米アマゾンがLGBTQ団体の圧力で疑似科学本を削除

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 米アマゾンはLGBTQ運動団体からの圧力により、「治療すればゲイでなくなる」と説くコンバージョン・セラピー(Conversion therapy:転向療法)の伝道師の本を削除したとNBCニュースサイトが伝えている。

 著者ジョセフ・ニコローシはかつて聖トマス・アクィナス心理クリニックを経営し、『A Parent’s Guide to Preventing Homosexuality』(同性愛を避ける両親のガイド)など一連の本を上梓した疑似科学者で2017年に亡くなっている。

 LGBTQ団体を率いるサム・ブリントンは自らもコンバージョン・セラピーの被害者で、「ニコローシの本により多くの犠牲者が苦しみ、これを科学を名乗る運動に加担した」と訴えた。Change.orgのオンライン署名運動で8万以上の賛同者を集め、アマゾンに本を売らないよう求めていた。

 アメリカでは18州で、未成年者に対するコンバージョン・セラピーを禁止している。

参考リンク

米NBCニュースサイトの記事
https://www.nbcnews.com/feature/nbc-out/amazon-removes-controversial-books-father-conversion-therapy-n1026446

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About 大原ケイ 215 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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