コラム、イベントレポート、インタビューなど。
韓国型縦スクロールマンガと日本型ページめくりマンガは異なる表現メディア ―― デジタル出版論 第3章 第5節
マンガにも「デジタル巻物」の潮流 第2章第1節で、ページ数がカウントできないリフロー形式のデジタル出版物は「デジタル巻物」のようなものだと説明しました。同じように、最近はマンガでもページ概念のない表現手法が広がりつつあります。韓国生まれの縦スクロールマンガです。
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マンガにも「デジタル巻物」の潮流 第2章第1節で、ページ数がカウントできないリフロー形式のデジタル出版物は「デジタル巻物」のようなものだと説明しました。同じように、最近はマンガでもページ概念のない表現手法が広がりつつあります。韓国生まれの縦スクロールマンガです。
電子コミックのビジネスモデル では次に、「従来の雑誌を代替できるほどの存在」にまで成長した、電子コミックのビジネスモデルをさらに深掘りしましょう。ここからは再び、「狭義の出版」領域だけに絞れない話も多くなります。
著作者から見た出版のビジネスモデル では、この「本や雑誌の販売」という出版のビジネルモデルを、著作者から見た場合はどうなるでしょうか? 著作者とは、音楽・映像・ゲームなども含めた著作物全般を生み出した人のことですが、この章ではひとまず「狭義の出版」に限定します。話の中心は、作家、ライター、記者、マンガ家などです。
紙と電子の販売/配信モデルの違い 同じ内容の出版物でも、紙と電子とでは販売/配信モデルや適用される法制度などに、若干の違いがあります。少し深掘りしてみましょう。
第3章 出版ビジネスの現状と課題 第2章では主要な情報メディアの定義やビジネスモデルについて考えました。第3章ではさらに「狭義の出版」領域に絞り込み、紙と電子の市場の現状や違い、メリットとデメリットなどについて概説します。
パブリッシャーとプラットフォーマー インターネット広告の市場が急激に拡大するいっぽうで、マスコミ4媒体の広告費は漸減し続けています。ところが、マスコミ4媒体が自社で運営しているウェブメディアは、広告であまり稼げていないのが現状です。
月額料金制の電子雑誌読み放題サービス「dマガジン」が、3月23日からAmazonの「Fireタブレット」に対応した。一方で、電子雑誌の市場は2017年を境に減少に転じており、伸びている電子出版市場の中で例外的な状況にある。dマガジンがなぜFireタブレットに対応したのか? そして、電子雑誌市場全体をどう捉えているのだろうか? 関係者に話を聞いた。
インターネット(Internet)とは? 主要メディアのアンカーは「インターネット」です。
新聞(Newspaper)とは? 次のメディアは「新聞」です。こちらも定義から。
本や雑誌の流通合理化のための工夫 本や雑誌は取次ルートを通じて、全国津々浦々へ大量に流通しています。冊数もさることながら、点数も多いため、管理や区別をするためのコード番号が存在しています。
雑誌(Magazine)とは? 次のメディアは「雑誌」です。こちらも定義から。精選版日本国語大辞典(小学館)によると、雑誌は「種々雑多な事柄を書いたもの」あるいは「一定の誌名のもとに号を追って定期的に刊行する、簡単に綴じた出版物」です。
(紙の)本の5つの要件 いっぽう、日本エディタースクール『本の知識』(2009年)によると、本には以下の5つの要件があるとされています。
仮想通貨取引が禁止されている中国でのNFTマーケットはどのような状況なのでしょうか? ある出版社の取り組みや、法制度との関係などについて、北京大学・馬場公彦さんにレポートいただきました。
第2章 メディアとビジネスモデル 第1章では「デジタル」や「出版」といった言葉の定義とともに、さまざまなメディアの歴史を簡単に振り返りました。第2章ではもう少し踏み込んで、主要なメディアの定義やビジネスモデルについて考えていきましょう。
表現と伝達のプロセス ここまでの話を整理するため、表現と伝達のプロセスについて図示化してみました。左端から右端へ向かって情報が伝わっていきます。そのプロセスになにがあるか? を簡単にまとめたものです。
ふたたび、出版とはなにか? 出版の定義に話を戻します。
出版とはなにか? ふたたび言葉の定義に戻ります。デジタル出版の「出版」とはなんでしょうか?
情報とはなにか? では、そもそも「情報」とはなんでしょうか?
第1部 デジタル出版とは? 第1章 デジタル出版の定義 そもそも「デジタル出版」とはなんでしょうか? そんな言葉の定義から始めたいと思います。回りくどいようですが、同じ言葉を見聞きしても、人によって受け止め方が異なる場合があるからです。
本稿は、筆者がここ数年、大学の非常勤講師として講義している内容を、テキスト化して連載形式で公開するものです。デジタル出版の歴史、現状、課題、生産・流通・利用といった過程について、解説を試みます。
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