「出版社は、流通の主導権を他者に取られると、自社作品の露出について発言力を失ってしまう」

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【編集部記事】英国のメディア業界ニュースブログ「The MediaBriefing」が、米国のコミック業界で起こった過去事例を元に、出版社が流通の主導権を必死で守ろうとする理由についてわかりやすく解説している。

 記事自体は、昨年掲載した「How “the great reintermediation of the web” caused publishers to lose control of distribution」という投稿のフォロー記事。1990年に米コミック出版界で突如急成長した流通大手Diamond Comic Distributors社(本社:米国メリーランド州)とその影響力をケース事例として紹介している。米コミック出版界は、流通を外部参入のDiamond Comic Distributors社に握られた後、売上的には大きな影響はなかったものの、自社作品の露出について発言力を失ってしまったとのこと。

 それを元に考えた場合、ネット・SNS等に流通主導権を握られるこれからの時代、出版社が失うのは売上ではなく、自社作品の露出についての発言力なのだ、としている。【hon.jp】

問合せ先:The MediaBriefingの記事( http://www.themediabriefing.com/article/diamond-distributors-what-it-means-for-publishers-to-have-lost-control-of-distribution

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