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株式会社図書館流通センター(以下、TRC)は10月24日、スイスのビブリオテカ社が扱う洋書の電子書籍150万タイトル超を、全国の公共図書館や学校図書館を対象として提供することに基本合意したことを発表した。2019年度からの提供開始に向け、協議を行っているとのこと。
ビブリオテカ社は、世界7カ国の図書館約8000館に、同社の電子図書館サービス「cloudLibrary」を提供している企業。TRCとの提携では、150万タイトルをジャンルや用途ごとにパッケージ化して提供する予定。利用者向けにも、これまでの電子図書館画面と同一の書棚に配置されることになる。
配信対象は、TRCの電子図書館サービス「TRC-DL」と、TRCと資本提携している株式会社日本電子図書館サービス(以下、JDLS)の電子図書館サービス「LibrariE」。TRC-DLは2018年9月時点で63自治体220館の公共図書館に導入されており、6万タイトル(青空文庫を除く)を取り扱っている。JDLSのLibrariEは、10月1日時点で72館に導入、4万2000タイトルを取り扱っている。
なお、ビブリオテカ社との提携内容については、10月30日から11月1日にパシフィコ横浜で行われる「図書館総合展」のTRCブースに展示され、11月1日10時から行われるフォーラムでも詳細な紹介が行われるとのことだ。フォーラムの聴講には申込みが必要となる。
参考リンク
TRCのリリース(図書館総合展のフォーラム申込みもこちらから)