《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》
株式会社メディアドゥと、楽天株式会社とその子会社の米OverDrive社が連携して進めている「OverDrive Japan」は、6月に電子図書館「Rakuten OverDrive」に関する協定を神戸市、大阪市と相次いで締結。神戸市は6月22日から、大阪市は7月2日からサービス提供を開始した。政令指定都市では浜松市に次ぐ2件目、3件目の事例で、国内市町村の公共図書館では12件目、13件目の事例となる。
神戸市では、神戸市立図書館の図書館カードを所持していれば、図書館窓口で電子図書館専用のIDとパスワードを発行することにより、ユーザー自身のタブレットやスマートフォン・パソコンから、時間や場所を問わずに電子図書館を利用できる。ラインアップは、日本語図書約1000点、英語図書約500点、青空文庫約1万点からスタート。英語図書の一部は、音声読み上げ機能「Read-Along」にも対応している。2年間の試験的導入期間中に、1万3000点程度まで増やす予定とのこと。
大阪市では、大阪市の図書カードを所持していれば、各市立図書館計24館の窓口で電子図書館専用のIDとパスワードを発行することにより、ユーザー自身のタブレットやスマートフォン・パソコンから、時間や場所を問わずに電子図書館を利用できる。大阪市は導入の目的を「ICTを活用した読書習慣の醸成・普及と、英語学習」としており、ラインアップは音声読み上げ機能「Read-Along」対応図書約150点を含む、英語の絵本や児童書約400点からスタート。試験的導入期間中に、2000点程度まで増やす予定とのこと。
「Rakuten OverDrive」は、米国公共図書館の90%以上に導入されている電子図書館サービス。取り扱いコンテンツは100言語以上300万点超で、日本ではそのうち和書を含む160万点以上を提供している。
参考リンク
楽天、神戸市と協定締結のリリース
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0613_01.html
楽天、大阪市と協定締結のリリース
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0625_02.html
メディアドゥホールディングスのリリース
https://www.mediado.jp/group/2282/
KOBE電子図書館 by Rakuten OverDrive
http://kobe.lib.overdrive.com/
電子書籍 by Rakuten OverDrive(大阪市)