日刊出版ニュースまとめ 2022.04.14

角川武蔵野ミュージアム 本棚劇場

《この記事は約 8 分で読めます》

 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

多品種少量生産な本や雑誌には、流通合理化や保存利用のためのコードが存在する〈HON.jp News Blog(2022年4月13日)〉

本や雑誌の流通合理化のための工夫 本や雑誌は取次ルートを通じて、全国津々浦々へ大量に流通しています。冊数もさることながら、点数も多いため、管理や区別をするためのコード番号が存在しています。国際標準図書番号 ISBN とは? 本は、出版科学研究所の集計対象だけで年間約7万点の新刊が発売されている、多品種少量生産なメディアです。この膨大な種類の商材を流通させるのにあたって、注文や在庫管理などをコンピュータ...

「悪役令嬢」ラノベ席巻 不幸からの逆転、読者が期待〈日本経済新聞(2022年4月13日)〉

ライトノベル市場で次のブームを探る動きが始まっている。いわゆる「異世界転生もの」から派生した作品に人気が出ており、その筆頭が「悪役令嬢」を主人公とするものだ。本来はバッドエンドを迎えがちな悪役令嬢がいかに逆転するかに、読者の期待が集まる。読者層が広がるなか、ヒットジャンルになるのか注目が高まっている。悪役令嬢ものがマニア向けコンテンツの市場を徐々に席巻するようになっている。悪役令嬢とは、本来の

インプレス創設30周年おめでとうございます。記念の30年史がわずか110円で買えるのも御社らしい素晴らしさです〈Publickey(2022年4月13日)〉

できるシリーズやINTERNET Watch、PC Watchなどで知られるインプレスグループがこの4月で30周年を迎えたそうです。おめでとうございます。 1992年4月に創立された株式会社インプレスは、1994年に日本初のインターネットを...

記者=作家=編集者だった? 「編集者」の仕事はどう変化したか〈東大新聞オンライン(2022年4月13日)〉

出版物の裏には編集者がいる。昨年、東大卒の漫画編集者千代田修平さんに現在の編集者の仕事について取材し、作家やさまざまな人と協力して作品を作りあげる編集者像を見た。(記事はこちら)本記事では出版・読書文化史が専門の前島志保教授(東大大学院総合文化研究科)と近代文学が専門の出口智之准教授(東大大学院総合文化研究科)に、明治時代から戦後までの編集者の仕事内容について取材した。新聞や雑誌が日本で登場し始

文化庁、新たに「著作権契約書作成支援システム」を構築し公開:時代の変化に合わせたひな形の見直しを実施〈カレントアウェアネス・ポータル(2022年4月13日)〉

研究目的に係る著作物の利用に関する調査研究報告書(令和4年3月)※PDF〈文化庁(2022年4月13日)〉

「メタデータ流通ガイドライン」(ドラフト版)を公開しました。 « 国立国会図書館サーチについて〈国立国会図書館サーチ(2022年4月13日)〉

ネクパブ・オーサーズプレス、個人出版の売上分配機能が電子書籍出版にも対応。共著やチームパブリッシングがさらに便利に!|株式会社インプレスホールディングスのプレスリリース〈(2022年4月13日)〉

株式会社インプレスホールディングスのプレスリリース(2022年4月13日 14時00分)ネクパブ・オーサーズプレス、個人出版の売上分配機能が電子書籍出版にも対応。共著やチームパブリッシングがさらに便利に!

「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を」…映画化作品の女性作家たちが声明を発表 : エンタメ・文化 : ニュース〈読売新聞オンライン(2022年4月12日)〉

映画監督らの性加害報道について、自身の作品が映画化されたことがある女性作家たちが12日、「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」とする声明を発表した。監督などが自作への出演を条件に、女性に性的関係を迫ったなどとする

「古書店でお客の承諾得た買取金を寄付、利益減らさず社会貢献」〈リサイクル通信(2022年4月12日)〉

古書会津野(福島県大沼郡)が買取金額の一部を子ども食堂に寄付している。古本を仕入れる際に、お客に慈善活動について提案し、承諾を得られた場合はその買取金額を寄付する形。そのため、事業の利益は維持したままで、社会貢献にもつな...

【『クリエイターの未来』代表で編集長・山科柊蔵氏が選ぶ2022年4月「出版の未来プロジェクト」】BOOKSTORES.jp、TRC-DLマガジン、起業時代、YOMiTA!、SFカーニバル2022を選定〈株式会社メディアインキュベートのプレスリリース(2022年4月12日)〉

株式会社メディアインキュベート(メディアをアップデートし、学び合いの場をつくる)のプレスリリース(2022年4月12日 23時19分) 『クリエイターの未来』代表で編集長・山科柊蔵氏が選ぶ2022年4月 BOOKSTORES.jp、TRC-DLマガジン、起業時代、YOMiTA!、SFカーニバル2022を選定

世界

WeChat、NFTアートの取引を規制 違反アカウントにペナルティ〈36Kr Japan(2022年4月13日)〉

アプリストア規制法を批判 アップルCEO、安全懸念〈共同通信(2022年4月13日)〉

【ニューヨーク共同】米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は12日、米議会などで議論され...

