「CCサーチ正式版開始」が1位 ~ HON.jp News Blog 海外記事ランキング(2019年上半期)

Pixabayより

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 HON.jp News Blogで2019年上半期に掲載した海外ニュースの中から、多くの人に読まれた記事をピックアップしました。10位から1位までのカウントダウン形式でご紹介します。

10位:
米公共図書館のEブック貸し出し経費が重荷に

 全米各地の公共図書館でEブックの貸し出しが定着してきたが、経費負担がのしかかっているとフィラデルフィアの地元紙が伝えている。

9位:
ドイツ最大手取次の倒産による余波を懸念する小出版社

 書籍と他メディアの取次でドイツ国内に7ヶ所の拠点を持つドイツ最大手のKoch, Neff & Volckmar(KNV)が2月に倒産申請し、その影響が懸念されている、と複数のドイツのメディアが伝えている。

8位:
雑誌ライターが恩恵を受ける「オプション権」とはなにか?

 「おお、これはライターにとって朗報!」と思ってさっそく紹介したこちらの「ストリーミング・サービスの競争激化による第2のTV黄金時代で雑誌ライターに恩恵」というニュース、なんのことを言っているのかさっぱりわからなかったという人が続出。ダメじゃん。すみません。長いんですが、小見出し付きで頑張りました。

7位:
米大手取次ベイカー&テイラーが書店への取次から撤退

 アメリカ第2位の規模のホールセラー(取次)であるベイカー&テイラーがリテール(書店)向けの卸業から撤退する決断をしたと業界誌パブリッシャーズ・ウィークリーが伝えている。

6位:
米アマゾン圧倒的優勢の陰で増える偽本問題

 ニューヨーク・タイムズが6月23日付けで、アマゾンが書籍の市場で完全有利になってどうなったか? という長い記事を載せている。

5位:
歴史を扱う本にウソが見つかった時、アメリカの出版社ではどう対処しているのか?

(略)間違いや事実誤認の全くないノンフィクションの本を出し続けるのは、どんな出版社でも不可能でしょう。では、アメリカではノンフィクションの本を出す際に、どのような手順が取られ、どの程度校正をやり、それでも間違いが指摘された場合はどう対処しているのでしょうか?

4位:
米アマゾンが自閉症のニセ科学本を削除

  アマゾンが第三業者による「マーケットプレイス」から、自閉症治癒として非科学的な療法を掲げた本を削除したと、NBCなどの米マスコミが伝えている。

3位:
パブリックドメイン絵画のデジタル版を勝手に作るのは違法とするドイツの判決

 私設ではない美術館でパブリックドメインの絵画の写真を撮り、それをウィキペディアにアップロードしたり、あるいは美術館のカタログに載せられた写真をスキャンするのを美術館が止めることはできるのか? ドイツ連邦裁判所(BGH)はライス・エンゲルホルン博物館が起こした著作権侵害と訪問契約違反(館内は撮影禁止だったため)の訴えを認めた。

2位:
クールジャパンは“シャレ”だった? ―― アメリカで日本のマンガを売ることの難しさ

 4月22日に日本電子出版協会(Japan Electronic Publishing Association、以下JEPA)主催、一橋大学の松井剛教授による「アメリカに日本のマンガを輸出する」と題されたセミナーに参加してきた(略)資料なしのレクチャーだったので、このテーマに興味のある人に少しでも内容をお伝えしたく、主観たっぷりで申し訳ないが、まとめてみた。

1位:
クリエイティブ・コモンズが独自のサーチエンジン搭載開始

 非営利団体クリエイティブ・コモンズが、サイト内の検索エンジン「CCサーチ」正式版を開始。19の団体が公開している画像などが3億枚あるアーカイブからイメージを探せるようになったと、複数のITニュースサイトが伝えている。

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