次へボタン偽装広告に国民生活センターが注意喚起など 日刊出版ニュースまとめ 2024.06.25

Text to Image by Adobe Firefly Image 3 Model(構成参照+“サイバーパンクな本屋”+生成塗りつぶし“三毛猫の後ろ姿”)
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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。編集部の中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。

【目次】

総合

「書店在庫情報プロジェクト実証実験開始」「家賃が安くないと/正味を下げないと本屋は続けられない」など、週刊出版ニュースまとめ&コラム #624(2024年6月16日~22日)〈HON.jp News Blog(2024年6月24日)〉

【マンガ業界Newsまとめ】めちゃコミM&A確定、集英社ジャンプ人事、KADOKAWAシステム障害と株主総会 など|6/23-158〈菊池健(2024年6月23日)〉

めちゃコミの価値とは?海外ファンドが買収 Publidia #166〈Publidia(2024年6月23日)〉

今週のデジタルブックトピックス2024/06/23〈オーディオブックファンクラブ(2024年6月23日)〉

混迷を極めるワシントン・ポスト【Media Innovation Weekly】6/24号〈Media Innovation(2024年6月23日)〉

政治

「20年で約1万店の書店が閉店…」 街の本屋さんを国が支えなければならない理由〈デイリー新潮(2024年6月24日)〉

社会

プロアマ問わずの文学の祭典「文学フリマ」の成長続く……短歌や俳句の文芸サークル、老舗文芸誌の参加も〈読売新聞(2024年6月24日)〉

初期『月刊アスキー』誌面が国会図書館デジタルコレクションでネット閲覧可能に!〈ASCII.jp(2024年6月24日)〉

ひとことコメント

あれ? 商業雑誌は送信サービスの対象外だったはずでは? と思ったら、『エンサイクロペディア・アスキー』って合本だからか、図書扱いなのですね。第7巻からISBNも付いています(※日本でISBNが導入され始めたのは1981年ごろから)。(鷹野)

「著作者人格権」って何? 漫画実写化で、編集者が知っておくべきリスクと対応(前篇)〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2024年6月24日)〉

「著作者人格権」って何? 漫画実写化で編集者が知っておくべきリスクと対応(後篇)〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2024年6月24日)〉

植物は著作物なのかーー弁護士に聞く『観葉植物パーフェクトブック』クレジット問題の争点〈Real Sound|リアルサウンド ブック(2024年6月24日)〉

ひとことコメント

珍しい植物だから著作権が認められるかも? というのは、思考実験としては面白いのですが、わりと無茶な意見のような。盆栽の著作権が認められた判例ってあるんでしょうか? 庭園ならあるようですが。あと、「著作物を勝手に使われて」という話の流れで「グラフ」を例示するのは、どうなんだろう? グラフの著作物性が否定された判例はあるんですよね。これは私も以前から知っているので、グラフを勝手に流用した騒動が起きたとき「裁判で正面から争ったら無断転載された側が負けそうな気がします」という見解を述べています。まあ、デザインに凝ったグラフなら話は別ですけど。(鷹野)

最寄りの書店に在庫があるかを調べる機能を「カーリル」が搭載。スマホからの利用にも対応【やじうまWatch】〈INTERNET Watch(2024年6月24日)〉

「スタート」クリックで知らぬ間に海外サブスク契約 国民生活センターが注意喚起〈産経ニュース(2024年6月24日)〉

ひとことコメント

昔から、ソフトウェアのダウンロードページなどには、ダウンロードボタンと紛らわしい広告がよく見られました。これが最近は、記事本文の中にGoogleの自動広告が差し込まれるようになったので、ページ分割の[次へ]ボタンを偽装した広告を頻繁に見かけます。じつに紛らわしい。ボタン偽装は明確にGoogle広告の規約違反のはずなので、そのたびに通報してるんですが、減らないですねぇ……(鷹野)

