米雑誌最大手コンデ・ナストのCEOが辞任発表

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 アメリカの雑誌社コンデ・ナストで、解雇を含むリストラ案を推進し始めてまだ1年経たないボブ・サウアーバーグCEOが、辞任を発表したと複数のメディアが伝えている。コンデ・ナストはヴァニティー・フェア、GQ、ヴォーグなどの雑誌を発行する、アメリカ最大の雑誌社。

 サウアーバーグは、中堅出版社のフェアチャイルド・ファッション・メディアや、ニューヨーク・タイムズなどを経て、2005年にコンデ・ナストに入社。今後は後継者が見つかるまで暫定的に今の役職に留まり、決まればジョナサン・ニューハウスがコンデ・ナスト海外事業部のCEOのポストを譲り、会長になる。

 サウアーバーグが推進しているリストラ案はそのまま続行するといい、広告に頼らない収入源ダイバーシティー策や、赤字脱却が難しいと判断したゴルフ・ダイジェストやブライドといった雑誌の売却を通し、2年で黒字転換を目指していた。またサウアーバーグは引き続きコンデ・ナスト社の代表として、SNSのRedditの理事会に席を残すという。

参考リンク

フォーブス紙の記事
https://www.forbes.com/sites/jonathanberr/2018/11/27/conde-nast-ceo-sauerberg-to-depart-amidst-publishing-upheaval/#18c352dd2c0d
ニューヨーク・タイムズの記事
https://www.nytimes.com/2018/11/27/business/conde-nast-ceo-robert-sauerberg.html

About 大原ケイ 92 Articles
NPO法人日本独立作家同盟 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。