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一般社団法人電子出版制作・流通協議会(以下、電流協)は5月22日、「電流協アワード2019」の表彰式を行った。大賞は講談社「DAYS NEO」。
電流協アワードは、電子出版分野の制作と流通に関して、企業・団体等の優れた製品/サービス/業績/研究等について表彰することにより、電子出版市場の活性化と発展に寄与することを目的として実施されている。今回が2回目。選考委員長は植村八潮氏(専修大学教授)。
電流協大賞
DAYS NEO/株式会社講談社
著者が編集者を逆指名できるマッチング型マンガ投稿サイト。編集部横断型という点で差別化され、投稿者に確実に「出口」が見込めるため、新しい才能をより広く発掘できるサービスになっていくであろう点が高く評価された。
電流協特別賞
少年ジャンプアプリ開発コンテスト・マワシヨミジャンプ/株式会社集英社
位置情報と連携し、近くに表示された電子書籍を“拾って”読むという形で、本との一期一会を演出している。また、コンテストの入賞企画を実際のサービスとして実現させた点も評価された。
noteクリエイター支援プログラム/株式会社ピースオブケイク
コンテンツ配信サービス「note」でのクリエイターと出版社の関係を支援するプログラム。人気の作品、クリエイターなどをパートナー出版社に紹介する活動など、両者に対して緊密なリレーションを提供する活動が評価された。
電子図書館まなびライブラリー/株式会社ベネッセコーポレーション
電子図書館がなかなか普及しない中、進研ゼミ受講の子供向けサービスを展開、小学生に最も利用されている電子書籍サービスとして認められていることが評価された。
選考委員会特別賞
ABJマークの推進・STOP!海賊版キャンペーン/出版広報センター
海賊版をめぐってさまざまな対策が講じられる中、ユーザーへの啓蒙を目的とした活動を進めたこと、犯罪を取り締まることだけでなく、正規版とは何かを知ってもらい、犯罪に加担させない環境を作っていく活動が評価された。
参考リンク
電流協公式サイト