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文化から政治までニュース解説記事を扱うサイト「スレート」が、YA(ヤングアダルト)文学の10年の歩みを振り返った記事を載せている。
アメリカを中心とする英語圏で、「ハリポタ」シリーズのブームをきっかけに読書に目覚めた女の子を中心に広がりを見せたのがYA。ステファニー・メイヤースの「トワイライト」シリーズやスザンヌ・コリンズの「ハンガーゲーム」など、ティーンエイジャーの女性を主人公に、三角関係の恋に悩んだり、抑圧的な社会と戦うなど、一定のフォーミュラを確立しながら、大作ハリウッド映画の原作になるなど一大ジャンルに成長した。
ジョン・グリーンの『さよならを待つふたりのために』やフランシス・ハーディングの『嘘の木』のように文学作品として認められたヒットもあったが、その裏で、映画化で当たることを狙ってライターを安く雇って書かせる Full Fathom Five というプロダクションの存在や、SNSでの炎上で出版停止に追い込まれた作品の話などを紹介し、このジャンルが今後どこに向かうのかを案じている。
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