉜ 2023年は縦型ショート動画がけん引役となるか デジタルサイネージの成長にも注目 ※有料会員限定〈文化通信デジタル(2023年1月31日)〉

 電通グループが世界58市場の収集データを取りまとめた「世界の広告費成長率予測」によると、2023年の世界の広告費成長率は、世界経済のリセッション懸念を背景に3.8%の鈍化が予想されている。一方、デジ…続き

一般社団法人版元ドットコム、4月1日に設立予定〈新文化(2023年1月31日)〉

不況の出版市場で売り上げ3倍 Z世代に「紙の本」を売る仰天戦略 ※有料会員限定〈日経クロストレンド(2023年1月31日)〉

1990年代後半以降、加速度的に縮小している出版市場で、中堅出版社のスターツ出版が飛躍的な成長を遂げている。新レーベルを続々と創刊し、ヒット作を連発。書籍の書店店頭売り上げを着実に伸ばし、書籍コンテンツ事業の売り上げは5年間で約3倍に成長した。児童文庫では大手と肩を並べるほど書店の棚面積を拡大したという。勝因はどこにあるのか。菊地修一社長ら同社幹部に聞いた。

アドビが10年以上前の古い製品のログインサポート打ち切りを再延長〈窓の杜(2023年1月31日)〉

 Adobeは1月31日、同社のサポートコミュニティのアナウンスページを更新し、10年以上前にリリースされたAdobe製品のログインサポート終了日を延長したことを告知した。

毎月最大20万円が給付!「LINEマンガ インディーズ 報奨金給付プログラム(βテスト)」2月・3月のキャンペーンがすごい〈Real Sound|リアルサウンド ブック(2023年1月31日)〉

 スマートフォンやタブレットで気軽にマンガ作品が楽しめる電子コミックサービスとして高い人気を誇る「LINEマンガ」。グローバルでの月間利用者数8,900万、累計ダウンロード数2億超、ひと月の流通額が100億円を超える、同市場で圧倒的世界1位の規模を誇るプラットフォームサービスの連合体 “WEBTO…

国立国会図書館、「次世代デジタルライブラリー」への古典籍資料のテキストデータ投入を完了:「NDL古典籍OCR」のソースコード等を公開〈カレントアウェアネス・ポータル(2023年1月31日)〉

2023年1月24日、国立国会図書館(NDL)のNDLラボは、「次世代デジタルライブラリー」への古典籍資料約8万点のテキストデータ投入が完了したと発表しました。これにより、著作権保護期間が満了した古典籍と図書資料約35万点の全文検索が可能に

小説ライブ配信サービス「ボイコネ」サービス終了のお知らせ〈エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社のプレスリリース(2023年1月31日)〉

エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社のプレスリリース(2023年1月31日 16時00分)小説ライブ配信サービスサービス終了のお知らせ

LINE BLOG、6月29日にサービス終了〈ケータイ Watch(2023年1月30日)〉

 LINEは、ブログサービス「LINE BLOG」を6月29日にサービス提供を終了すると発表した。

まんがタイムきららの「写植」を読む――吹き出しにみる漫画書体の使い分け〈いなにわうどん|note(2023年1月29日)〉

ご無沙汰しています。前記事から 3 年ぶりに note を更新しました。本稿では、芳文社の発行する「まんがタイムきらら」やその姉妹誌に掲載された作品の写植(吹き出し)に注目し、使用されている書体や、その書体が読者に与える印象に関して考察を行います。 「ぼっち・ざ・ろっく!」観てますか?? 図 1:「ぼっち・ざ・ろっく!」の単行本(筆者撮影) アニメを観てから完全に難民になってしまったので、原作を無限に読んで...

新聞の情報に86.9%が接触 40代以下が半数 若者にも届く 広告委員会オーディエンス調査〈日本新聞協会(2023年1月19日)〉

世界

なぜいま「日本産ウェブトゥーン」の「中国アニメ化」なのか…中国の動画配信サービス大手ビリビリが見据える未来(飯田 一史)〈マネー現代 | 講談社(2023年1月31日)〉

中国の動画配信サービス大手bilibili(哔哩哔哩)は、ライブ配信やアニメの製作・制作やゲーム事業、そしてマンガ/ウェブトゥーンも手がけ、今では日本法人も4事業部100人体制で展開している。目下、新規事業として取り組んでいるのが、日本や韓国で作った新作ウェブトゥーンを中国で二次展開(とくにアニメ開発)する、というものだ。この新規事業の室長が金 春成(きんしゅんせい)氏だ。、2010年から日本コンテンツの中華...

