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2019年10月21日~27日は「ビジネス誌・業界専門誌読み放題サービス登場」「Google、AI自然言語処理技術を検索サービスへ導入」などが話題に。編集長 鷹野が気になった出版業界のニュースをまとめ、独自の視点でコメントしてあります。
国内
名古屋市の鶴舞中央図書館でARを使ったナビシステム、目的の書架に案内〈週刊BCN+(2019年10月22日)〉
https://this.kiji.is/559255600620143713?c=491375730748638305
屋内でGPSが効かないので、ARで目的の書架や棚までナビゲーションするという仕組み。おもしろいのですが、おもいっきり歩きスマホになりそう。衝突注意。
リコー、電通、富士山マガジンサービスが連携し、ビジネス誌・業界専門誌読み放題サービス「Biz SHERPA」の提供を開始〈HON.jp News Blog(2019年10月23日)〉
https://hon.jp/news/1.0/0/26747
誌面PDFのままではなく、マガポート記事サービスでマイクロコンテンツ化して配信。dマガジンの「記事から選ぶ」をさらに進化させた感じで、さらにB向け特化という面白い方向性です。
カドカワが武蔵野線「東所沢」に拠点を置く背景〈東洋経済オンライン(2019年10月23日)〉
https://toyokeizai.net/articles/-/309211
もともと、埼玉県三芳町にあるKADOKAWAの倉庫が、老朽化で建て替える必要がある、というところがこのプロジェクトの発端。ところざわサクラタウンまで、JR武蔵野線 東所沢駅からなら徒歩10分程度です。問題は、都心からのアクセスが悪い点。飯田橋から、有楽町線で池袋から東武東上線で北朝霞乗り換えか、有楽町線の小竹向原から副都心線 – 東武東上線直通で北朝霞乗り換えで、どちらも1時間強。なお、車なら神保町から45分くらいなので、電車より早いです。
ちなみに記事へのコメントを見ていて、大江戸線延伸計画があることを思い出しました(↓)。光が丘 – 大泉学園 – 東所沢。まあ、大泉学園から先は構想段階なので、いつになるかわからないですが。
宇崎ちゃん献血ポスターに見るコラボと文脈共有の難しさ〈COMEMO by NIKKEI(2019年10月23日)〉
https://comemo.nikkei.com/n/n27f3b4a9f1fd
まつもとあつしさんによる論考。Twitterによって、ゾーニングが効かなくなる問題についてです。以前は「タイムラインは自分で作るもの」だから、見たくないものを流す人のフォローを外せば良い、という対処方法が有効だったのですが、トップツイートが優先的に表示される設定がデフォルトになったことにより、いまではクラスタを容易に飛び越して拡散するようになってしまいました。いままで気づいてなかったことに気づいてしまうとか、見たくないものまで見せられてしまう可能性が、以前より高くなっているように感じます。バズったときのRT数も、数年前まで数百、数千程度だったのが、最近は数万というのも珍しくありません。どうすればいいんだろうなあ。
海外
グーグル、検索サービスにAI 文章の意味も理解〈日本経済新聞(2019年10月25日)〉
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51391220V21C19A0TJC000/
Googleが、ディープラーニングを使った最新の自然言語処理技術を、まずは英語検索で導入。記事には「AIが文の意味を理解」する、とあります。以前、「BERT」は「東ロボ」同様、帰納的アプローチの機械学習なので「意味を理解しない」実装だという解説記事を読んだ(↓)のですが、ここから1年で状況が変わったのでしょうか?
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