日刊出版ニュースまとめ 2023.03.08

Text to Image by Canva(本の詰まった本棚の上で熟睡する猫たちの写真)
Text to Image by Canva(本の詰まった本棚の上で熟睡する猫たちの写真)

《この記事は約 10 分で読めます》

 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

Amazon、縦読み漫画サービス開始 国内独占タイトルも〈日本経済新聞(2023年3月7日)〉

アマゾンジャパンは7日、スマートフォン向けの縦読み漫画に特化したサービスを開始すると発表した。アプリのダウンロードは不要で、スマホやタブレット端末のウェブブラウザ上で利用できる。現時点で1万話以上を取りそろえており、そのうち一部は無料で提供するとしている。サービス名は「Amazon Fliptoon(フリップトゥーン)」。右から左にコマを追う従来の読み方と違い、コマを上下に並べて画面を縦にスク

DNP、編集者らの作業時間7割減 中小出版システム〈日本経済新聞(2023年3月7日)〉

大日本印刷(DNP)は中小の出版社向けに書籍の編集や進行管理、製版などを一元化し、制作業務を効率化するシステムを開発した。複数の作業を1つのシステムで完結させ、郵送やメールで紙面をやりとりする手間を軽減する。編集者らの作業時間を7割減らし、効率的な作品作りを後押しする。従来は編集の各工程でそれぞれ別のシステムを使うケースが多かった。新システムは編集者や校閲、紙面を刷り出しする製版担当者らが1つ

愛知県図書館が雑誌スポンサー制度開始へ|東海のニュース〈NHK(2023年3月7日)〉

【NHK】愛知県図書館は、企業などに、スポンサーとして雑誌の購入費を負担してもらう代わりに最新号のカバーに企業名や広告を載せる制度を、4月から始める…

銀行送金、インボイスと連携 入出金の確認を大幅短縮〈日本経済新聞(2023年3月7日)〉

政府が10月にインボイス(適格請求書)を導入するのに合わせ、全国銀行協会が企業間の決済を簡単にできるようにする。多くの情報を載せられる送金システムの規格をデジタルインボイスに対応させ、企業が請求から決済までをデジタルで一括でできる仕組みを整える。三菱商事がアナログ取引削減のため顧客への普及を目指すなど、企業側の動きも広がる。政府は10月にインボイス制度を導入する。商品・サービスの売り手は税率な

国立国会図書館、「国立国会図書館デジタルコレクション」収録の図書・雑誌等約32万点を図書館向け/個人向けの送信対象資料に追加〈カレントアウェアネス・ポータル(2023年3月7日)〉

2023年2月28日、国立国会図書館(NDL)は、「国立国会図書館デジタルコレクション」収録の図書・雑誌等約32万点を、図書館向け/個人向けデジタル化資料送信サービスの対象資料に追加したことを発表しました。今回の追加により送信対象資料は約1

お知らせ:ADEACセミナー2023「図書館・博物館 DX ~今こそ!地域資料のデジタル化で地域活性化!~」の収録動画をADEACチャンネルで公開しました。〈株式会社図書館流通センター(TRC)(2023年3月7日)〉

図書館サービスがレファレンス中心へと軸足を移し地域活性化の主役となる今、TRCは図書館総合支援企業として、MARC、物流から受託運営まで、トータルで図書館サービスをご提案します。

クリエイター向け総合プラットフォームサービス「Xfolio(クロスフォリオ)」作品閲覧を有償に設定できる「有料作品機能」を追加 本日より、41作品のマンガを販売開始〈株式会社BookLive(2023年3月7日)〉

2023年3月7日株式会社BookLiveクリエイター向け総合プラットフォームサービス「Xfolio(クロスフォリオ)」作品閲覧を有償に設定できる「有料作品機能」を追加本日より、41作品のマンガを販売..

権利の上に眠らせない〈日本経済新聞(2023年3月6日)〉

文化庁はこれまでも権利者不明の著作物の利用を促すため裁定制度を改良してきたが、利用は国立国会図書館など一部に限られていた。抜本策として議論されてきたのが、集中管理団体が管理委託を受けていない著作物についても利用許諾する「拡大集中許諾制度」だ。だ

