コミック43.5%の国内出版市場など 日刊出版ニュースまとめ 2024.05.01

Text to Image by Adobe Firefly Image 3 Model(書店で本を手に持って読んでいる茶黒サビ猫のイラスト)
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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。ボットではありません。すべて手作業です。

【目次】

政治

著作権保護で連携呼びかけ 文科相、ベトナム外相と会談〈共同通信(2024年4月29日)〉

社会

漫画の海賊版サイト、日本では消滅も世界では増加の一途 対策は?〈毎日新聞(2024年4月30日)〉

宿題もリポートも生成AIが作った「正解」丸写し、教諭は嘆く「これじゃ無料の代行業者だ」〈読売新聞(2024年4月30日)〉

ひとことコメント

ChatGPTが話題になり始めたころから指摘してますけど、「先輩のノートを丸写し」「Wikipediaのコピペ」など昔から行われている行為と、やってることは大差ないです。生成AIだけが特別なわけではありません。(鷹野)

また消える「まちの本屋」 仙台・金港堂閉店、書店盛衰史をたどる〈朝日新聞デジタル(2024年4月30日)〉

多様な本屋があればこそ 書店減少と読書文化を考える 一筆多論〈産経ニュース(2024年4月30日)〉

『文學界』編集長・浅井茉莉子インタビュー「文芸誌が生き残っていけるかは、たぶんこの5年10年くらいが正念場」〈Real Sound|リアルサウンド ブック(2024年4月30日)〉

ニホンゴ「再定義」 第15回「ラノベ」〈小説丸(2024年4月30日)〉

中国のネット文学ユーザーが5億人以上に〈人民網日本語版–人民日報(2024年4月30日)〉

「国立国会図書館デジタルコレクション」収録の図書、雑誌等約26万点を新たに図書館向け/個人向けの送信対象資料としました〈国立国会図書館―National Diet Library(2024年4月30日)〉

所沢市、鳥取市、流山市、南砺市の全公共図書館が、オトバンクとKCCSが提供する図書館サービスを新たに導入! 全国18自治体90図書館でオーディオブックが利用可能に〈PressWalker(2024年4月30日)〉

本好きのためのユートピアだった鳥取県の「定有堂書店」の物語。消えゆく小さな町の本屋の魅力を考える1冊〈ダ・ヴィンチWeb(2024年4月29日)〉

「二の舞いを踏む」は誤用? 「演じる」に直す?〈毎日ことばplus(2024年4月29日)〉

「UFOは毎日飛んでないから!」 オカルト雑誌『ムー』、45周年を支える「ノンフィクション」へのこだわり〈弁護士ドットコム(2024年4月29日)〉

図書館8カ所を擁する街で出てきた再編案 目玉事業のあおりに反発も〈朝日新聞デジタル(2024年4月29日)〉

経済

100年前の最新科学が読める!小中学生向け科学雑誌「子供の科学」創刊号から10年間のバックナンバーを復刻《雑誌「子供の科学」創刊100周年記念プロジェクト》〈株式会社誠文堂新光社のプレスリリース(2024年4月30日)〉

人口3万人、書店「ゼロ」の町にあらたに出店 業界の諦めムードに「待った」 4代目本屋さんの思い〈FNNプライムオンライン(2024年4月29日)〉

書籍産業を再生せよ〈外から見る日本、見られる日本人(2024年4月30日)〉

2023年出版市場(紙+電子)の占有率はコミック43.5%:書籍(コミックを除く)39.9%:雑誌(コミックを除く)16.6%に ~ 出版科学研究所調査より〈HON.jp News Blog(2024年4月30日)〉

ひとことコメント

毎年恒例の記事なのですが、今年は2カ月遅れとなりました。出版月報が季刊出版指標に変わった影響です。 出版指標年報のバックナンバーを手に入れたので、2000年まで遡ることができました。当時の占有率は、コミック2、書籍4、雑誌4。それが、コミック50%超まであと数年という状態に。(鷹野)

日本アニメが海外で爆発的人気でテレビ各局の大きな取り組みに驚くばかりだ(篠田博之) – エキスパート〈Yahoo!ニュース(2024年4月29日)〉

休刊のレコ芸 「熱い声受け」 ウェブでの復活へ資金クラファン〈毎日新聞(2024年4月29日)〉

JICDAQ 設立から4年目を迎えて ~現状と今後の展望について~|【特別寄稿】JICDAQ 事務局長・小出 誠 氏〈一般社団法人 日本ABC協会(2024年4月23日)〉

ひとことコメント

RSSリーダーに流れてきたのは、2024年4月30日11時26分でした。これ、日付を遡って配信してますね。変なことに気づいてしまいました。(鷹野)

技術

2024年3月のGoogleコア アップデートは4月19日に展開完了、フィードバック用フォームが公開〈海外SEO情報ブログ(2024年4月30日)〉

ひとことコメント

HON.jp News Blogは、今回のコアアップデートはあんまり影響が出ていません。実は、昨年10月のアップデートは、検索流入がガクッと減るなど大きな影響が出ていました。どうもここ最近のアップデートはブログ系が冷遇されているようです。うちは運用型広告をやっていないので、あまり気にしてなかったのですが。(鷹野)

「Evernote」は終わるどころかAI機能が追加され進歩している件〈ITmedia NEWS(2024年4月30日)〉

GigaViewer for AppsにVivliostyle.jsが採用されました〈Vivliostyle(2024年4月30日)〉

ひとことコメント

はてなのビューア「GigaViewer」アプリ版が集英社「少年ジャンプ+」に採用されたタイミングで、文字モノのレイアウトエンジンとしてVivliostyleが採用されています。(鷹野)

グーグル、詐欺対策を強化 悪質アプリの検出精度向上〈共同通信(2024年4月30日)〉

イベント

国立国会図書館国際子ども図書館・上野の森 親子ブックフェスタ運営委員会「生成AI『チャットGPT』と学校教育・図書館の未来を考える」〈国際子ども図書館(東京都台東区)/5月5日〉

東京文化資源会議「ひじりばし博覧会2024 in ソラシティカンファレンスセンター」〈東京都千代田区/5月5日〉

日本電子出版協会「野村 直之 氏: 生成AIで幸福になるには?」〈オンライン/5月13日〉

日本出版学会 出版技術研究部会「デジタル対応製本とスマートファクトリー」見学会〈東京都千代田区科学技術館/5月15日〉

デジタルアーカイブ学会「第4回 DAフォーラム」〈オンライン/6月23日〉

株式会社図書館流通センター(TRC) 「電子図書館サミットin中部」〈愛知県名古屋市/6月26日〉

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HON.jp News Blogは、これからも本(HON)を作ろうとしている人々に、国内外の事例を紹介し、デジタルパブリッシングを含めた技術を提供し、意見を交換し、仮説を立て、新たな出版へ踏み出す力を与えるメディアです。運営は、NPO法人HON.jp メディア部会が行っています。
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