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バーンズ&ノーブルは、8月6日までに過半数の株主票を得れば、エリオット・アドバイザーズに1株6.50ドル(総額約7億4500万ドル)で買収される運びとなったと、パブリッシャーズ・ウィークリー誌などが伝えている。
米証券取引委員会に提出された、株主に賛成票を促すTOB(株式公開買い付け)通知の書類で明らかになったのは、エリオットに先駆けて買収の話を持ちかけていたリーダーリンク社は、1株7.25ドルまで値段を上乗せしてきたが、資金繰りの目処が不透明だったことがひとつ。
さらにリーダーリンク側からの最新案では、バーンズ&ノーブルのレン・リジオ会長の資金提供がなくなり、同じ経営権を手放すのであれば、既にエリオット傘下となった英ウォーターストーンズ書店のドーントCEOにバーンズ&ノーブルの経営を委ねたいとの判断もあったことが示されている。
法律上は、8月6日までにリーダーリンクが再オファーをすることは可能だが、株主に対しオファーの詳細を公示しなければならない条件つきなので、再オファーの可能性はほとんどなくなった。同手紙の中で、リーダーリンクではない他の2団体からも、それぞれ1株6.15ドル、7ドルのオファーがあったことがわかっている。
参考リンク
パブリッシャーズ・ウィークリーの記事