日刊出版ニュースまとめ 2022.11.09

日刊出版ニュースまとめ

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

円安が大学図書館直撃 電子ジャーナル値上がり「数千万の負担増」も〈朝日新聞デジタル(2022年11月8日)〉

 円相場は10月、1ドル=150円台まで下落し、32年ぶりの安値となった。食品などの値上げも止まらない中、急激な円安の影響は、大学図書館にも広がっている。 東京都三鷹市にある国際基督教大の図書館の担当…

凸版印刷、古文書解読アプリ 古墳~江戸時代まで対応〈日本経済新聞(2022年11月8日)〉

凸版印刷は古文書を解読できるアプリを一般向けに提供する。スマートフォンで撮影した古文書を即座に解読できる。2023年1月にベータ版を投入し、同年3月に販売する。古文書解読と仮想空間「メタバース」などを組み合わせたサービスの展開も見据え、25年度までに関連事業を含め約3億円の売り上げを目指す。アプリでは、古文書に書かれた「くずし字」を解読できる。木版による印刷物に加えて手書きの古文書にも対応して

新OSで魅力増大、12.9インチのiPad Proを買い換えると決めた〈日経クロステック(xTECH)(2022年11月8日)〉

 米Apple(アップル)のタブレット端末「iPad」の新モデルが登場した。無印「iPad」の第10世代と、「iPad Pro」の「M2」搭載モデルだ。今回は両者の特徴をそれぞれレビューしていこう。

【山口真弘の電子書籍タッチアンドトライ】ホームボタンを廃止、iPad Air風になったエントリーモデル「iPad」で電子書籍を試す〈PC Watch(2022年11月8日)〉

 「iPad(第10世代)」は、10.9型の画面を備えたApple製のタブレットだ。上下左右のベゼル幅が等しく、指紋センサーと一体化した電源ボタン(トップボタン)を備えるなど、上位のiPad Airとそっくりな外観を持つことが特徴だ。

電子漫画サービス「ピッコマ」営業利益が過去最大 日本アプリ市場で売上1位〈KAI-YOU.net(2022年11月8日)〉

電子漫画・ノベルサービス「ピッコマ」が、2022年9月の日本におけるアプリ市場(App Store、Google Play)の合計売上1位を達成した。ゲームカテゴリを含む合計売上トップになっており、2022年では5月、6月、7月に続く4度目の達成となった。堅実な成長で営業利益は過...

漫画・アニメの未来をつくるカンファレンス「IMART2022」 アーカイブ配信開始〈KAI-YOU.net(2022年11月8日)〉

10月21日〜23日の3日間に渡って開催された、漫画・アニメ業界のカンファレンス「国際マンガ・アニメ祭Reiwa Toshima」(以下、IMART)の第3回となる「IMART 2022」のアーカイブ配信が決定した。「IMART 2022」で実施された株式会社HykeComicの代表取締役CEO・香田哲朗...

ドコモ、Web3技術に6000億円 暗号資産などフィンテックで新事業〈日本経済新聞(2022年11月8日)〉

NTTドコモは8日、「Web3(ウェブスリー)」と呼ばれる次世代のインターネット技術に6000億円規模の投資をすると発表した。M&A(合併・買収)や専門人材の採用を通じ、企業や個人が使うフィンテックなどのサービス基盤を作ることを目指す。Web3を手がける新会社を設立し、2023年度に事業を始める。今後5~6年で5000億~6000億円を投じ、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を軸にした

第8回 デジタルプラットフォームの透明性・公正性に関するモニタリング会合〈METI/経済産業省(2022年11月8日)〉

次世代デジタルライブラリーにOCRテキストを画像に重ねて表示する機能を追加しました〈NDLラボ(2022年11月8日)〉

NDLラボは、次世代の図書館システムの開発に資する要素技術の実証実験を行うためのウェブサイトです。NDLラボでは、国立国会図書館のサーバ環境や国立国会図書館が持つデジタル化資料のデータ・書誌データなどを研究者等に提供し、研究者等はその資源を使ってソフトウェア等の実験をします。

ノベルピアが目指す今後の歩み!IP展開の側面にフォーカス ※記事広告〈アニメイトタイムズ(2022年11月7日)〉

【アニメイトタイムズ】あなたの作品は無限の可能性を秘めているもの前回ノベルピアを紹介する記事の中で、ノベルピアという新生サイトの特徴と強み、そして彼らの目指すweb小説業界の方向性について詳しく語ってみた。ノベルピアは書籍化を目標とする日本のweb小説業界に「閲覧数に比例...

