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公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は2月25日、2025年のコミック市場規模を発表した。紙+電子市場(推定販売金額)は前年比1.7%減の6925億円と、2017年以来8年ぶりのマイナス成長となった。
紙のコミックス(単行本)は1260億円(同14.4%減)、コミック誌は392億円(同12.7%減)で、合計1625億円(同14.0%減)となった。ヒットの規模はやや小粒化。新刊・既刊ともにデジタルシフトが進んでいる。コンビニ帳合変更にともなう販売中止もあり、コミック誌は返品率が大幅に悪化した
電子コミックは5273億円(同2.9%増)で、コミック市場での占有率は76.1%となった。コロナ禍前の2019年2593億円から倍以上に成長している。ただし伸び率は急速に鈍化しており、成熟期を迎えている。電子書店各社は新規ユーザー獲得のため、ポイント還元や割引キャンペーン、期間限定全話無料施策などが積極的に実施されている。
なお、出版科学研究所による紙の推定販売金額は取次ルートのみであり、近年増加している出版社と書店の直接取引や出版社による直接販売は含まれていない。また、電子コミックの市場推計は定額読み放題を含む「読者が支払った金額の推計」で、広告収入や電子図書館向けは含まれない。
また、紙のコミックス(単行本)はさらに書籍扱いコミックスと雑誌扱いコミックスに分類される。詳細は「季刊 出版指標」2025年春号(4月25日刊行)で発表される。
参考リンク
出版科学研究所のプレスリリース










