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【編集部記事】※いつもhon.jp DayWatchをご覧いただきましてまことにありがとうございます。
hon.jp DayWatchでは毎週末、あまり語られることがなかった「商品管理」という観点で、電子書籍の本質に迫っていきます。そして、すでに一部出版社で使われている「hon.jpターミナル」という電子書籍書誌管理システムを使いながら、その業務対策について考えていきます。出版社勤務の方は、ぜひ研究の参考にしてみてください。—hon.jpシステム部
複数の社員・スタッフが共同で書誌レコードを編集していると、いろいろな問題が発生します。
たとえば、スタッフの誰かが「作品A」の書誌レコード上で誤入力をしたときに、他の人はデータ修正するだけなく、それを入力したスタッフを見つけて、注意してあげる必要があります。そのようなとき、Wikipediaの編集システムにもあるような、各ユーザーの作業ログ機能が欠かせません。
「hon.jpターミナル」では、個々の書誌レコードに「履歴」タブがあり、それをクリックすると過去の編集者(ユーザー名)と編集日時が一覧で確認できるようになっています。
また、Webベースのシステムでは、各ユーザーは作業時間帯やオフィスが異なることも多いので、お互いにコミュケーションが取れないまま書誌レコード修正するケースがほとんどです。しかしその一方で、チーム作業を円滑に進めるには、「作品Bの書誌レコードは注意が必要だよ」「作品Kを編集する前に、必ず編集部の○○さんに連絡を入れてね」などいったちょっとしたコミュニケーションを頻繁に行なうことがとても重要になります。さてさて、どうしたものでしょうか?
「hon.jpターミナル」では、このジレンマにも着目しました。個々の書誌レコードの横にみんなが見えるような「メモ」を残したり、信号機のようにクリックで緑/黄/赤色に切り替えることができるカラーアイコンが用意されています。実際の利用シーンを下記のビデオで確認してみましょう。
相手の顔を見ることがないWeb上での作業とはいえ、いつもの対面でのチーム作業とまったく変わりません。より円滑かつ正確な商品管理のために、これらの機能を使いながら、仲間とのちょっとしたコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。
次回はhon.jpターミナルに登録された商品データを、ExcelやTSV形式ファイルに出力する方法をいくつか紹介していきます。
※次回、第14回「書誌レコードをまとめてExcel形式で出力(1)」はこちらからどうぞ。【hon.jp】
問合せ先:hon.jpターミナルの製品概要ページ( http://hon.jp/doc/honjpterminal.html )