AI時代にあふれるニュース 正しい接し方、あなたはできてる? 「AIにも人間にも批判的な目を持つこと」が前提に〈AERA dot.(2024年6月23日)〉

「セクシー田中さん」問題 日テレと小学館が報告書 里中満智子さん、鈴木貴博さんに聞く〈東京新聞 TOKYO Web(2024年6月23日)〉

ひとことコメント

うーん……里中先生の意見には首肯しますが、後半の方の意見はちょっと日テレ寄り過ぎませんかね? 「小学館は芦原さんの強いトーンをかなり弱めていたことが分かる」という箇所を読んで、私の読み違えかと思い報告書をもう一度確認しました。日テレ報告書p23には「本件原作者の指摘はC氏(※小学館編集担当)が言葉遣いを柔らかくしたものであっても、本件脚本家にとっては厳しい口調であってそのまま読むのはつらくなった」とあります。それゆえ「本件脚本家はA氏(※日テレのプロデューサー)に対して、本件原作者の指摘はA氏が咀嚼したうえで伝えてほしいと依頼した」んですよね。つまり「トーンをかなり弱め」たのは日テレ側です。(鷹野)

Internet Archive Forced to Remove 500,000 Books After Court Rules in Favor of Publishers(インターネットアーカイブ、出版社に有利な判決を受け50万冊の書籍を削除せざるを得ず)〈Good e-Reader(2024年6月22日)〉

知ってほしい「図書館向け書籍」(上) 社会性×ユニークさ、市販化に発展も 近ごろ都に流行るもの〈産経ニュース(2024年6月22日)〉

公共図書館数2118から30年間で3310に増 サービス向上、試行錯誤の知の殿堂〈産経ニュース(2024年6月22日)〉

経済

【特別企画】縦読みマンガプラットフォーム「Amazon Fliptoon」に新作漫画が続々増加中! おすすめ作品を紹介 気軽に読める漫画が大集合!〈MANGA Watch(2024年6月24日)〉

note pro、note上でウェブサイトを簡単に作成・更新できるCMS「サイト作成機能」の提供を開始〈CreatorZine(2024年6月24日)〉

日本の書籍を中国へ〈NNA ASIA(2024年6月24日)〉

Amazon’s Original Book Business Still Thriving, Generates $16.9B in 10 Months in 2022(アマゾンのオリジナル書籍事業は依然として好調、2022年の10か月間で169億ドルの収益を創出)〈Good e-Reader(2024年6月22日)〉

心がザワザワしなくなりました 元日経WOMAN編集長が見つけた道〈毎日新聞(2024年6月22日)〉

ウェブメディア、崩れ始めた「無料広告モデル一本足打法」 生き残るために必要なこと〈AERA dot.(2024年6月22日)〉

KADOKAWA、サイバー攻撃に関する一部報道に抗議「犯罪者を利する」【全文】〈ORICON NEWS(2024年6月22日)〉

技術

AI開発企業、出版社のコンテンツ保護対策を回避〈ロイター(2024年6月24日)〉

Amazon、無料で読める作品多数の縦読みマンガ「Fliptoon」。Kindleアプリ対応〈AV Watch(2024年6月24日)〉

Metaが本物の写真に「Made with AI」ラベル表示、写真家らが指摘〈CNET Japan(2024年6月24日)〉

優秀だけど“おっちょこちょい” メディアにも広がるAIの波 「虚偽情報の生成」の課題も〈AERA dot.(2024年6月22日)〉

イベント

【イベント】日本電子出版協会「著作権入門セミナー2」〈オンライン/6月25日〉

株式会社図書館流通センター(TRC) 「電子図書館サミットin中部」〈愛知県名古屋市/6月26日〉

日本電子出版協会「言葉の海の羅針盤として――三省堂の国語辞書と『大辞林』の歩み」〈オンライン/6月27日〉

日本DAISYコンソーシアム×日本電子出版協会「読書バリアを解消する電子書籍とは」〈オンライン/6月29日〉

JEPA・eBP共催 村瀬拓男弁護士「著作権入門セミナー3」〈オンライン/7月2日〉

日本電子出版協会「『子供の科学』創刊100周年記念!ーー 100年分のバックナンバー電子復刻の取り組み」〈オンライン/7月12日〉

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HON.jp News Blogは、これからも本(HON)を作ろうとしている人々に、国内外の事例を紹介し、デジタルパブリッシングを含めた技術を提供し、意見を交換し、仮説を立て、新たな出版へ踏み出す力を与えるメディアです。運営は、NPO法人HON.jp メディア部会が行っています。
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