英アマゾン主催のキンドル・ストーリーテラー賞の副賞で映像化などが追加

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 2017年に始まった英アマゾン主催のキンドル・ストーリーテラー賞で、賞金2万ポンドのほか、アマゾン・プライムビデオの制作スタッフが優先的に作品を吟味し、映像化を目指し、3年間のオプション権をオファーする可能性があると発表した。

 セルフ・パブリッシングの著作に与えられる文学賞は少ない上、アマゾンの賞は賞金額も多い。さらに映像化される可能性もあるので、既存出版社から本が出ていない著者にとっては魅力的だ。

 ただ、作品はイギリスのアマゾンサイトで特定期間内に発表されたものに限る、オプション権は確定ではないなど、留意点も多いと、国際出版ニュースサイトのパブリシング・パースペクティブが説明している。

参考リンク

パブリッシング・パースペクティブの記事
https://publishingperspectives.com/2019/07/uk-amazon-global-literary-prize-finalists-to-be-considered-for-prime-video-2019/
英アマゾンの文学賞サイト
http://www.amazon.co.uk/storyteller
雑誌ライターが恩恵を受ける「オプション権」とはなにか?

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著者について

About 大原ケイ 289 Articles
NPO法人HON.jpファウンダー。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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