米アマゾン・キンドルの新機能「Buy For Others」でEブック献本や販促が可能に

noteで書く

《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》

 アマゾンは7月18日から北米向けのキンドルサービスに「buy for others(他の人に買う)」機能をつけ、著者がファンのためのレビュー用コピーを渡すため、1人で何冊も一括購入できるようにしたと経済誌フォーブスが報じている。

 本サービスは、キンドルのセルフ・パブリッシングサービスである「Kindle Direct Publishing(KDP)」のユーザーにメールで告知された。例えば、著者がSNSで本がもらえるキャンペーンをしたり、サイン会などのイベントで景品として渡したり、書評用に献本できるなど、セルフ・パブリッシングで本を出している著者には朗報だ。

 もちろん、著者が自分用に買った本の印税も還元され、もしユーザーが60日の期限内にダウンロードしなかった場合は著者に返金される。また、ギフト本を受け取った人はこれを他の商品に交換できないようになっているので、本を「買った」ユーザーによるレビューを増やす機会になる。

 セルフ・パブリッシングのベテランは、わざわざレビュー用のコピーを買わなくとも、著書のPDFファイルを送ればタダで済むし、ランキング操作にも繋がる可能性があると指摘している。

[編注:日本向けのサービスではまだサポートされていない]

参考リンク

フォーブスの記事
https://www.forbes.com/sites/adamrowe1/2018/07/19/amazons-new-buy-for-others-kindle-feature-lets-authors-buy-giftable-ebooks/#217371f5400e
Amazon Kindle Direct Publishingのヘルプ(英語)
https://kdp.amazon.com/en_US/help/topic/G200652260
Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングのヘルプ(日本版)

noteで書く

広告

著者について

About 大原ケイ 289 Articles
NPO法人HON.jpファウンダー。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
タグ: / / /