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【編集部記事】米国の学術ジャーナル界が現在、先月マサチューセッツ工科大学(本部:米国マサチューセッツ州、以後MIT)で発生したある逮捕事件に揺れている。
事件とは、7月19日にRSS考案者の1人として有名なAaron Swartz氏が、MIT構内のシステムを介して非営利団体ITHAKA(本部:米国ニューヨーク州)の学術ジャーナル・データベース「JSTOR」の有償コンテンツを自分のノートパソコンに不法ダウンロードとして逮捕された件。25歳のAaron Swartz氏は公文書・学術論文の一般市民へのネット公開を訴えるオープンアクセス運動家しても知られており、2008年には公文書データベースのハッキング事件も起しており、今回のJSTORも同じ活動の1つであると見られている。
もともとSwartz氏がインターネット上の有名人でもあったことから、米国のマスコミ関係者の間ではSwartz擁護論と同時に、公金を使いながらもオープン化を拒む学術ジャーナル系団体への批判が高まっている模様。【hon.jp】
※なお、本記事では当初「Swartz氏がコンテンツをP2Pでばらまいた」と書きましたが、それは間違いで、コンテンツをP2Pにばらまいたのは本逮捕に抗議していたサポーターのGregory Maxwellという人物でした。訂正し、読者の皆様には深くお詫び申し上げます。
問合せ先:Aaron Swartz無罪を求めるサイト( http://act.demandprogress.org/sign/support_aaron/ )