絶版になった幻の投資指南書が、許可なく電子化されアマゾンで販売

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 ブルームバーグによると、絶版になった幻の投資指南書が、許可なく電子化されアマゾンで販売されていた。海賊版が出回ったのは、ボストンに本社を置く Baupost の CEO であり、ヘッジファンド界の伝説的存在の Seth Klarman が1991年に上梓した『Margin of Safety』という本で、著者の許可なしにキンドル版が9.99ドルで売られ(今は停止)、訴訟問題になっている。

 アマゾンは「知的財産の保有権を尊重し、著作権侵害行為を重く受け止めている」とコメント。絶版になった紙の本は、コレクターの間で2500ドルという高値で取引されていることがあったり、コピーされたものが出回っているという。

 問題になったキンドル版の発行元は「知識と情報は無料で、地球上の誰もがアクセスできるべきだ」というモットーを掲げる OceanofPDF という団体で、オンラインで無料の本がダウンロードできるように活動しているようだ。

参考リンク

ブルームバーグの記事:
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-07-10/baupost-says-copy-of-klarman-s-book-on-amazon-was-not-authorized

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About 大原ケイ 135 Articles
NPO法人日本独立作家同盟 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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