W3Cでデジタルマンガの動的な表現技法を実現するためのコミュニティグループが発足、マンガ家や編集者などの参加を呼びかけ

APL
noteで書く

《この記事は約 3 分で読めます》

 慶應義塾大学SFC研究所のアドバンスド・パブリッシング・ラボは1月8日、W3Cに未来のデジタルマンガについてのコミュニティグループ(BD Comics Manga Community)が発足したことを発表した。日本語のメーリングリストもあり、マンガ家や編集者をはじめとする関係者の参加が呼びかけられている。

 このコミュニティグループは、2018年9月に東京で開催された W3C Workshop on Digital Publication Layout and Presentation (from Manga to Magazines) を受け、未来のデジタルマンガにおける動的な表現技法を整理することを目標として作成された。たとえば、以下のリンク先のような、少女がまばたきをしたり、スクロールに従って絵が切り替わったり、猫が走ったり音楽が流れたり、といった作品が例示されている。

 こういった新しい表現技法を整理し、それを実現するためのフォーマットがHTMLやCSSなどと同様に、誰でも自由に利用できるような仕様を制定するための準備をすることがコミュニティグループの目的となる。技術的な議論は基本的に行わず、表現技法の話が中心となる予定だ。諸外国で試みられている新しい表現技法を知ることができたり、新たな表現技法を提案できたりする機会となる。

 想定されている参加者は、未来のデジタルマンガの表現技法を知りたい、実践したい、開拓したいと考えている人。マンガ家、絵本作者、編集者などの実作者や、表示・配信や編集ソフトに携わっている人も対象となる。なお、参加にあたっては、W3Cコミュニティ貢献者ライセンス契約(W3C Community Contributor License Agreement:CLA)に同意する必要がある。

参考リンク

アドバンスド・パブリッシング・ラボのリリース
https://www.aplab.jp/digitalmanga
W3C Workshop on Digital Publication Layout and Presentation (from Manga to Magazines)
https://www.w3.org/publishing/events/tokyo18-workshop/
日本語メーリングリスト(件名に「subscribe」と入れて送信、届いたメールをそのまま返信)
public-bdcomacg-jp-request@w3.org

noteで書く

広告

About 鷹野凌 275 Articles
HON.jp News Blog 編集長。NPO法人HON.jp 理事長。明星大学/二松學舍大学/実践女子短期大学の講師で、デジタル編集論/表象メディア演習/デジタル出版論/デジタル出版演習を担当。出版学会員/デジタルアーカイブ学会員。主な著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)
タグ: /

関連コンテンツ