「トレンド操作」トレンド入り 大量解雇でTwitterはどう変わる? ITmedia NEWS編集部で考えてみた〈ITmedia NEWS(2022年11月7日)〉

イーロン・マスク氏による人員削減の影響で日本法人(TwitterJP)の社員も解雇になったと話題だ。ニュース欄の更新が止まるなど、人員削減の影響とみられる事象も相次いでいる。大量解雇やマスク氏による今後の施策で、言論の場でもあるTwitterがどう変わるか、編集部メンバーで考えてみた。

【詳報】ICタグ、キャッシュレス決済への補助・支援など 「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」に要望 ※有料会員限定〈文化通信デジタル(2022年11月7日)〉

 自由民主党議員による「全国の書店経営者を支える議員連盟」は11月2日、東京・千代田区の憲政記念館代替施設で総会を開き、議連名を新たに「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」に変更した。…続き

世界

米国図書館協会(ALA)、デジタル平等のための図書館の活用に関する報告書を公開〈カレントアウェアネス・ポータル(2022年11月8日)〉

Successful tactics for turning print readers into digital readers | What’s New in Publishing〈Digital Publishing News(2022年11月8日)〉

Rising paper and print prices are accelerating publishers’ need for digital transformation. In this context, bridging print subscribers to new digital habits is more important than ever. We have taken a look at tactics that have proven successful for publishers in this journey. Adapting your subscription offers to encourage a digital-first consumption Danish publisher BT announced in ...

グーグルが検索機能をアップデート、その狙いは「TikTokで検索」するZ世代を呼び戻すためだった ※有料会員限定〈WIRED.jp(2022年11月8日)〉

「Google 検索」と「Google マップ」の検索結果に画像や動画を表示されやすくするアップデートを、このほどグーグルが発表した。その狙いは、飲食店などを探す際にTikTokやInstagramで検索するようなZ世代を呼び戻すことにある。

コンテンツマーケティング 成長の手段、エージェンシーはWeb3、インフルエンサーに注目〈DIGIDAY[日本版](2022年11月8日)〉

コンテンツマーケティングの需要が高まるなか、メディアエージェンシーやクリエイティブエージェンシーは、Web3やコンテンツクリエイターに目を向けている。需要に対応し、クライアントの期待に沿う信頼性の高い本物のコンテンツをつくるため、エージェンシーがコンテンツ業務をフリーランサーに外注するケースが増えている。

Mastodonのユーザー数が急増、イーロン・マスク氏によるTwitter買収後に〈CNET Japan(2022年11月8日)〉

Twitterに似たUIを採用したSNS「Mastodon」の新規加入者が、ここ数日間で急増している。

縦読み漫画は本当に”新しい漫画”なのか? WEBTOONの歴史と本質を伝説の編集者・鳥嶋和彦たちと紐解く ― 韓国の経済危機が誕生のきっかけとなり、「待てば無料」の確立が歴史を変えた【イ・ヒョンソク氏インタビュー】〈電ファミニコゲーマー(2022年11月7日)〉

イベント

仲俣 暁生×鹿島 茂「鹿島 茂 『神田神保町書肆街考』(筑摩書房)を読む」〈ALL REVIEWS(オンライン)/11月9日〉

2022/11/09 (水) 20:00 - 21:30 仲俣 暁生×鹿島 茂、鹿島 茂 『神田神保町書肆街考』(筑摩書房)を読む書評アーカイブサイト・ALL REVIEWSのファンクラブ「ALL REV

福井健策氏「90分で知る: 最近の著作権法改正や著作権を巡るトピックについて」〈図書館総合展・サンメディア(オンライン)/11月11日〉

「図書館が考える学習支援ツールのこれから ~『ジャパンナレッジSchool』ができること~」〈図書館総合展・ネットアドバンス/紀伊國屋書店(オンライン)/11月12日〉

上野千鶴子 講演会「ホモソーシャルな出版業界 ―その悪しき体質、変えられますか?―」〈出版女性人の会(オンライン)/11月16日〉

昨年、開催いたしました「出版女性人の会 オンライン講演会2021」は、多くの皆さまにご参加いただくことができました。皆さまのご協力とお力添えに、幹事一同、深謝いたしております。開催... powered by Peatix : More than a ticket.

