小学館、北米向けラノベアプリ年内提供へなど 日刊出版ニュースまとめ 2024.08.01

Text to Image by Adobe Firefly Image 3 Model(構成参照+“本棚だらけの書店”+生成塗りつぶし“歩いている黒猫の後ろ姿”)
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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。編集部の中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。

【目次】

政治

米アマゾンはサードパーティーの危険な商品について責任あり、米当局が判断〈CNET Japan(2024年7月31日)〉

AI法規制、国際ルール準拠など4原則で議論 岸田文雄首相指示へ〈日本経済新聞(2024年7月31日)〉

概説情プラ法 小山紘一|コラム〈骨董通り法律事務所 For the Arts(2024年7月31日)〉

NHKのネット業務、「放送と同一」判断基準に 総務省〈日本経済新聞(2024年7月30日)〉

社会

進化する大学図書館の役割とは 蜂飼耳・立教大教授に聞く 再考学び舎〈日本経済新聞(2024年7月31日)〉

米・Library Futures、図書館の電子書籍の所有に関する原則を公開〈カレントアウェアネス・ポータル(2024年7月31日)〉

ひとことコメント

ささいなことですが、原文はすべて“digital books”なのに、カレントアウェアネス・ポータルでは「アクセスを提供しなければならない」のところだけ「電子図書」と訳しているのが興味深い。他3つは「電子書籍」なのに。図書館が「書籍」ではなく「図書」と呼ぶ線引きがここにある、ということになりますよね。(鷹野)

国立国会図書館が提供するレファレンスツールに関する遠隔研修教材4件を公開しました。「国立国会図書館サーチ」「国立国会図書館デジタルコレクション」「リサーチ・ナビ」「レファレンス協同データベース」について、その特長や活用方法を解説しています。|遠隔研修のページ〈国立国会図書館―National Diet Library(2024年7月31日)〉

経済

小学館、北米で葬送のフリーレン配信 ライトノベルアプリ「ノーベラス」で〈日本経済新聞(2024年7月31日)〉

ひとことコメント

話し言葉は登場人物アイコンに吹き出しを付けるなどチャットノベルっぽく加工して配信するようですね。興味深い。確かに、北米はそのほうが受け入れやすいかも。記事の後半ではKADOKAWAの先行事例(J-Novel Club)についても触れられています。(鷹野)

「とらのあな」で作品掲載停止、作家の報告か話題 決済会社の「児童性的虐待コンテンツに該当」削除要請が背景か〈オタク総研(2024年7月31日)〉

「身代金」「初動対応」、KADOKAWA事件の教訓 凄腕ホワイトハッカーが語る日本企業への警告 | 東洋経済Tech×サイバーセキュリティ〈東洋経済オンライン(2024年7月31日)〉

NO\NAME:「ジャンプ+」で連載化 海外向けマンガ投稿サービスから初〈MANTANWEB(2024年7月31日)〉

「楽天マガジン」8周年を記念して「恋を知らない僕たちは」など3作品を8月1日より期間限定で一部無料配信!〈MANGA Watch(2024年7月31日)〉

ひとことコメント

対象は『恋を知らない僕たちは』『虹色デイズ』『アオハル荘へようこそ』(すべて水野美波著/集英社刊)、双葉社『漫画アクション』、スターツ出版『noicomi』と少なく、期間も限定的なのでテストマーケティングでしょう。実際のところ、一般的な雑誌ラインアップにマンガ単行本とマンガ誌が混ざると、分配率にどれくらい影響が出るのかは気になります。消費速度が段違いでしょうから。Kindle Unlimitedが日本で始まったばかりのときの事件を思い出します。(鷹野)

在庫100冊からでも トーハンが小規模書店を目指す人向け取り組み〈朝日新聞デジタル(2024年7月31日)〉

KDP での本人確認〈KDP Community(2024年7月31日)〉

エルフ赤面で失禁、KADOKAWAマンガ販促POPに批判→編集部謝罪 「書店での掲示には適さない内容」で撤去へ〈J-CAST ニュース(2024年7月30日)〉

悩めるリーダーが集まる「ビジネス書は置かない」本屋。その理由は「店主のもう1つの顔」にあった〈Business Insider Japan(2024年7月30日)〉

【カケル×さんいん】多くの街から書店が姿を消す…衰退の背景は?生き残りのヒントは「店づくり」にあり〈FNNプライムオンライン(2024年7月30日)〉

【北米エンタメニュースまとめ】SDはいかに北米に浸透したか、AnimeExpoの経済効果155億円、SDCC開催〈libro(2024年7月30日)〉

生成AIによるリメイク漫画「児童福祉司 一貫田逸子」が話題 全ページフルカラー化、コマ割りも再現 ネットでは意見さまざま〈ITmedia AI+(2024年7月30日)〉

技術

米AI検索の新興、広告収入を提携メディアに分配へ〈日本経済新聞(2024年7月31日)〉

イベント

版元ドットコム・カーリル「openBDのこれまでとこれから」〈オンライン/8月8日〉

文化庁 令和6年度著作権セミナー「AIと著作権Ⅱ」〈オンライン/8月9日〉

三省堂書店めくる塾「けんごさんと語ろう 読書の楽しみの伝え方 〜小説の面白さについて・最近おすすめの小説も紹介します。」〈オンライン/8月20日〉

三省堂書店めくる塾「三宅玲子さん&書店主『本屋のない人生なんて−本屋さんトークセッション』」〈オンライン/8月23日〉

国立国会図書館・内閣府知的財産戦略推進事務局「デジタルアーカイブフェス」〈オンライン/8月26日〉〈()〉

シンポジウム「デジタルシフトの次へ―米国議会図書館の新戦略から見えてくるもの―」〈国立国会図書館 東京本館 新館 講堂/9月24日〉

お知らせ

◆ 今年もやります! デジタル・パブリッシングの可能性と課題について議論するオープンカンファレンス「HON-CF(ホンカンファ)2024」は9月6日(金)~8日(日)の開催です。詳細はこちらのURLから近日公開予定。Coming soon!

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HON.jp News Blogは、これからも本(HON)を作ろうとしている人々に、国内外の事例を紹介し、デジタルパブリッシングを含めた技術を提供し、意見を交換し、仮説を立て、新たな出版へ踏み出す力を与えるメディアです。運営は、NPO法人HON.jp メディア部会が行っています。
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