Eブックよりも紙の本の方が子どもとの絆が深まるという研究結果

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 小さい子どもにはタブレットより紙で本を読む方が親との触れ合いが高まるという研究結果が出たと、ニューヨーク・タイムズ紙が伝えている。

 早い時期での読み聞かせによる神経発達、教育成果、社会性向上の利益は既に指摘されているが、最新の研究結果では、紙の本の方が親子の絆を深めるのにより良いとする結果が出た。アメリカではEブックより紙の本を選ぶ親の方が多いが、テクノロジー信仰の強い若い世代は、部屋が散らかるのを避けるために、タブレットを与える親も多いという。

 この研究の目的は、違うフォーマットで本を読んだ場合に親や子どもの反応がどれだけ違うかに焦点を当てたもので、37組の親子に同じ絵本を読んでもらった。フォーマットは紙の本、シンプルなEブック、マルチメディア機能(音楽や音響効果、アニメ効果など)のついたエンハンストEブックの3種類で、内容についての話や質問、読むときの協力関係、指導内容などについて調べたところ、親も子どもも、紙の本を読んでいる時がいちばん本の内容に没頭でき、対話の量が多かったという。

参考リンク

ニューヨーク・タイムズの記事
https://www.nytimes.com/2019/03/25/well/family/reading-to-your-toddler-print-books-are-better-than-digital-ones.html

Pediatrics誌の記事
https://pediatrics.aappublications.org/content/early/2019/03/21/peds.2018-2012

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About 大原ケイ 209 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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