第21回図書館総合展が開催 ~ 展示会場フォトレポート

パシフィコ横浜
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 図書館総合展運営委員会は11月12日から14日まで、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で「第21回図書館総合展」を開催した。企画・運営は株式会社カルチャー・ジャパン(JCC)。本稿では展示会の様子を電子図書館関係を中心に写真でレポートする。

Rakuten OverDrive
メディアドゥ/OverDrive,inc.のブース。電子図書館サービス「Rakuten OverDrive」などを展示。取り扱いコンテンツは外国書が約180万点、国内書が約4万3000点(うち青空文庫1万1000点)。世界では4万3000館に導入されている同サービスは、日本では公共図書館14自治体、大学図書館2校、学校図書館5校、企業図書館3企業、合計24館にまで拡大した。

図書館流通センター
図書館流通センターのブースでは、電子図書館サービス「LibrariE」「TRC-DL」などを展示。LibrariEは、大学図書館44館、学校図書館31館、公共図書館41館(TRC-DLプラットフォーム経由購入を含む)、その他2館に導入。TRC-DLは72自治体(本館+分館で247)に導入されている。
ビブリオテカ・ジャパン
ビブリオテカ・ジャパンのブースでは、入退館システムのほか、TRC-DLと連携してまもなく提供が開始される予定の洋書コンテンツも展示されていた。[参考記事
丸善雄松堂
丸善雄松堂は、電子図書館サービス「Maruzen eBook Library」などを展示。6万点以上の書籍・学術雑誌が提供され、750機関以上に導入されている。
KCCS
京セラコミュニケーションシステムのブースでは、オトバンク「audiobook.jp」と連携して来春からオーディオブック配信サービスを提供する公共図書館システム「ELCIELO」[参考記事]や、大学・専門図書館システム「CARIN-i」、電子図書館システム「BookLooper」などを展示。
KADOKAWA
KADOKAWAのブースでは、図書館向けの書籍展示に混ざって、電子図書館サービス「LibrariE」の紹介も行われていた。
NetGalley
発売前作品のゲラが読める 「NetGalley」はポスターセッションにて展示。
カーリル
カーリルのブース。「個人情報を取得しない」Cookies(※食用)を配布していた。
OpenGLAM Japan
文化施設(Gallery, Library, Archive, Museum)のオープンデータ化をITの活用により促進する活動「OpenGLAM Japan」のブースでは、“〈Open〉のための逗留地”と題し、さまざまな企画が行われていた。
みんなで翻刻
“〈Open〉のための逗留地”で行われた企画の1つ、クラウドソーシング型研究「みんなで翻刻」のデモ。これまですでに5000人により600万文字の史料が翻刻されている。
みんなで翻刻
7月に公開された「みんなで翻刻」新バージョンには、くずし字認識AIが搭載され、翻刻の手助けをしてくれる。
国立研究開発法人防災科学技術研究所
国立研究開発法人防災科学技術研究所 総合防災情報センター自然災害情報室のブースでは、全国の災害アーカイブ実施図書館が紹介されていた。
有隣堂
有隣堂のブースでは、電流協『電子図書館・電子書籍貸出サービス調査報告2019』が先行販売されていた。[参考記事
ARG
アカデミック・リソース・ガイド(ARG)のブースでは、10周年を機に刷新した新ロゴがお披露目されていた。
国立情報学研究所
国立情報学研究所のブースと、情報犬ビットくん。
国立国会図書館
国立国会図書館のブース。レファレンス協同データベースのイメージキャラクター「れはっち」は、椅子の上でしょんぼりしていた。
としょけっと
図書館に関する同人誌の展示即売会「としょけっと」のブース。
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著者について

About 鷹野凌 823 Articles
NPO法人HON.jp 理事長 / HON.jp News Blog 編集長 / 日本電子出版協会 理事 / 日本出版学会理事 / 明星大学 デジタル編集論 非常勤講師 / 二松学舍大学 編集デザイン特殊研究・ITリテラシー 非常勤講師 / デジタルアーカイブ学会 会員 / 著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)など。
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