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インターネット白書編集委員会は2月21日、1年前に発行した『インターネット白書2024 AI化する社会のデータガバナンス』の全記事を、バックナンバーサービス「インターネット白書ARCHIVES」に追加掲載したことを発表した。
『インターネット白書』は、日本のインターネットの動向を専門家の寄稿と統計資料で解説する年鑑で、1996年からほぼ毎年発行されている。2012年版で終刊予定だったが、一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)からの支援で刊行が継続されている。編者は、この3団体およびインプレス・サステナブルラボ(株式会社インプレスホールディングス内研究組織)によるインターネット白書編集委員会が担当し、「インプレス NextPublishing」が発行元となっている。
「インターネット白書ARCHIVES」は『インターネット白書』のバックナンバーPDF版がだれでも無料で検索・閲覧できるサービスで、2024年6月に亡くなった井芹昌信氏(株式会社インプレスR&D元代表取締役)が関わったプロジェクト。時系列検索エンジン「TIMEMAP」では、『インターネット白書』および統合された月刊誌「インターネットマガジン」のバックナンバーなどが年表形式で表示できる。
毎年、最新版の『インターネット白書』刊行後に、社会貢献活動の一環として1年前の版が全文無料公開される。今年は2月12日に『インターネット白書2024 岐路に立つデジタル空間とAIガバナンス』が発行され、それを受けてのバックナンバー公開。2024年版の10大キーワードは、「レスポンシブルAI」「データガバナンス」「グリーントランスフォーメーション」「デジタルツイン」「アプリストア規制」「偽情報」「オリジネーター・プロファイル」「惑星間インターネット」「グローバル・デジタル・コンパクト」「デジタルインクルージョン」。
参考リンク
インターネット白書ARCHIVES『インターネット白書 2024』の公開ページ
https://iwparchives.jp/iwp2024
『インターネット白書2025 岐路に立つデジタル空間とAIガバナンス』(インプレス)
https://nextpublishing.jp/book/18458.html