インターネット白書ARCHIVESで2022年版が無料公開に ~ 最新版『インターネット白書2023』発行に合わせ

インターネット白書ARCHIVES で公開された2022年版
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 インターネット白書編集委員会は2月24日、1年前に発行した『インターネット白書2022 デジタルツイン実現への道』の全文を、ウェブサイト「インターネット白書ARCHIVES」で無料公開した。2月22日に『インターネット白書2023 分断する世界とインターネットガバナンス』を発行したことに合わせた動き。

 2014年に開始された「インターネット白書ARCHIVES」は、1996年から毎年発行されている『インターネット白書』のPDF版を、だれでも無料で検索・閲覧できるようにしているサービス。時系列検索エンジン「TIMEMAP」により、キーワード検索で過去記事を年表形式表示できる。社会貢献活動の一環として、毎年『インターネット白書』最新版の発行後に、1年前の版を全文無料公開している。

 「インターネット白書ARCHIVES」の運営は、インターネット白書編集委員会が行っている。同委員会の構成メンバーは、一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)、インプレス・サステナブルラボ(株式会社インプレスホールディングス内の研究組織)。

 『インターネット白書』は、日本のインターネットの最新動向や影響を技術・ビジネス・社会など多角的に報告するデジタル業界の年鑑。専門家の寄稿と統計資料で解説されている。編者はインターネット白書編集委員会。発行は2022年版までインプレスR&Dだったが、2月1日付でインプレスに合併しており、2023年版からは「インプレス NextPublishing」名義になっている。

 今回「インターネット白書ARCHIVES」で公開された2022年版は、リアル空間とサイバー空間を連動するデジタルツインの活用事例、仮想空間メタバースやNFT、Web3.0など、5G時代を迎えて発展する最新テクノロジーと、そのビジネス・制度面での課題を各方面の有識者が解説している。

 また、27回目の発行となる2023年版の10大キーワードは、「ジェネレーティブAI」「DAO」「メタバース」「デジタルツイン」「ファクトチェック機関」「ステルスマーケティング規制」「テックジャイアント失速」「ソブリンクラウド」「インターネットと戦争」「IGF 2023」。小売希望価格は電子版が2800円、印刷版が3200円(いずれも税別)。

参考リンク

インターネット白書ARCHIVES

『インターネット白書2023 分断する世界とインターネットガバナンス』(インプレス)

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著者について

About 鷹野凌 823 Articles
NPO法人HON.jp 理事長 / HON.jp News Blog 編集長 / 日本電子出版協会 理事 / 日本出版学会理事 / 明星大学 デジタル編集論 非常勤講師 / 二松学舍大学 編集デザイン特殊研究・ITリテラシー 非常勤講師 / デジタルアーカイブ学会 会員 / 著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)など。
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