「電子図書館サミットin九州」〈図書館総合展・TRC九州支社(オンライン)/11月18日〉

「専門書店と取次の関係を考える:猫本専門「神保町にゃんこ堂」を題材にして」〈図書館総合展・日本出版学会出版教育研究部会(オンライン)/11月18日〉

大原ケイ氏: 海外出版動向2022〈日本電子出版協会(オンライン)/11月18日〉

2022年度図書館学セミナー「図書館における電子媒体資料の活用について-現状と今後の展望-」〈日本図書館研究会(オンライン)/11月19日〉

本の学校2022 ブレストミーティング「出版社(者)のこれからを考える」「今、書店を開くには」「知の基盤としての図書館 地域から本を伝える」〈本の学校(日本印刷会館・オンライン併用)/11月20日〉

NPO本の学校2022 ブレストミーティング〜本の価値、読者、そして地域とは〜 日時:2022年11月20日(日) 開場 12:30 場所:日本印刷会館(東京都中央区新富1丁目16番8号) ※オンライン同時配信あり 分科会: 13:00〜15:00 (第1〜第3分科会は同時間帯に開催されます) 全体会: 15:45〜17:00 参加費: 会場参加 ¥1,650(税込) / オンライン参加 ¥550(税込) 定員: 会場 各分科会30名様 申込順 / オンライン 各分科会10...

「『再販制度と独占禁止法』を著者が語る 〈シリーズ「図書館のための出版キイノート」第2作刊行記念イベント…1〉」〈図書館総合展・樹村房(オンライン)/11月21日〉

講談社メディアカンファレンス2022「Inspire Impossible Stories ~ 語ろう。メディアのミライ ~」〈講談社(オンライン)/11月22日〉

新たな発見や創造性を促し、ありえない、見たことのない物語を提供するという講談社の企業理念「Inspire Impossible Stories」をふまえ、「メディアのミライ」をテーマとした「講談社メディアカンファレンス2022」を開催します。

「学術コミニュケーションの動向2022」〈図書館総合展運営委員会(オンライン)/11月22日〉

「『委託販売と流通コード』を著者が語る 〈シリーズ「図書館のための出版キイノート」第2作刊行記念イベント…2〉」〈図書館総合展・樹村房(オンライン)/11月24日〉

「子供と本の距離を縮める! 附属新潟デジタルライブラリー【LibrariE & TRC-DL】〈図書館総合展・図書館流通センター/大日本印刷(オンライン)/11月25日〉

松田政行弁護士「「編集」「編集著作」「編集権」―出版社の法的地位」〈日本電子出版協会(オンライン)/11月25日〉

「ウィキペディア編集実演・体験コーナーin鳥取県民ふれあい会館」〈図書館総合展・ウィキペディア展覧会(オンライン)/11月26日〉

普通の書籍が読めない人に読書機会を提供する: EPUB電子書籍のアクセシビリティ〈日本DAISYコンソーシアム・日本電子出版協会(オンライン)/11月26日〉

「国立国会図書館の書誌データ」〈図書館総合展・国立国会図書館(オンデマンド配信)/11月1日~30日〉

『「期間内読み放題コンテンツ」の現状と今後』〈図書館総合展・日本電子図書館サービス(オンデマンド配信)/11月1日~30日〉

「デジタルアーカイブの実用化について」〈図書館総合展・京セラコミュニケーションシステム(オンデマンド配信)/11月1日~30日〉

2022年度秋季研究発表会〈日本出版学会(追手門学院大学総持寺キャンパス)/12月3日〉

 必ずお申し込みの上、ご参加ください。参加費等は当日会場にて受け付けます。   [開催概要] 日 時: 2022年12月3日(土) 13:00~17:30 (12:20開場) 会 場: 追手門学院大学 総持寺キャンパス(A331教室、A34

国立国会図書館関西館開館20周年記念講演「コミュニケーションの進化と図書館の未来」、シンポジウム「これからの図書館―読書はどう変わる?デジタルでどう変わる?―」〈国立国会図書館(オンライン)/12月8日〉

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