2025年コミック市場は8年ぶりのマイナス成長など 日刊出版ニュースまとめ 2026.02.26

【写真】マックス書店 名駅店+猫
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“歩いている茶黒さび猫の斜め後ろ姿”)
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【目次】

政治

図書館・学校図書館の運営の充実に関する有識者会議(第10回)配付資料〈文部科学省(2026年2月25日)〉

ひとことコメント

【資料2】意見募集の結果を確認してがっくり。私の送った意見は「主な意見(要約)」にありません。スルーされちゃったぜい。(鷹野)

KK共同に公取委が勧告 フリーランス法違反〈NEWSjp(2026年2月25日)〉

(令和8年2月25日)株式会社共同通信社に対する勧告について〈公正取引委員会(2026年2月25日)〉

誰でも自分の小説やイラストの権利登録 国の新システムが始動へ〈朝日新聞(2026年2月25日)〉

ひとことコメント

自己申告に基づいており、「基本的には性善説の制度」(文化庁担当者)となっている。

ちょ、は? え? ええええ? 虚偽の登録が必ず発生するけど、どうするんだろう? まあ「マイナンバー紐付きの嘘が自分では消せない形で公開情報として登録される」ことのリスクを考えたら、ふつうの人はやらない……と思いたい。でも、世の中にはふつうじゃない人もゴロゴロしてるから、虚偽登録は必ず発生します。断定しておきます。(鷹野)

「分野横断権利情報検索システム」及び「個人クリエイター等権利情報登録システム」が運用を開始します〈文化庁(2026年2月24日)〉

社会

YouTube、LINE、Ameba… 削除の申出方法と基準はどうなっている?「情プラ法」対応を公開情報から検証してみた(2)【プラットフォーマーに問う⑤】〈SlowNews | スローニュース(2026年2月24日)〉

版元とフリーランスと組合員のはざまで|田園都市出版社 樋口聡〈版元ドットコム(2026年2月25日)〉

小中学生のスマホ事情「はじめてのスマホ」は調査開始以来初、女子は10歳を下回る〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2026年2月25日)〉

個としての出版、業としての出版|みすず書房 元代表取締役社長・持谷寿夫氏〈出版フィールドワークプロジェクト(2026年2月24日)〉

特集ワイド:問い続けた「これでいいのか」 77年の歴史に幕、図書新聞 「書評は文明批評」紙面絶やす無念〈毎日新聞(2026年2月24日)〉

大学生の書籍代、初めて月1千円下回る 読書時間0分が51% 大学生協連調査〈高校生新聞(2026年2月24日)〉

ひとことコメント

読書時間0分が半数というのは、昔からそれほど変わってないはず。問題は「書籍代」のほう。そこに「教科書代」は含まれるのかしら? 明記されていないということは含まれるのかな? 含まれて月1000円未満だとしたら……(鷹野)

経済

2025年コミック市場は6925億円 前年比1.7%減と8年ぶりのマイナス成長 ~ 出版科学研究所調べ〈HON.jp News Blog(2026年2月25日)〉

ひとことコメント

ついに。前回マイナス成長だった2017年は、電子コミック市場がまだ1747億円でした。でもその年に紙のコミックス(単行本)市場1666億円を逆転しているんですよね。まだそのころは「電子書籍の購入は作家の応援にならない」という意見も強く、反論記事を書いたりしたものでした。懐かしい。その後の電子コミック急成長で、そういう声はすっかり消えました。記事の末尾に比率の推移グラフがありますが、ここ10年ですっかり様相は変わってしまいました。さて、電子コミック国内市場はそろそろ頭打ち。数年前からそれはもう見えていて、次は海外だ! という動きも活発だったわけですが、数字がなかなか明らかにならないなあ……いや、もちろんMANGA総研「マンガIP市場調査報告書」のことは把握してますが、「マンガ」の海外数字は変動してないんですよね。ぐぬぬ。(鷹野)

Manga Week: Japan Manga Market Struggles as Digital Sales Stall(マンガウィーク:日本のマンガ市場、デジタル販売の停滞で苦戦)〈ICv2(2026年2月25日)〉

2026年1月期 紙書籍雑誌推定販売金額は前年同月比5.3%減 ~ 出版指標マンスリーレポートより〈HON.jp News Blog(2026年2月25日)〉

「フォーサイト」新サービス「新潮X(仮)」への統合について〈新潮社 Foresight(2026年2月24日)〉

【北米エンタメニュースまとめ番外編】米パブリッシャーズウィークリーが紹介する日本の出版市場 「紀伊國屋書店」というポップカルチャー大使〈libro(2026年2月24日)〉

‘We’re losing accessibility’: America says goodbye to the mass-market paperback(“アクセシビリティが失われつつある”:アメリカは大衆向けペーパーバックに別れを告げる)〈The Guardian(2026年2月24日)〉

Manga Week: 2025 Was Kodansha’s Best Year in Comic Shops(マンガウィーク: 2025年は講談社にとってコミックストアの売上が最高の年だった)〈ICv2(2026年2月24日)〉

<インタビュー>チャートは悪循環を断ち切れるか――トーハン近藤敏貴会長が語る出版の現在地【WITH BOOKS】 | Special〈Billboard JAPAN(2026年2月24日)〉

Manga Week: Comic Stores Pace Manga Growth in 2025(マンガウィーク:コミックストアが2025年のマンガの成長を牽引)〈ICv2(2026年2月23日)〉

技術

GPUなしで動作する軽量なAI OCRツール「NDLOCR-Lite」、国会図書館のラボから無償公開〈窓の杜(2026年2月24日)〉

イベント

日本電子出版協会「電子書籍フォーマット『EPUB 3』の再始動と最新動向」講師:高見真也氏〈オンライン/3月4日〉

丸善ジュンク堂書店「『読めない』『読みつづけられない』にはワケがある ーーみんなでつくる〈読書バリアフリー〉」登壇者:サヘル・ローズ氏、杉田淳氏、成松一郎氏〈東京都豊島区(ジュンク堂書店池袋本店)+オンライン/3月4日〉

日本電子出版協会「AI時代の学びをデザインするーー遊びの4原理から考える」講師:加藤泰久氏(東京通信大学 教授)〈オンライン/3月10日〉

日本電子出版協会「国語施策と『標準』 ― 日本語の表記はどのように定着してきたか」講師:武田康宏氏(文化庁国語課主任国語調査官)〈オンライン/3月17日〉

Media Innovation Conference 2026〈東京都港区(赤坂インターシティコンファレンス)+オンライン/3月18日〉

JPO出版情報登録センター「JPRO出版社説明会『販売促進機能』について / 4月施行『未管理著作物裁定制度』への『Books』での対応策について」〈東京都千代田区(出版クラブホール)+オンライン/3月23日〉

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