2023/3/6 JPRO説明会 資料 | お知らせ詳細〈JPO出版情報登録センター(2023年3月6日)〉

電書協EPUB 3制作ガイドのCSSが使えるようになりました〈Densho Channel Official Website(2023年3月6日)〉

電書連(旧:電書協)の公開する「電書協 EPUB 3 制作ガイド」(通称:電書協ガイド)は商業出版の一般書やコミックの制作の手引として広く使われてきていました。

トーハン「enCONTACT」利活用を呼びかけ 書店・出版社向けにオンライン施策説明会 3月31日まで配信〈文化通信デジタル(2023年3月6日)〉

     トーハンは3月1日から、出版社と書店を対象にしたオンライン施策説明会「TOHAN COMPASS」の配信を始めた。今回は、昨年10月にスタートした新しい仕入・配本プラット…続き

note、ついにインポート/エクスポートに対応〈Impress Watch(2023年3月6日)〉

メディアプラットフォームの「note」が、コンテンツのインポート/エクスポートに対応した。

ステマ規制 適切に運用を 安易な対象拡大せぬよう要望 消費者庁に新聞協会 | ヘッドライン|すべてのヘッドライン〈日本新聞協会(2023年2月21日)〉

世界

Microsoft、AIで低解像度の動画を高画質化する機能がEdgeに〈PC Watch(2023年3月7日)〉

 米Microsoftは、Microsoft Edge InsiderのCanaryチャネルにおいて、ブラウザ上の動画を高画質化する機能「Video Super Resolution」(VSR)の提供を開始した。

EdgeやChromeで使えるMicrosoftエディター、単独「たり」や「ら」抜きに警告〈日経クロステック(2023年3月7日)〉

 米Microsoft(マイクロソフト)が提供する「Microsoftエディター」という機能がある。聞き慣れないかもしれないが、Microsoft 365版のWordを使っていれば文章校正に利用している人もいるだろう。無料版も提供されている。今回はこのMicrosoftエディターを紹介しよう。

[FT]Amazon、しぼむ「アレクサ」の壮大な夢〈日本経済新聞(2023年3月6日)〉

米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が興奮をあらわに、本社でホワイトボードに音声アシスタント「アレクサ」の構想を描いてから10年余りたった。オンラインショッピングや機器の操作、さらには寝る前の子どもに話を読み聞かせることなど、アレクサはあらゆることを助けてくれるようになった。だが、音声で操作する新たなコンピューティングプラットフォームというベゾス氏の壮大な構想は、期待に届いていない

日本のマンガがいま世界でどうなっているのか アニメイト@タイから見てみよう〈竹村響 Hibiki Takemura|note(2023年3月6日)〉

日本には100店舗ほどある漫画専門店アニメイト。 海外は何ヶ国に展開してるかご存知でしょうか。 正解は4ヶ国。 韓国、台湾、タイ、中国です。 その中で中国は表現規制がかなり厳しいので、漫画本そのものよりもグッズ中心に展開されています。表現規制に引っかかるような作品でもキャラのアクキーとかは問題なく販売できるので。またビジネス上の外資規制で直営にもできづらいということで今日は本題から除きます(中国はホ...

イベント

読書のバリアフリーを進める 「アクセシブルライブラリの開発経緯および現状と課題」「出版・図書館における「読書バリアフリー法」対応の現状と課題(その2)」「ABSCの設立に向けて」〈日本出版学会 出版アクセシビリティ研究部会(オンライン)/3月8日〉

本屋サミット2023 in 大阪府立中之島図書館〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

近年、活字離れが叫ばれて久しい中、それでも私たちは毎日の生活の中で「本」を手放せないでいます。電子書籍やネット通販は便利で魅力的ではありますが、やはり実店舗で手に取って本を選びたい。そんな方も多いのではないでしょうか。私たちと「本」をつないでくれている本屋さん。その現状と未来について考えるため、モデレーターに梅田 蔦屋書店の北田博充氏をお迎えし、本屋の“リアル”をトークセッション形式で掘り下げてい...

第190回月例会「公益財団法人 大宅壮一文庫:雑誌図書館としての活動と雑誌記事索引の作成から検索まで」〈三田図書館・情報学会(オンライン)/3月11日〉

令和4年度 ビジネス講座「本屋サミット2023 in 中之島図書館」〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

脚本アーカイブズシンポジウム2023「『脚本は誰のもの?』――文化を伝える放送脚本・台本を未来へつなぐために――」〈文化庁・一般社団法人日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム(オンライン)/3月12日〉

『脚本は誰のもの?』 ――文化を伝える放送脚本・台本を未来へつなぐために―― 【日時】2023年3月12日(日) 13時30分~17時 【開催】ZOOMによるオンライン開催を予定 ※Zoomウェビナーの参加手順について 【参加無料】定員200名・事前予約制(申し込みは下記フォームから) ※事前にご登録いただいた方のみ、後日見逃し配信でもご視聴頂けます。 ※お申し込み多数の場合は定員を増員いたしますのでご安心ください。 【主催】文化...