NCAC Statement on Florida’s Education Legislation〈National Coalition Against Censorship(2022年4月12日)〉

NCAC is deeply concerned about a series of new Florida laws that threaten the ability of students to access information. They are likely to cause a dramatic increase in censorship in Florida’s public schools.Taken together, three recently-passed bills (HB 7, known as the “Stop WOKE Act”; HB 1557, popularly dubbed the

Blackstone Ends Library Embargo〈Publishers Weekly(2022年4月12日)〉

Nearly three years after it first announced a 90-day embargo to libraries on its newly published audio titles, Blackstone Publishing this week announced that it is changing course.

イベント

第2回 景品表示法検討会〈消費者庁(オンライン)/4月14日〉

編集・ライター養成講座 現役編集者・ライター対談セミナー「将来フリーの編集者・ライターを目指す方向け『稼げる編集者・ライター』になるための必須要素」〈宣伝会議(オンライン)/4月16日〉

本講座では、メディア業界のプロフェッショナルの講師から仕事の基礎・流儀を学ぶと同時に、紙・Webのハイブリッドな情報発信の中で成功を掴んでいる企業の実務家による最前線の取り組み、それを支える仕事のノウハウを学習します。

2022年4月月例研究会「マンガの内容に基づく探索のための主題語の機械的付与の試み」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月16日〉

大野邦夫氏『日本語って、厄介なんです』 ~システム開発と国際標準の視点から〈日本電子出版協会(オンライン)/4月19日〉

宮田文久(フリーランス編集者)「編集者の編集論を編集すること――『編集の提案』から」〈日本出版学会 出版編集研究部会(オンライン)/4月21日〉

■「編集者の編集論を編集すること――『編集の提案』から」   報 告: 宮田文久 (フリーランス編集者) 日 時: 2022年4月21日(木) 18時00分~19時30分(最長20時)(開場:17時50分) 場 所: オンライン開催(Zoo

IP and Youth: より良い未来のためのイノベーション「世界知的財産の日」記念オンラインイベント〈WIPO日本事務所(オンライン)/4月26日〉

4月26日は「世界知的財産の日(World IP Day)」です。2021年のテーマは「知的財産(IP)と中小企業:あなたのアイデアで新しい事業を」であり、このテーマに沿ったオンラインイベント(無料)を世界知的所有権機関(WIPO)日本事務所主催で開催します。

メディアドゥ「NFTが示す、これからのデジタルコンテンツの可能性 ーデジタルデータの価値と意義ー」〈JEPA|日本電子出版協会(オンライン)/4月27日〉

星野渉「コロナ禍の出版業界 ―流通変化と業界再編が進む2022年の展望」〈日本出版クラブ(オンライン)/4月27日〉

コロナ禍も3年目となるなか、電子書籍市場の拡大や「GIGAスクール構想」の加速など、出版業界を取り巻く環境変化は加速度的に進んでいます。これに対して業界では、出版流通に対する大手取... powered by Peatix : More than a ticket.

英語多読の電子図書館「コスモピアeステーション」~語学教材出版社のデジタル化戦略~〈日本電子出版協会(オンライン)/5月11日〉

日本出版学会「2022年度 総会・春季研究発表会」〈日本出版学会(東京都千代田区)/5月14日〉

 必ずお申し込みの上、ご参加ください。なお、参加費等は当日会場にて受け付けます。 日 時: 2022年5月14日(土) 10:00~17:40(予定) 会 場: 日本大学法学部 神田三崎町キャンパス本館4階        東京都千代田区神田

「学術出版と大学出版の課題と展望――電子学術書実証実験から10年を経過して」 講師:黒田拓也(東京大学出版会専務理事)〈日本出版学会 学術出版研究部会(オンライン)/5月17日開催〉

連続オンライン講演会:「学術出版を語る」 5 「学術出版と大学出版の課題と展望  ――電子学術書実証実験から10年を経過して」  講師:黒田拓也(東京大学出版会専務理事) 日 時: 2022年5月17日(火) 18:30~ 開催方法:オンラ

東京大学「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」発足記念シンポジウム〈東京大学大学院情報学環(ワテラスコモンホール)/5月19日〉

東京大学「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」発足記念シンポジウム開催 2022年4月の東京大学大学院情報学環「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」の発足を記念して、我が国のこれからのデジタルコンテンツ構築及びデジタ … 続きを読む

お知らせ

 HONꓸjp News Blog をもっと楽しく便利に活用するための登録ユーザー制度「Readers」を開始しました。ユーザー登録すると、週に1回届く HONꓸjp メールマガジンのほか、HONꓸjp News Blog の記事にコメントできるようになったり、更新通知が届いたり、広告が非表示になったりします。詳しくは、こちらの案内ページをご確認ください。

HON.jp News Blog のトップページへ戻るHON.jp Readers のご案内HON.jp Readers は、HON.jp News Blog をもっと楽しく便利に活用するためのユーザー制度です。誰でも無料で登録できます。利用規約はこちら。登録する あなたはユーザー登録済み&ログイン済みです。マイページはこちら。HON.jp News Blogとは? 概要HON.jp News Blogは、紙だけでなくデジタル出版も含めた、広い意味での本(HON)のつくり手をエンパ...
HON.jpをフォローして最新情報をチェック!

広告

著者について

About HON.jp News Blog編集部 1429 Articles
HON.jp News Blogは、これからも本(HON)を作ろうとしている人々に、国内外の事例を紹介し、デジタルパブリッシングを含めた技術を提供し、意見を交換し、仮説を立て、新たな出版へ踏み出す力を与えるメディアです。運営は、NPO法人HON.jp メディア部会が行っています。
タグ: / / / / / / / / / / / / / / / / /

0 コメント
インラインフィードバック
すべてのコメントを見る