《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》
株式会社ボイジャーは12月2日、学校の授業で電子出版物の制作やグループ内共有などが行える新サービス「Romancerクラスルーム」を、工学院大学附属中学校・高等学校に提供したことを発表した。2019年度2学期から「デザイン思考」の授業で活用されている。
工学院大学附属中学校・高等学校では2016年度から、ボイジャー「Romancer」で電子出版物を制作する授業を行ってきた。「Romancerクラスルーム」には、その中で挙げられた要望を反映し、以下の機能が追加されているという。
- クラスを単位としたグループ内で作品を共有する機能
- 生徒同士や、生徒と先生の間など、限られた相手に限定して読ませる機能
- 生徒と先生の間でメモを共有することにより創作指導を円滑にする機能
- 学内関係者のみ見られるサイト機能(学内ライブラリ)
現在、工学院大学附属中学校では2年生と3年生が授業で「Romancerクラスルーム」を使い、全生徒がオリジナル小説を電子出版物として制作している。文章、挿絵、レイアウト、表紙制作など、創作活動のすべてを1人1人が行う。制作を通じ、ITツールの活用やデザインのみならず、著作権や情報リテラシーについても学ぶ、ICT教育の一環として実施されているとのことだ。
工学院大学附属中学校・高等学校では今後、英文創作の授業などに活用範囲を広げていく予定。また、ボイジャーはこの「Romancerクラスルーム」を、中学、高校、大学の授業やゼミなど、電子出版物の共有が有効な分野で活用されるよう展開していく予定としている。
参考リンク
ボイジャー「Romancerクラスルーム」のプレスリリース
https://www.voyager.co.jp/info/press-release/2019/2019-1202/pressrelease.html
工学院大学附属中学校・高等学校のプレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/200037
2017年に工学院大学附属中学校で行われた特別授業の様子(Romancer公式サイト)