「デジタルアーカイブ憲章 みんなで創る総括シンポジウム」〈デジタルアーカイブ学会(御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター)/3月14日〉

「デジタルアーカイブ憲章 みんなで創る総括シンポジウム」 ■主催 デジタルアーカイブ学会 ■開催日時 2023 年 3 月 14 日 (火) 19 :00~21:00 ■場所 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター ル … 続きを読む

下川和男「古い雑誌を誰でも閲覧ーーNDLデジタルコレクションをユーザ目線で」〈日本電子出版協会(オンライン)/3月14日〉

共同研究シンポジウム「デジタル社会は子どもの読書環境をどう豊かにできるか?〜『紙』と『デジタル』のベストミックスの模索〜」〈東京大学 発達保育実践政策学センター・ポプラ社(オンライン)/3月14日〉

「あつまれ!マンガワークショップ博」〈京都国際マンガミュージアム/3月18日~5月28日〉

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

地域アーカイブ関連イベント「ジャパンサーチで地域のコンテンツをつなぎ、人をつなぐ」〈国立国会図書館(オンライン)/3月24日〉

ブリュースター・ケール、萩野正昭ほか「すべての知識へのユニバーサルアクセス(Universal Access to All Knowledge)〈インターネット・アーカイブ(オンライン)/3月25日〉

志田陽子「気がつけば、すべての人が表現者! 表現者のニーズから始める『表現の自由』」(全五回)〈WEZZY MEETING(オンライン)/3月25日、4月8日、4月22日、5月6日、5月20日〉

 私たちの世界は、私たちが、日々つくって――創って、造って、ときには壊してつくり直したり、ほころびを繕ったりして――いま…

清水計宏氏「CES2023から見えた2023年のテックトレンド 地球規模の人類の問題解決も一大ミッションに」〈日本電子出版協会(オンライン)/3月29日〉

「新人・若手向けデジタル報道セミナー」〈一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構(オンライン)/4月8日、15日、22日(ハイブリッド)〉

一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構(D-JEDI)は、報道分野の新人・若手を対象に「デジタル報道セミナー」を開きます。組織に所属している方も、フリーランスの方も報道に携わ... powered by Peatix : More than a ticket.

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

宣伝

HONꓸjpの新刊が出ました。

出版ニュースまとめ&コラム2018

出版ニュースまとめ&コラム2018デジタル化の荒波を乗り越える道しるべに。編集長・鷹野凌が毎週配信しているニュースまとめ&コラムの2018年分を1冊にまとめました。2023年2月20日、紙版と電子版を同時発売。直営ショップで購入Buy or check out where you usually useいつもの場所で購入または借りる 紙版HON.jp BooksBCCKSAmazon書店様向けBookSeller電子版HON.jp BooksBCCKS楽天KoboGooglePlayブックスコミックシ...

出版ニュースまとめ&コラム2017

出版ニュースまとめ&コラム2017[増補改訂版]デジタル化の荒波を乗り越える道しるべに。編集長・鷹野凌が毎週配信しているニュースまとめ&コラムの2017年分を1冊にまとめました。2023年1月20日、紙版と電子版を同時発売。直営ショップで購入Buy or check out where you usually useいつもの場所で購入または借りる 紙版HON.jp BooksBCCKSAmazon書店様向けBookSeller電子版HON.jp BooksBCCKS楽天KoboGooglePlayブッ...

出版ニュースまとめ&コラム2016

出版ニュースまとめ&コラム2016[増補改訂版]デジタル化の荒波を乗り越える道しるべに。編集長・鷹野凌が毎週配信しているニュースまとめ&コラムの2016年分を1冊にまとめました。2023年1月20日、紙版と電子版を同時発売。直営ショップで購入Buy or check out where you usually useいつもの場所で購入または借りる 紙版HON.jp BooksBCCKSAmazon書店向けBookSeller電子版HON.jp BooksBCCKS楽天KoboGooglePlayブック...

お知らせ

 HONꓸjp News Blog をもっと楽しく便利に活用するための登録ユーザー制度「Readers」を開始しました。ユーザー登録すると、週に1回届く HONꓸjp メールマガジンのほか、HONꓸjp News Blog の記事にコメントできるようになったり、更新通知が届いたり、広告が非表示になったりします。詳しくは、こちらの案内ページをご確認ください。

HON.jp News Blog のトップページへ戻るHON.jp Readers のご案内HON.jp Readers は、HON.jp News Blog をもっと楽しく便利に活用するためのユーザー制度です。誰でも無料で登録できます。利用規約はこちら。登録する あなたはユーザー登録済み&ログイン済みです。マイページはこちら。HON.jp News Blogとは? 概要HON.jp News Blogは、紙だけでなくデジタル出版も含めた、広い意味での本(HON)のつくり手をエンパ...

HON.jpをフォローして最新情報をチェック!
Mastodonでフォローする

広告

著者について

About HON.jp News Blog編集部 1496 Articles
HON.jp News Blogは、これからも本(HON)を作ろうとしている人々に、国内外の事例を紹介し、デジタルパブリッシングを含めた技術を提供し、意見を交換し、仮説を立て、新たな出版へ踏み出す力を与えるメディアです。運営は、NPO法人HON.jp メディア部会が行っています。
タグ: / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / /

コメント通知を申し込む
通知する
0 コメント
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る