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デジタル・パブリッシングのオープンカンファレンス「HON-CF2024」のセッション3「小規模出版社のデジタル・パブリッシング」は、2024年9月7日(土)14時15分からオンライン配信いたします。鎌田純子氏(株式会社ボイジャー 代表取締役)と沢辺均氏(ポット出版 代表)にご登壇いただきます。司会はHON.jpの鷹野凌です。
【目次】
概要
セッション2で取り上げた「軽出版」のように、著者自身が自分で出版活動を行う活動が広がりつつあります。そのいっぽうで、一般的な取次・書店ルートの出版市場は縮小傾向が止まりません。大手出版社は急拡大した電子マンガ市場のおかげで空前の好決算続きですが、電子書籍(文字モノ)市場はまだ数%に過ぎません。小規模出版社(者)の活路はどこにあるのか? それはデジタル・パブリッシングではないのか? 電子出版の老舗ボイジャー鎌田純子氏と、ポット出版代表の沢辺均氏に、話を伺います。
登壇者
鎌田純子氏(株式会社ボイジャー 代表取締役)
株式会社ボイジャー代表取締役。1957年生まれ。北海道大学薬学部卒。1981年、レーザーディスク株式会社(後のパイオニアLDC)入社。レーザーディスクの市場導入、作品の企画制作に従事。1992年、ボイジャー創立に参加、デジタル出版への取り組みを開始。WEBのプロデュース、出版ツールの企画開発・営業・販売を担当。現在、電子書籍の読書リーダー「BinB(ビーインビー)」、デジタル出版ツール「Romancer(ロマンサー)」を推進中。ボイジャー刊行書籍の担当作品多数。デジタル一滴シリーズ編集統括。著書に『50代から始めるデジタル出版 ~定年で名刺を失う前に考えよう~』
2013年より現職。
沢辺均氏(ポット出版 代表)
1956年東京生まれ。ポット出版代表。1986年まで渋谷区役所勤務。1987年にデザイン事務所、その後1989年にポット出版を設立。2000年に.book(ドットブック)、 2012年からは、紙本とEPUBでの電子書籍の新刊同時発行。1999年、出版社5社で版元ドットコムをつくり、書誌・書影情報のデータベース化、ウェブサイトでの公開、書店・取次など業界各所への自動転送などに取組む。版元ドットコムは2006年4月に有限責任事業組合、2023年4月一般社団法人。2024年8月現在の会員社は560社。一社設立時に代表理事。2011~2014年3月、版元ドットコムから出向し、出版デジタル機構の設立に携わる。JPO出版情報登録センター管理委員。著書『電子書籍の制作と販売』(ポット出版/2018年)。映画『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』(代島治彦監督/2024年5月公開)プロデューサー。
鷹野凌(司会 / NPO法人HON․jp 理事長)
NPO法人HON.jp 理事長 / HON.jp News Blog 編集長 / 日本電子出版協会 理事 / 日本出版学会理事 / 明星大学 デジタル編集論 非常勤講師 / 二松学舍大学 編集デザイン特殊研究・ITリテラシー 非常勤講師 / デジタルアーカイブ学会 会員 / 著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)など。
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