【週末集中ゼミ】「hon.jpターミナル」で学ぶ電子書籍の商品管理 第12回「他の社員にも作業を手伝ってもらおう(1)」

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【編集部記事】※いつもhon.jp DayWatchをご覧いただきましてまことにありがとうございます。

 hon.jp DayWatchでは毎週末、あまり語られることがなかった「商品管理」という観点で、電子書籍の本質に迫っていきます。そして、すでに一部出版社で使われている「hon.jpターミナル」という電子書籍書誌管理システムを使いながら、その業務対策について考えていきます。出版社勤務の方は、ぜひ研究の参考にしてみてください。—hon.jpシステム部

 「hon.jpターミナル」はWebブラウザベースのシステムです。高速インターネットが使えるパソコンさえあれば、社内であろうが、自宅であろうが、海外出張先であろうが、作業を続けることができます。このような設計にした理由として、出版業界にはもともと外出先や自宅でも仕事をする人が多いという事情があります。

 その一方で、電子書籍担当が1人のみという出版社がいまだに多いと現実もあります。売上貢献度がまだ少ない、という理由でスタッフを増員してくれないケースがほとんどのようです。仕事を手伝ってくれる仲間がいない、社外から業務システムにアクセスできないという理由で、たった1人で毎晩残業を強いられている電子書籍担当者も少なくないでしょう。

 チームで仕事をしてこそ、会社の存在意義はあります。書誌レコードの登録や修正くらい、担当の編集者や在宅スタッフの人たちに手伝ってもらうべきでしょうし、そのように仕事を部署外の人にも手伝ってもらうことで、社内教育にも役立ちます。

 「hon.jpターミナル」はWebブラウザベースであるため、仲間に新規アカウントを発行するのは簡単です。下のビデオを観てください。

 この例では、「ジャパン出版社」の電子書籍担当者は、書誌レコード登録を手伝ってもらうため、hon.jpターミナルの「アカウント管理画面」から「山本公一」さんという別社員に招待状をメールしています。大手SNSで友だちを誘うのと同じ感覚です(注意:hon.jpターミナルではデフォルトで3アカウントまで無料で登録できますが、それ以降はアカウント登録ごとに5,000円の追加料金が発生します)。

 hon.jpターミナルには「管理者」と「一般」の2種類のユーザーアカウントがあり、仲間を招待できるのは前者のみです。また、業務システムであるため、メールアドレスのドメインが社内のものかどうか、システム側がチェックするようになっています。

 次回は実際に仲間たちとhon.jpターミナル上で作業するときに便利な機能をいくつか紹介していきます。

※次回、第13回「他の社員にも作業を手伝ってもらおう(2)」はこちらからどうぞ。【hon.jp】n

問合せ先:hon.jpターミナルの製品概要ページ( http://hon.jp/doc/honjpterminal.html

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