紙のぴあ復活など 日刊出版ニュースまとめ 2026.03.04

【写真】TSUTAYA BOOKSTORE 名鉄名古屋+猫
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“座っている三毛猫の後ろ姿”)
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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。編集部の中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。2026年度のピックアップログ全件はこちら

【目次】

政治

Perplexity claims News Corp tried to ‘entrap’ its AI chatbot(パープレキシティ社、ニューズ・コーポレーションが自社のAIチャットボットを「罠にかけようとした」と主張)〈Press Gazette(2026年3月3日)〉

NHK 2026年度予算・事業計画案に対する見解|通信・放送|声明・見解〈日本新聞協会(2026年3月3日)〉

ひとことコメント

しかし、放送していないコンテンツを配信する事例が散見され、また配信期間も1週間が基本と自ら定めたルールと実態はかけ離れている。

つまりそれは、新聞協会的には「1週間でも長い」ということですか。NHKのウェブ配信が誰のせいで不便になっているかを、自ら示してくれていますね。(鷹野)

US Supreme Court declines to hear dispute over copyrights for AI-generated material(米最高裁、AI生成コンテンツの著作権をめぐる争いを却下)〈Reuters(2026年3月3日)〉

ひとことコメント

最高裁判決。これはアメリカ特有ではなく日本でも同様の判決になるでしょうし、世界的にも同様だと思われます。人間の創作的寄与が必要。(鷹野)

社会

生成AIはどこまでOK?“法的リスク”を完全解説、著作権と依拠性の新常識〈ビジネス+IT(2026年3月3日)〉

「偽情報の源はテレビ」は本当か? 批判の根拠となった調査を実施した小笠原教授とデータを読み解く【ファクトチェック解説】〈日本ファクトチェックセンター(2026年3月3日)〉

【書店員の目 図書館員の目】98 読書推進のための棚作り考(菊池壮一)〈The Bunka News デジタル(2026年3月3日)〉

Library Publishing Coalition(LPC)、図書館出版のアドボカシー活動のためのウェブサイト“Library Publishing Creates”を公開〈カレントアウェアネス・ポータル(2026年3月2日)〉

スクエニ、「ネトゲ速報」管理者を開示請求→サイト閉鎖&解決金の支払いで和解 「FF14」スタッフへの誹謗中傷などで〈ITmedia NEWS(2026年3月2日)〉

経済

Web指標一覧 (2025年10-12月期)を公開しました〈一般社団法人 日本ABC協会(2026年3月3日)〉

書店離れが止まらないのに書店をつくり続ける…「アマゾンには勝てん」と悟った大垣書店会長の逆転発想〈PRESIDENT Online(2026年3月3日)〉

「本が売れない時代」なのに30年間右肩上がり…京都生まれの大垣書店が突き止めた本離れの意外な突破口〈PRESIDENT Online(2026年3月3日)〉

Seven Seas Entertainmentとメディアドゥの翻訳出版体制に関するお知らせ〈株式会社メディアドゥ(2026年3月3日)〉

ひとことコメント

日経報道の「漫画の英訳には翻訳家の補助として自社で開発している人工知能(AI)を活用。現在は1冊5〜6カ月かかっている翻訳期間を約2カ月に短縮する」に少し「ん?」と思っていたのですが、AIで翻訳をするのではないそうです。「翻訳した文章の管理をAIでアシストするツール」なのですって。しかし、翻訳期間が半分以下に短縮できるアシストツールって、どういう仕組みなんだろう? 気になる。(鷹野)

関係性開示:メディアドゥには、HON.jpの法人会員として事業活動を賛助いただいています。しかし、本欄のコメント記述は筆者の自由意志であり、対価を伴ったものではありません。忖度もしていません。

紙の「ぴあ」復活 休刊から15年、「編集にAIを最大限活用」〈ITmedia NEWS(2026年3月3日)〉

ひとことコメント

あえて紙。しかし編集工程にはAIをフル活用、と。「データベースからの自動組版」って、私が勤め人だったころの情報誌の会社では入社当時(20世紀の終わり)すでにやってました。先駆的だったんだなあ。(鷹野)

オピニオン・メディア:米有力紙が苦境の時代 日本のメディアは〈毎日新聞(2026年3月3日)〉

Media Do Agrees to Buy Seven Seas(メディアドゥ、セブンシーズ買収に合意)〈Publishers Weekly(2026年3月2日)〉

イベント

日本電子出版協会「電子書籍フォーマット『EPUB 3』の再始動と最新動向」講師:高見真也氏〈オンライン/3月4日〉

丸善ジュンク堂書店「『読めない』『読みつづけられない』にはワケがある ーーみんなでつくる〈読書バリアフリー〉」登壇者:サヘル・ローズ氏、杉田淳氏、成松一郎氏〈東京都豊島区(ジュンク堂書店池袋本店)+オンライン/3月4日〉

日本電子出版協会「AI時代の学びをデザインするーー遊びの4原理から考える」講師:加藤泰久氏(東京通信大学 教授)〈オンライン/3月10日〉

日本電子出版協会「国語施策と『標準』 ― 日本語の表記はどのように定着してきたか」講師:武田康宏氏(文化庁国語課主任国語調査官)〈オンライン/3月17日〉

Media Innovation Conference 2026〈東京都港区(赤坂インターシティコンファレンス)+オンライン/3月18日〉

JPO出版情報登録センター「JPRO出版社説明会『販売促進機能』について / 4月施行『未管理著作物裁定制度』への『Books』での対応策について」〈東京都千代田区(出版クラブホール)+オンライン/3月23日〉

電子出版制作・流通協議会「出版流通デジタル印刷(DSR)活用セミナー第4回『デジタル印刷活用事例と業界標準ガイドライン』について」〈東京都千代田区(日本出版クラブ)+オンライン/3月25日〉

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新刊『ぽっとら Podcast Transcription vol.1 ~ 詐欺広告や不快広告・金融検閲・生成AIと著作権・巨大IT依存問題など、激変する出版界の広範な論点を深掘りしてみた。』を刊行しました。ポッドキャストの書き起こしです。

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