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今年で第69回目となる米National Book Award(全米図書賞)に翻訳書部門が設立され、候補作が発表になった。
フィクション、ノンフィクション、ヤングアダルト、詩歌に続く5つ目のカテゴリーとして、翻訳書はフィクションおよびノンフィクションの作品で、英語に訳され、アメリカ国内で出版されたものを対象に選ぶ。
ロングリストと呼ばれる第1次選考作品には、マン・ブッカー賞を受賞したオルガ・トカルチュク(ポーランド)の『逃亡派』や、ガナンヒルド・オイハグ(ノルウェー)の『Wait, Blink』、トルストイの孫であるタチヤーナ・トルスタヤ(ロシア)の『Aetherial World』、作家ジュンパ・ラヒリが訳したドメニコ・スタルナン(イタリア)の『Trick』などに加え、多和田葉子の『献灯使』も入っている。
全米図書賞は11月14日に発表される。
関連リンク
全米図書賞の母体National Book Foundationのリリース
http://www.nationalbook.org/nba2018-translated-literature-award-announced.html
ニューヨーカー誌の記事