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前CEOが解雇を不服としてバーンズ&ノーブルを訴えた際に提出された訴状から、今春に話がまとまりつつあった身売り先はイギリスの書籍チェーン店、WHスミスだったことが判明したとウォール・ストリート・ジャーナルが伝えている。
メディアからの問い合わせにバーンズ&ノーブルもWHスミスもノーコメントを通しているが、前CEOのデモス・パーネロが今夏にクビになった際、6月ごろに、とあるbook retailer(書店を指す)の買収話があったが、経営状態の数字などを考慮した結果、その話は流れたとしている。バーンズ&ノーブル側はパーネロ氏解雇の理由の一つとして、「勝手に会社のことを一方的に貶める発言をして」買収話を決裂させた、と不当解雇を訴える訴状に反論した。
電子書籍関連のニュースサイト、The Digital Readerは、同じ時期にWHスミスが43空港に114書店を展開するInMotionを1億4800万ドルで買収したことからも、バーンズ&ノーブル買収を諦めたからと考えればつじつまが合うと主張している。またWHスミスは年商16億ドルほどあり、経営状態が悪く、何倍もの規模があるバーンズ&ノーブルを買収するメリットは認められなかっただろうとしている。
参考リンク
ウォール・ストリートジャーナルの記事(有料)
https://www.wsj.com/articles/barnes-nobles-mystery-suitor-was-u-k-retailer-wh-smith-1541505600
The Digital Readerの記事