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デジタル・パブリッシングのオープンカンファレンス「HON-CF2024」のセッション2「思い立ったらすぐ出せる“軽出版”という生態系」は、2024年9月7日(土)13時からオンライン配信いたします。仲俣暁生氏(編集者・文筆家・大正大学表現学部教授)、海猫沢めろん氏(小説家)、吉川浩満氏(文筆家・編集者)にご登壇いただきます。司会はHON.jpの鷹野凌です。
【目次】
概要文
仲俣暁生氏は2023年10月に「軽出版者宣言」という文書を公開しました。自分の原稿を自分で組版し、同人誌印刷の業者へ入稿・印刷し、SNSで告知、文学フリマなどの即売会や独立系書店で売る行為を「軽出版」と名付けたのです。「すでに多くの人がやっていること」ではありますが、対義語の「重出版」とともに端的でわかりやすい言葉だと思います。本セッションでは、プロの作家・編集者として「重出版」も行いつつ、以前から「軽出版」も行ってきた海猫沢めろん氏と吉川浩満氏を交え、活動実績や今後の可能性などについて話を伺います。
登壇者
仲俣暁生氏(編集者・文筆家・大正大学表現学部教授)
編集者・文筆家・大学教員。ウェブメディア「マガジン航」を編集発行する傍ら、メディアや出版、現代文学についての執筆を行う。2023年より個人による出版レーベル「破船房」の活動を開始し、『その後の仁義なき失われた「文学」を求めて』、『橋本治「再読」ノート』などを刊行した。著書『失われた「文学」を求めて|文芸時評編』(つかだま書房)、『ポスト・ムラカミの日本文学』(絶版、破船房より復刊予定)など。
海猫沢めろん氏(小説家)
1975年生まれ。高校卒業後、紆余曲折を経て上京。文筆業に。
2011年 『愛についての感じ』で第33回野間文芸新人賞候補。
2017年 『キッズファイヤー・ドットコム』で第39回野間文芸新人賞候補。
2018年 同作品で第59回熊日文学賞受賞。
2024年 執筆10年の大作小説『ディスクロニアの鳩時計』私家版を限定部数で自費制作・刊行し完売。
多くのアイドルの作詞なども手掛け、ナカガワヒロユキ名義でライターとしても活動中(著書に『TOKYOHEAD -NONFIX-』『ゲーセン戦記』など)。
吉川浩満氏(文筆家・編集者)
著書に『哲学の門前』『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』『理不尽な進化』など。山本貴光とYouTubeチャンネル「哲学の劇場」運営。晶文社にて編集業にも従事。
鷹野凌(司会 / NPO法人HON․jp 理事長)
NPO法人HON.jp 理事長 / HON.jp News Blog 編集長 / 日本電子出版協会 理事 / 日本出版学会理事 / 明星大学 デジタル編集論 非常勤講師 / 二松学舍大学 編集デザイン特殊研究・ITリテラシー 非常勤講師 / デジタルアーカイブ学会 会員 / 著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)など。
チケット
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