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【編集部記事】※いつもhon.jp DayWatchをご覧いただきましてまことにありがとうございます。
hon.jp DayWatchでは毎週末、あまり語られることがなかった「商品管理」という観点で、電子書籍の本質に迫っていきます。そして、すでに複数出版社で使われている「hon.jpターミナル」という電子書籍書誌管理システムを使いながら、その業務対策について考えていきます。出版社勤務の方は、ぜひ研究の参考にしてみてください。—hon.jpシステム部
■今後「hon.jpターミナル」で搭載予定となっている新機能
本連載もついに次回で一旦終了となります。最後に、「hon.jpターミナル」で今後搭載が予定されている機能について、予告も兼ねて簡単に説明しておきます。まずは、データ入出力のためのAPIです。
出版社が「hon.jpターミナル」を導入するときに、問題となるのが書誌データの入力方法です。もちろん、「hon.jpターミナル」はWebブラウザ上でユーザーが簡単に手入力できるようになっていますが、出版社によっては「社内の業務システムから自動的にデータ登録させたい」「Excel作業画面から、そのままワンクリックで登録させたい」など、いろいろな要望があります。
そのような要望に応えるため、hon.jpターミナルでは年内にも「hon.jpターミナルAPI」をリリースする予定です。
■「hon.jpターミナルAPI」とは
「hon.jpターミナルAPI」は、自社の「hon.jpターミナル」アカウントへのデータ入出力作業を、HTTP形式で行なうためのAPIです。弊社では5年前から検索ユーザー向けに「hon.jp WebサービスAPI」を公開しており、すでに多くのシステムベンダー・個人プログラマーの方々に使っていただいておりますが、それの“業務用”バージョンと考えてもらっていいでしょう(下図参照)。
このAPIでは、個々のデータ登録/データ取り出しを単純にXML形式で行なうため、入力元が業務システムであろうが、CSVファイル・Excelマクロであろうが、取引先のシステム会社であろうが、現場の都合に応じて対応できるようになります。もちろん、接続方法によってはユーザー側に若干のカスタマイズ開発が必要になりますが、そのような作業も気心の知れた社内のシステム部や従来から懇意にしているシステム会社にまかせることができるので、安心してサービスインできるというわけです。
「hon.jpターミナル」というサービス名の「ターミナル(英語で電車の駅、空港の発着口、端末機などという意味)」の部分が、ようやく意味を持ち始めることになりそうです。
最終回である次回も、「hon.jpターミナル」で搭載予定の新機能群について解説していきます。
※次回、最終回「hon.jpターミナルが今後搭載する新機能(2)」はこちらからどうぞ。【hon.jp】
問合せ先:hon.jpターミナルの製品概要ページ( http://hon.jp/doc/honjpterminal.html )