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伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。編集部の中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。
【目次】
総合
「雑誌発売日協定が“謎ルール”?」「コンテンツ省」「軽出版」「3拠点同時開催 NovelJam 2024」など、週刊出版ニュースまとめ&コラム #638(2024年10月6日~12日)〈HON.jp News Blog(2024年10月14日)〉
デジタルブックニュースまとめ(2024/10/13)〈オーディオブックファンクラブ(2024年10月13日)〉
社会
AIの進化で“校閲者”は絶滅するのか 活字文化を支える「校閲」、デジタル化で変わったこと、変えられないこと〈デイリー新潮(2024年10月14日)〉
「読書バリアフリーとディスレクシア~多様な読書のカタチ~」三田図書館(東京都港区)にて展示を10月14日から27日まで実施。10月18日には体験&交流デイを開催。〈特定非営利活動法人エッジのプレスリリース(2024年10月14日)〉
韓国の書店ベストセラーランキング1~10位を「ノーベル文学賞作家」韓江の小説が独占…!「読書量世界最下位」水準の国に突如湧いた熱狂的「読書ブーム」の背景(金 敬哲)〈現代ビジネス | 講談社(2024年10月14日)〉
生成AI「規制を」6割 著作権侵害や偽情報懸念〈共同通信(2024年10月13日)〉
ひとことコメント
100点満点でメディア別の信頼度を評価してもらったところ、NHKテレビが66.7点が首位だった。新聞65.9点、民放テレビ60.4点、ラジオ54.1点、インターネット48.5点と続いた。
雑誌だけ省略されてます。思わず苦笑い。ちなみに時系列で見ると、全メディアゆるやかに信頼度を落とし続けています。また、タイトルは「著作権侵害や偽情報」ですが、本文は「著作権侵害などの悪影響を排除するため」で、報告書には「フェイクニュースや著作権侵害などの悪影響を排除するため」とありました。なぜ共同通信は本文から「フェイクニュース」を省いて「著作権侵害など」にしたのか。タイトルにあるからわかるだろう、という判断なのか。実際のところ、フェイクニュースを含めるか否かで、この回答は変わりそうな気がします。(鷹野)
第17回メディアに関する世論調査 調査結果がまとまりました〈公益財団法人新聞通信調査会(2024年10月13日)〉
ひとことコメント
というか報告書を確認したら、こちらの「概要」の時点で雑誌は省かれていました。ちなみに雑誌は41.1%と、4マス+インターネットの中で信頼度最下位です。まあ、毎年のことですけど、メディアの括りが雑過ぎるんですよね、この調査。新聞だって読売朝日などから東スポまでピンキリですし、インターネットには新聞・雑誌・テレビ・ラジオからの情報も配信されてます。その人の観測範囲によって、印象は大きく変わるはず。(鷹野)
作家・角田光代さんに「読書は人生に必要か」を尋ねたら|三砂慶明『読書を考える旅』第1回〈光文社新書(2024年10月12日)〉
米国のブッククラブ活況〈日本経済新聞(2024年10月12日)〉
経済
朝日利彰 エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ社長「NTT西日本の完全子会社が手掛ける電子書籍ストア事業の意義」〈財界オンライン(2024年10月14日)〉
ピンタレストが日本で急成長 Z世代にユーザー層拡大〈日本経済新聞(2024年10月14日)〉
ひとことコメント
久しぶりに名前を見たと思ったら、いまになって「急成長」とか「Z世代に」とか、マジですか。(鷹野)
漫画の進化系「ウェブトゥーン」市場を席巻する訳 スマホ時代に適応した新しい形式として注目 | メディア業界〈東洋経済オンライン(2024年10月14日)〉
日本で「面白いマンガ」が生まれ続けるのは、なぜ?:『漫画ビジネス』〈ITmedia ビジネスオンライン(2024年10月14日)〉
なぜ日本のマンガは、次々に「メガヒット」するのか:『漫画ビジネス』〈ITmedia ビジネスオンライン(2024年10月13日)〉
赤字転落のヴィレッジヴァンガード 苦境の原因は「サブカル不調」「人材不足」だけとは言い切れないワケ:小売・流通アナリストの視点〈ITmedia ビジネスオンライン(2024年10月13日)〉
技術
偽情報対策「ハッカソン」で磨く 台湾は拡散に刑事罰 安全保障とeconomy〈日本経済新聞(2024年10月14日)〉
「現在のLLMに真の推論は困難」──Appleの研究者らが論文発表〈ITmedia NEWS(2024年10月13日)〉
イベント
日本電子出版協会「JEPA著作権実務セミナー」池村聡弁護士〈オンライン/10月15日〉
日本出版学会 出版編集研究部会「科学読み物の企画・編集 ――〈岩波科学ライブラリー〉を中心に」報告:濱門麻美子(岩波書店)〈オンライン/10月16日〉
国立国会図書館「市町村における地域資料のデジタル化及びデジタルアーカイブ構築」〈オンライン/10月18日〉
日本電子出版協会「世界のブラウザが縦書きになった理由: もう一つの『EPUB戦記』」講師:下川和男〈オンライン/10月21日〉
総務省「令和6年度『電子書籍販売サイト アクセシビリティ・ガイドブック』説明会」〈三菱総合研究所(東京都千代田区)およびオンライン/10月23日〉
特定非営利活動法人本の学校「本の学校出版シンポジウム2024 in 東京」本と地域をめぐる「あの話」(1)藤坂康司×栗澤順一×井之上健浩、(2)仲俣暁生×竹田信弥、(3)小島俊一×大井実×長﨑健一〈東京都千代田区・専修大学 神田キャンパス/10月27日〉
日本電子出版協会「海外電子出版動向 2024」講師:辻本英二氏〈オンライン/10月28日〉
出版労連 第50回出版研究集会「ひろがる出版――デジタル化、コンテンツビジネス化が進む現在地から出版産業のゆくえを展望する」植村八潮×橋場一郎 など〈東京都文京区(オンライン併用アーカイブ配信あり)/10月28日、10月30日〉
日本出版学会 学会賞受賞記念講演会「「プラットフォーム型雑誌」『ゼクシィ』の再検討 情報誌研究の可能性に着目して」報告:彭永成氏(桃山学院大学)〈オンライン/10月30日〉
電流協アワード受賞記念セミナー「ライトアニメ ~コミックの第三極へ~」〈東京都千代田区(オンライン併用)/11月1日〉
日本電子出版協会「パソコン誌で綴るデジタル史 パソコン・スマホ編」講師:服部桂 氏〈オンライン/11月5日〉
総務省「令和6年度 公的機関向けウェブアクセシビリティ対応講習会」〈オンライン/11月6日〉
日本出版学会「創立55周年記念講演会・祝賀会/第21回 国際出版研究フォーラム」〈日本出版クラブ(東京都千代田区/11月8日)・東京経済大学(東京都国分寺市/11月9日)〉
一般社団法人MANGA総合研究所「第5回 国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima ( IMART 2024)」〈アニメイトシアター(東京都豊島区・オンライン併用)/11月12日~15日〉
日本電子出版協会「パソコン誌で綴るデジタル史 インターネット編」講師:服部桂 氏〈オンライン/11月18日〉
BOOK MEETS NEXT事務局主催 角川春樹×今村翔吾 対談イベント 「角川春樹 最後の仕事 ~今村翔吾と語る~」〈東京都新宿区(トーハン本社 特設スペース)/11月21日〉
日本電子出版協会「パソコン誌で綴るデジタル史 人工知能編」講師:服部桂 氏〈オンライン/11月26日〉
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