2022年コミック市場は6770億円前年比0.2%増で微増ながら5年連続成長で過去最大を更新 ~ 出版科学研究所調べ

コミック市場推移

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 公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は2月24日、2022年のコミック市場規模を発表した。紙+電子市場(推定販売金額)は前年比0.2%増の6770億円と、微増ながら5年連続12023年2月27日追記:初出時「4年連続」と記載していました。前年まで「急成長」が3年続いていた延長上で誤ってカウントしてしまいました。お詫びして訂正いたします。の成長で過去最大を更新した。

 紙のコミックス(単行本)は1754億円(同16.0%減)、コミック誌は537億円(同3.8%減)で、合計2291億円(同13.4%)となった。コロナ禍による巣ごもり需要が終息し、メガヒット作品も前年には及ばなかった。しかし、コロナ禍前の2019年比ではプラスとなっている。

 電子コミックは4479億円(同8.9%増)で、コミック市場全体における電子の占有率は66.2%となった。なお、電子コミックの市場推計は定額読み放題を含む「読者が支払った金額の推計」で、広告収入や電子図書館向けは含まれない。


参考リンク

『出版月報』2023年2月号

[特集]コミック市場 2022●コミック市場6,770億円と微増●巣ごもり需要が終息し、紙は1割以上減●電子コミックは伸び率が一桁台に縮む【特集の概要】新型コロナウイルス感染症拡大にともなう巣ごもり需要に加え、大ブレ

脚注

  • 1
    2023年2月27日追記:初出時「4年連続」と記載していました。前年まで「急成長」が3年続いていた延長上で誤ってカウントしてしまいました。お詫びして訂正いたします。

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著者について

About 鷹野凌 737 Articles
HON.jp News Blog 編集長 / NPO法人HON.jp 理事長 / 明星大学デジタル編集論非常勤講師 / 二松學舍大学エディティング・リテラシー演習非常勤講師 / 日本出版学会理事 / デジタルアーカイブ学会会員 / 著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)など。

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