American Journalism Project and Google News Initiative launch incubator to seed news startups | What’s New in Publishing〈Digital Publishing News(2023年1月31日)〉

The 18-month incubator will support the development and launch of nonprofit news projects in a bid to help stem the decline of local news across the U.S. Four news startups will be awarded grants totaling $400k per award. Deadline: Feb 15. The American Journalism Project (AJP), which makes grants to nonprofit news organizations – either …

アップル、折りたたみ式「iPad」を2024年にリリースか〈CNET Japan(2023年1月31日)〉

著名アナリストによると、アップルがカーボンファイバー製のキックスタンドを備えた折りたたみ式「iPad」を2024年に発売する可能性があるという。

米大型書店チェーンがまさかの大復活 アマゾン危機経て原点回帰〈日経クロストレンド(2023年1月31日)〉

何年も店舗を閉鎖し続けるなど、ある意味、音沙汰のなかった有名書店チェーンの米バーンズ・アンド・ノーブルが、2023年に、30店の新規出店計画と新しいイメージをひっさげ、カムバックを果たそうとしている。

HarperCollins Is Cutting 5% of Its North American Workforce〈Publishers Weekly(2023年1月30日)〉

Twitter、検索連動型広告の提供を開始 検索時やトレンドワード・ハッシュタグクリック時に広告表示〈MarkeZine(2023年1月30日)〉

Twitterは、「Twitter検索キーワード広告」のオープンベータ版の提供を開始した。同機能は検索キーワードに対して広告を配信でき、すべての広告主が利用可能。 また自社の商品やサービス名に加え、...

イベント

BSJキックオフイベント「まちづくり×本屋シンポジウム」〈ブックストア・ソリューション・ジャパン(日本教育会館)/2月3日〉

ブックストア・ソリューション・ジャパン(BSJ)ではキックオフ・イベントとして、「まちづくり✕本屋」をテーマにシンポジウ

文化審議会著作権分科会(第66回)〈文化庁(オンライン)/2月7日〉

第22期第3回文化審議会著作権分科会として、文化審議会著作権分科会(第66回)を下記のとおり開催いたしますので、お知らせします。

オンラインモール利用事業者向けオンラインセミナー「透明化法の運用状況と出店者が気をつけたい法律知識(商標権)について」〈経済産業省(オンライン)/2月10日〉

デジタルプラットフォームを利用する事業者の相談に応じ、解決に向けた支援を行うための相談窓口です。

ジャパンサーチAPIハッカソン「ミュージアム、図書館、地域で使えるサービスを作ろう!」〈ジャパンサーチ(オンライン)/2月11日・19日〉

友利昴×沢辺均「その著作権、エセじゃないですか?」〈版元ドットコム(オンライン)/2月18日〉

海外マンガ交流部会 第15回公開研究会「『ビランジ』と日本のマンガ研究」「ベルギーBDとはなにか」「イスラエルのマンガ事情」〈日本マンガ学会(オンライン)/2月18日〉

本の校閲オンライン講座「デジタル時代に生きる校正のこころ」講師:大西寿男〈毎日文化センター(オンライン)/2月21日〉

毎日文化センターオンライン講座 NHK【プロフェッショナル~仕事の流儀】出演!校正者 大西寿男さんが語る「校正のこころ」

報告:阪本博志(帝京大学)「大宅壮一が遺したもの」〈日本出版学会 雑誌研究部会(オンライン)/2月24日〉

「大宅壮一が遺したもの」  報 告:阪本博志(帝京大学)   日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定) 場 所:オンライン開催(Zoom) 参加費:無料 定 員:100名 申込先:https://forms.g

国立国会図書館デジタルコレクションのリニューアル〈日本電子出版協会(オンライン)/2月28日〉

報告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)「雑誌出版とジェンダー:『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」〈日本出版学会 関西部会(オンライン)/3月4日〉

「雑誌出版とジェンダー  :『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」  報 告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)   日 時:2023年3月4日(土)14時30分~16時00分(開場:14時15分) 場 所:オンライン開催(

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

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