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6月19日から21日まで、東京ビッグサイト青海展示場にて「第10回 学校・教育 総合展(EDIX)」が開催されている。主催はリード エグジビション ジャパン株式会社。同展内の「教育 ITソリューション EXPO」で展示されていたデジタル教科書・教材の配信システムなど、筆者が気になったものを中心にフォトレポートをお届けする。
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丸善雄松堂株式会社
丸善雄松堂株式会社は、学術・研究機関向けの電子図書館「Maruzen eBook Library」、教育・学習関係特化型個人向け電子書籍「Knowledge Worker」、電子教科書や講義資料などを配信する「Maruzen eText Service」などを展示。
Maruzen eBook Libraryは電子書籍6万点を提供し、730機関で利用されている電子図書館サービスで、電子シラバスや電子教科書との連携も可能。スマホ対応、試読サービス、リクエスト機能、年間購読型のパッケージなどが新たに追加されている。
東京書籍株式会社
東京書籍株式会社は、小中高等学校のデジタル教科書・教材や教育用アプリ、全国7000学校110万人が利用しているキャリア教育・職業調べサイト「EduTown あしたね」などを展示。
デジタル教科書・教材の閲覧には、専用ビューア「Lentrance Reader」が必要となる。Windows版とiOS版のアプリと、ブラウザ版が用意されている。
Lentrance Readerは、文字の拡大、書体や行間、文字と背景色の変更、写真や図版の拡大、音声読み上げ、映像資料、ペンツールなどにも対応。教科書と教材を並べて2画面表示することも可能。
株式会社Lentrance
株式会社Lentranceは、デジタル教科書に対応した学習用ICTプラットフォーム「Lentrance」を展示。東京書籍、教育出版、桐原書展、教育図書、教育同人社、文英堂、学校図書、明治書院、実教出版、信州教育出版社が採用している。荒川区の小中学校や、私立清泉女学院中学高等学校での実証実験も実施中。
アイドック株式会社
アイドック株式会社は、デジタルコンテンツ配信プラットフォーム「bookend」を展示。慶應義塾大学通信教育部、総合資格学院、NHK出版の語学講座、東京電機大学理工学部エルゴノミクスデザイン研究室、医学書電子書籍販売・図書館サービス「メディカルオンライン」(株式会社メテオ)、扶桑社「ESSE」電子ブック特典などで導入・利用されている。
Onyx International INC.
Onyx International INC.は、電子ペーパー端末「BOOX eReader」「BOOX eNote」、電子楽譜「BOOX e-Score」などを展示。これらの端末を利用した学校ICTソリューション「e-SchoolBag Cloud」のデモも行われていた。
富士ソフト株式会社
富士ソフト株式会社は、教育ICTソリューション「みらいスクールステーション」などを展示。株式会社学研教育みらい、学校図書株式会社、教育出版株式会社と共同出展で、デジタル教科書・デジタル教材のデモや体験ができるようになっていた。
株式会社モリサワ
株式会社モリサワは、UDフォント「MORISAWA BIZ+」の公共団体向けプランなどを展示。スタッフがお揃いの青い「文字屋」のポロシャツを着ていた。
日本電気株式会社/株式会社日教販
日本電気株式会社(NEC)のブースでは、株式会社日教販のOPE(Open Platform for Education)デジタル教科書・教材配信サービス」が展示されていた。
日本マイクロソフト株式会社
日本マイクロソフト株式会社は、「Microsoft 365 Education」や、教育機関向け Windows 10 デバイス「Surface」などを展示。
ビヨンド・パースペクティブ・ソリューションズ株式会社
ビヨンド・パースペクティブ・ソリューションズ株式会社(BPS)は、株式会社新興出版社啓林館、株式会社帝国書院と共同開発のデジタル教科書ビューア「超教科書」を展示。デジタル地図帳の実演デモなども行われていた。
ソニービジネスソリューション株式会社
ソニービジネスソリューション株式会社は、デジタルペーパーなどを展示。複数台のデジタルペーパーを制御し、文書ファイルの配布や回収、削除などが行えるソリューションも提案されていた。
グーグル合同会社
参考リンク
学校・教育 総合展(EDIX)
https://www.edix-expo.jp/ja-jp.html
教育ITソリューションEXPO
Onyx International のブースを見逃してしまい残念に思っています。「e-SchoolBag Cloud」というのはどういうソリューションなのでしょう。何かご感想をお持ちではないですか。
すみません、コメント見落としていました。配布されていたフライヤーによると、BOOXを使い、以下のような機能を提供しているそうです。