全米図書賞に翻訳書部門設立、候補作に多和田葉子の『献灯使』も

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 今年で第69回目となる米National Book Award(全米図書賞)に翻訳書部門が設立され、候補作が発表になった。

 フィクション、ノンフィクション、ヤングアダルト、詩歌に続く5つ目のカテゴリーとして、翻訳書はフィクションおよびノンフィクションの作品で、英語に訳され、アメリカ国内で出版されたものを対象に選ぶ。

 ロングリストと呼ばれる第1次選考作品には、マン・ブッカー賞を受賞したオルガ・トカルチュク(ポーランド)の『逃亡派』や、ガナンヒルド・オイハグ(ノルウェー)の『Wait, Blink』、トルストイの孫であるタチヤーナ・トルスタヤ(ロシア)の『Aetherial World』、作家ジュンパ・ラヒリが訳したドメニコ・スタルナン(イタリア)の『Trick』などに加え、多和田葉子の『献灯使』も入っている。

 全米図書賞は11月14日に発表される。

関連リンク

全米図書賞の母体National Book Foundationのリリース
http://www.nationalbook.org/nba2018-translated-literature-award-announced.html
ニューヨーカー誌の記事
https://www.newyorker.com/books/page-turner/the-2018-national-book-awards-longlist-translated-literature

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About 大原ケイ 135 Articles
NPO法人日本独立作家同盟 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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