「Kindleキッズモデル」「Android電子ペーパーBoox Max3」「audiobook.jpが会員100万人突破」など、出版業界気になるニュースまとめ(2019年10月7日~13日)

出版業界気になるニュースまとめ
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 2019年10月7日~13日は「Kindleキッズモデル」「13.3型Android電子ペーパーBoox Max3」「audiobook.jpが会員100万人突破」などが話題に。編集長 鷹野が気になった出版業界のニュースをまとめ、独自の視点でコメントしてあります。

国内

Amazon、「Kindleキッズモデル」と新型タブレット「Fire HD 10」「Fire HD 10キッズモデル」の予約受付開始〈HON.jp News Blog(2019年10月13日)〉

https://hon.jp/news/1.0/0/26544
 少し前からアマゾンで Fire HD 10 が購入できなくなっていたので「そろそろ新型が出るかな?」とは思っていたのですが、朝起きたら夜中にプレスリリースが流れているのを発見。ちょっと焦りました。アメリカでも同時に出ているので、時差無視配信だったのかも。

オトバンク「audiobook.jp」が会員100万人突破、新規登録者数は前年比3倍に〈HON.jp News Blog(2019年10月8日)〉

https://hon.jp/news/1.0/0/26571
 会員数が急増しています。配信数もすでに2万7000点。2012年の電子書店が同じくらいの水準でしたから、市場的にも7年遅れくらいといったところでしょうか。これからまだまだ伸びていくと思います。

漫画村、人海戦術で5万点投稿 隠蔽工作は巧妙に〈日本経済新聞(2019年10月8日)〉

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50534910T01C19A0TJQ000/
 続報。手口がいろいろ明らかになってきています。

honto、Buyeeとの連携で海外からでも日本の紙の本が購入可能に〈HON.jp News Blog(2019年10月9日)〉

https://hon.jp/news/1.0/0/26599
 Buyeeは86の国と地域に発送実績があるそうです。「電子で……」と言いたいところですが、まだ物理でしか出版されていないケースも多いですからね。これもひとつの進歩と思います。

Amazonの「注文履歴流出騒動」、ユーザーの名前や連絡先も閲覧可能だったことをアマゾンジャパンが認める〈INTERNET Watch(2019年10月9日)〉

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1211664.html

Amazonの「注文履歴流出騒動」、11万件のアカウントに被害が及んだことが明らかに 個人情報保護委が行政指導〈INTERNET Watch(2019年10月11日)〉

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1212501.html
 アマゾンから、不具合の影響を受けたユーザーには個別に連絡が届いていたり、個人情報保護委員会には報告があったとのことですが、公式にはとくにお知らせなし。こんなの、集団訴訟が起きてもおかしくないと思うのですが。もし、EU在住の Amazon.co.jp ユーザーが被害を受けていたら、GDPR(EU一般データ保護規則)違反?

表現の自由と検閲禁止、理解欠いたまま あいちトリエンナーレ企画展再開も〈47NEWS(2019年10月11日)〉

https://this.kiji.is/554921278635492449
 共同通信編集委員の竹田昌弘氏による「表現の不自由展・その後」再開に関する政治的な動きや作品の背景などの解説。表現の自由についての過去の司法判断や学説についても触れられており、丁寧なまとめになっています。

新型13.3インチE INK電子ペーパーAndroidタブレット「Boox Max3」国内販売開始〈HON.jp News Blog(2019年10月12日)〉

https://hon.jp/news/1.0/0/26637
 欲しい……けど、税別8万9800円はちょっとキツイ。ただ、同サイズのソニーデジタルペーパーは、Google Play非対応で7万9800円(ソニーストア直販価格)と、たったの1万円差なのですよね。衝動買いを必死で抑えています。ううう。

コミック電子配信が急拡大 「漫画村」閉鎖で5割増収〈日本経済新聞(2019年10月12日)〉

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50946150S9A011C1EA5000/
 インプレス総研『電子書籍ビジネス調査報告書2019』リリース時の記事(↓参照)でも「社会問題化してた違法サイトが2018年4月に閉鎖され、多くの電子書店が多額のマーケティング予算を前倒しで投入したことや、違法サイトによって結果的に電子書籍の認知向上につながったことも遠因」と書きましたが、こちらは電子出版市場が急伸していることを上場企業の売上高という観点からまとめています。
https://hon.jp/news/1.0/0/25681
 しかし、もちろん市場全体としては伸びていると思うのですが、例示されている「めちゃコミック」は基本コマ読みなので、海賊版とは直接競合しないような? また、イーブックイニシアティブジャパンの伸長も、ヤフーブックストアとの統合がどれだけ影響しているかを考慮する必要があるように思います。

海外

米アマゾン、子供向けサービスをバンドルしたタブレットを発売〈HON.jp News Blog(2019年10月8日)〉

https://hon.jp/news/1.0/0/26569
 というわけで、米アマゾンでも販売開始。Fire HD 10は149.99ドル。日本向けは1万5980円。1ドル107円で単純計算すると1万6049円なので、値段はほとんど同じ。ただし、アメリカのアマゾンは Kindle Family Library で家族間のコンテンツ共有が可能という特徴がある上での子供向けサービス展開なので、日本向けのサービスは少し中途半端感があります。

ノーベル文学賞受賞のいたずら電話にアイルランドの著者が困惑〈HON.jp News Blog(2019年10月13日)〉

https://hon.jp/news/1.0/0/26642
 本物のアカデミーから電話がかかってきても、イタズラだと思って切っちゃう人がいるって話を聞いたことがありますが、本当にイタズラ電話ってパターンもあるのですね……。

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About 鷹野凌 300 Articles
HON.jp News Blog 編集長。NPO法人HON.jp 理事長。明星大学/二松學舍大学/実践女子短期大学の講師で、デジタル編集論/表象メディア演習/デジタル出版論/デジタル出版演習を担当。出版学会員/デジタルアーカイブ学会員。主な著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)

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