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読めば心が少し軽くなる、衝撃の私小説
発売前の本のゲラを読み、レビューを投稿して本のプロモーションを応援できるサービス「NetGalley」(ネットギャリー)の新着作品紹介です。
書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。
人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした
大木亜希子/祥伝社
内容紹介
仕事なし、彼氏なし、元アイドルのアラサー女子。夜は男性との「ノルマ飯」、仕事もタフにこなしているつもりが、ある日突然、駅のホームで突然足が動かなくなった。そして、赤の他人のおっさん(57歳)と暮らすことに ―― 読めば心が少し軽くなる、衝撃の私小説
SNSで話題沸騰!
ササポン(おっさん)、日本にあと100万人くらいいてほしい。ササポン量産化希望(漫画家 瀧波ユカリ)
ドン詰まるんだ。生きるって、ドン詰まる。もう書くことしか残ってない。ドン詰まってる。でもそこから始まるんや。(田中泰延)
「家族」になにを求めるのかってことが更新されつつある時代だと思います。(ジャーナリスト佐々木俊尚)
「あ、人生が詰んだって、こういうことを言うんだ」自分の弱さを呪った。……大木さんの物語は、みんなの物語でもある。いまはこの種の苦しさを振り返ることができるくらいの余裕はできたけど、でもやっぱり思い出すとお腹がギュッとなる。(ハフポスト日本版エディター毛谷村真木)
28歳の春、突如として生活の保証もない、仕事もない、彼氏もいない、貯金だってほとんどない日々が始まった。残ったのは、手元にある10万円。
「あ、人生が詰んだって、こういうことを言うんだ」
自分の弱さを呪った。8歳離れた姉から電話があったのはちょうどその頃で、収入が不安定になった私に、「ルームシェアをしたらどうか」という提案を持ちかけてきた。一緒に住む相手は、姉が「ササポン」と呼ぶ人で、一般企業に勤める50代のサラリーマンだという。
気を遣わなくていいおっさん。恋人でも家族でもないおっさん。ふと「この特殊な生活の中で自分が変われるかもしれない」という予感がおとずれた。 こうして、私とササポンの日々が始まった。(本文より抜粋)
出版社からの備考・コメント
書店の方でおもしろいと思った方は、添付の注文書などで、ご注文をください。
おすすめコメント
最初に編集担当から企画案を聞いたときに、いったいどんな話だ、アラサーの著者と50代のおっさんのちょっと下世話な同棲生活の話かと思った。
でも、ゲラを読んで驚いた。全然違う。おもしろい。
自らの体験を元にした小説だけに、元アイドルの大木亜希子さんの状況と思いがリアルに伝わってくる。しかも、とても読みやすく、その後の展開が気になり続ける。20代からおっさん世代まで、おもしろく読めます。(販売部 山下亮)
出版情報
発行形態:ソフトカバー
ISBN:9784396617103
本体価格:¥1,400 (JPY)
ジャンル:文芸小説 , ノンフィクション
刊行日:2019/11/29
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