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株式会社インプレスR&Dは5月14日、同社が提供する個人向け出版販売支援サービス「著者向けPOD出版サービス」登録ユーザー向けメールで、サービスのアップデートを案内した。ISBN利用書籍はアマゾン「なか見!検索」を利用するかどうかを選択できるようになるなど、利便性が向上している。
今回アップデートされたのは、マイページの新規作品登録画面。アマゾンでの販売情報をより充実できるよう、書籍情報ページ[販売情報]の構成を変更し、出版申請前に意識して入力できるよう内容紹介やカテゴリー設定などがまとめられた。
また、流通効率化支援オプション(登録料5000円)では、個人で保有しているISBNコード(もしくはインプレスR&D保有のISBNコード)が付けられ、分類コード、目次、著者紹介が追加できるとともに、「なか見!検索」を“利用しない”選択が新たに可能となった。
[追記:初出時、なか見!検索の利用が新たに可能となったような書き方をしていましたが、今回追加されたのは“利用しない”選択で、ISBN付き書籍は以前からなか見!検索に対応していました。お詫びして訂正します]
出版申請時のセルフチェック機能も強化され、確認事項をチェックできる仕組みに変更された。あわせて、販売開始日を出版申請時に設定できるようになった。ただし、販売開始日はアマゾンでの処理状況によって指定日より遅れる場合がある。なお、「プロ出版社への出版リクエストを希望」機能は、新システムへ更新するため一旦非表示となった。
著者向けPOD出版サービスは、印刷可能なPDFファイルを用意すれば、だれでも Amazon.co.jp で紙の本が出版できる、個人向けの出版販売支援サービス。Amazon POD(プリント・オン・デマンド)サービスを利用し、注文が入った時点で1冊ずつ印刷製本して出荷する。
オプションサービスを除くと登録料やランニングの使用料はかからず、在庫も持たないため、初回出版時の費用負担をゼロにできる点が大きな特徴。累計販売額は1億円を突破していることが、2月20日に発表されている。